- 「生きものである」とはどういうことか
- 「ヒト」の特徴を考える
- 近代文明とは何だったか―「生命」の視点から
- 大森荘蔵が描く「近代」
- 専門家のありようを見直す
- 社会に対する「表現」
- 生活者として、思想家としての科学者
- 近代科学がはらむ問題
- 「密画化」による「死物化」
- 「重ね描き」という方法
- 自然は生きている
- 「知る」ことと「わかる」こと
- 日本人の自然観
- 「重ね描き」の先達、宮沢賢治
- 「南方曼陀羅」と複雑系の科学
- 重ね描きの普遍性
- 生命科学の誕生
- アメリカ型ライフサイエンスの問題点
- 何を変えていくか
- 生命誌研究館の二〇年とこれから