序章 ヴァンパイア・ウェディング―信頼を司るホルモン「オキシトシン」を求めて
第1章 経済は「信頼」で繁栄する―アダム・スミスと「神経経済学」の夜明け
第2章 「利他的な遺伝子」は存在するのか?―信頼の起源と進化
第3章 群れと社会と「共感」と―「人間関係構築物質」としてのオキシトシン
第4章 なぜ競争を司る「テストステロン」は暴走するのか?―「性差」という厄介な問題
第5章 「欠乏」欠陥症と虐待―オキシトシンの作用を妨害するのは誰だ?
第6章 信仰と儀式、そして性―社会性促進剤としての「宗教」とダンスに迫る
第7章 モラル・マーケットプレイス―「神経経済学」で新しい資本主義を
第8章 長く幸せな人生を―社会を繁栄に導く「ボトムアップ型」の民主主義へ