第1章 幕末から維新へ1 『前史』としての日米交渉史前編―オランダ国王開国勧告を拒絶した幕府の思惑
- 「ペリーは突然やってきた」という日本人の歴史認識の大誤解
- 「捕鯨船の寄港地」を求めて日本に開国を迫ったアメリカの事情 ほか
第2章 幕末から維新へ2 『前史』としての日米交渉史後編―日本外交は「嘘つき」で「二枚舌」と喝破したペリー
- 開国を要求したアメリカ・ビッドル代将との「一週間の攻防」
- アメリカの対日交渉を硬化させた「ビッドル代将暴行事件」 ほか
第3章 幕末激動の十五年 一八五四年編―日米和親条約締結で意識的に行なった誤訳
- 「国家の大事」に対して日本の対応が常に“ドロナワ”になる理由
- 英語に堪能なジョン万次郎を日米交渉から外した「幕府高官」 ほか
第4章 幕末激動の十五年 一八五五・五六年編―「徳川の終わり」を印象づけた安政の三大地震
- 黄金を大量に保有していた幕末日本は世界一「豊かな国」だった!?
- 「徳川政権の終わり」を決定的にした安政年間三つの巨大地震 ほか
第5章 幕末激動の十五年 一八五七年編―「倒幕の大功労者」ハリスは何をしたか?
- 幕府を滅亡に追い込んだ「ハリスの“一見正当な”円ドル交渉」
- ハリスが「一分銀という信用貨幣」を理解できなかった理由 ほか