四月 卯月嬉しや 待望のご馳走を刈り取る
五月 皐月あおめき 浮かれて〓め呑め 若葉は甘露
六月 緑深まり 葉も茎も大きく硬く 虫育ち駆け抜ける水無月 梅雨は干草
七月 豪雨にも 耐えて文月 カヨパレス 苧麻刈り取り かたつむり転々
八月 繁る葉の月酷暑でも ヤギの食欲衰えず〓み引く蔓
九月 長月ながく 酷暑終わらず夏枯れのあと 芽吹き花咲きまるで春
十月 蔓は乾せ 亥の月眺め 霜の降るまで 鎌を振りつつ 草暦を読む
十一月 山眺め 色づき落ちゆく 葉に焦り 霜降る日まで 刈り回れ
十二月 食べ尽くせ 小春の草々 霜降るまでの 美味や愛おし
一月 霜枯れて 草がなくても 大丈夫 山の照葉があると 山羊啼く
二月 はやばやと 吹き出す 芽のうま味 ヤギのみぞ知る 如月
三月 弥生よい月 若葉に新芽 〓めば立つ音に耳澄ます
付章 目を凝らし 耳を澄ませる 十六夜 照る月 笑むヤギ 潜むイノシシ






