第1章 徳川家康はなぜ江戸を都に選んだのか―家康が築いた植物都市
- 家康が江戸を選んだ理由
- 湿地帯を開発すれば広大な農地が確保できる
- 江戸の地名と植物の深い関係 ほか
第2章 完全リサイクルの循環型社会ができるまで―大名が投資したイネという植物
- 織田信長の兵農分離革命
- 田んぼが作った単位
- 武将は面積の単位も田んぼを基準にした ほか
第3章 お城にはなぜ松が植えられているのか―植物を戦いに利用した戦国武将
- 松の木は軍事用の植物
- 黒田長政が非常食のワラビを隠した方法
- 加藤清正が築城した熊本城は食べられる城だった ほか
第4章 三河武士の強さは味噌にあり―地域の食を支える植物
- 徳川家康家臣団、強さの秘密
- 家康が愛した八丁味噌の由来
- 戦国日本を席巻した赤味噌武将たち ほか
第5章 織田信長はトウモロコシが好き―戦国武将を魅了した南蛮渡来の植物
- 信長が好んだ赤こんにゃく
- 信長が愛した意外な花
- 玉蜀黍の漢字の意味 ほか
第6章 門外不出だったワサビ栽培―家康に愛され名物となった植物
- 家康と信玄の抗争から生まれた門松
- 薬草マニアだった家康
- 家康が駿府の鬼門封じに植えた果物 ほか
第7章 花は桜木、人は武士―武士が愛した植物、サクラの真実
- 日本人はなぜサクラに惹かれるのか
- お花見の始まり
- サクラよりもウメが愛されていた ほか
第8章 ヨーロッパ人を驚かせた園芸大国―植物を愛する園芸家となった武士たち
- 武士が築いた園芸国家
- 戦国武将が愛したチャ
- 茶器の高騰を利用した織田信長 あほか
第9章 徳川家の家紋はなぜ三つ葉葵なのか―武将が愛した植物の家紋
- 三つ葉葵のモチーフになった地味な植物
- フタバアオイは不思議だ
- 葵の紋はもともと京都賀茂神社の神紋 ほか