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“狐”が選んだ入門書

著者:山村 修 
レーベル: ちくま文庫
出版社:筑摩書房
文庫:264ページ
発売日:2012-04-01
価格:821円
分類: 図書館情報学  読書法 
キーワード:   入門書 
評価 3.7   読者数 2.6
“狐”が選んだ入門書
       

<マイリスト>

<目次>

第1章 言葉の居ずまい(国語辞典に「黄金」を掘りあてる―武藤康史『国語辞典の名語釈』;敬語は日本語の肝どころ―菊地康人『敬語』;奈良の都に交わされる声を探る―橋本進吉『古代国語の音韻に就いて』;人生への問いと文章の書き方―里見〓(とん)『文章の話』
切れば血とユーモアの噴き出る文章術―堺利彦『文章速達法』)
第2章 古典文芸の道しるべ
  • 社会人に語りかける古典入門―藤井貞和『古典の読み方』
  • 古歌を読む分析的知性の強力さ―萩原朔太郎選評『恋愛名歌集』
  • 現代詩をめぐる「楽しい遍歴」―三好達治『詩を読む人のために』
  • 読むことのうれしさにみちた近代小説案内―窪田空穂『現代文の鑑賞と批評』
第3章 歴史への着地
  • 歴史への抑えに抑えた怒り―エルンスト・H.ゴンブリッチ『若い読者のための世界史』
  • 歴史的想像力の剣さばき―岡田英弘『世界史の誕生 モンゴルの発展と伝統』
  • ブルジョワの二面性を鮮明に照らす―遅塚忠躬『フランス革命―歴史における劇薬』
  • 「記者魂」の躍如としたジャパノロジー―内藤湖南『日本文化史研究』
  • 歴史の直接的な肌ざわり―中村稔『私の昭和史』
第4章 思想史の組み立て
  • 世相の向こうに「近代」の醜怪をあばく―金子光晴『絶望の精神史』
  • 考えるべきことを考えよという指針―田川建三『キリスト教思想への招待』
  • 思想史からの伝言―岩田靖夫『ヨーロッパ思想入門』
  • 本の「断片」を読みふかめる―内田義彦『社会認識の歩み』
  • アラビア語とイスラームとの切っても切れぬ関係―井筒俊彦『イスラーム生誕』
第5章 美術のインパルス
  • たっぷりとゆたかな「小著」―武者小路穣『改訂増補日本美術史』
  • 江戸絵画の見かたをかえる異色の水先案内―辻惟雄『奇想の系譜』
  • 画家の身にひそむ思想の筋力―菊畑茂久馬『絵かきが語る近代美術』
  • 「名画」という価値から解放された絵の見かた―若桑みどり『イメージを読む』
  • 二十世紀絵画に「感覚の実現」を読む―前田秀樹『絵画の二十世紀』

<別版>

<山村 修の本>

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