第1章 新型コロナウイルス感染症と「社会の病」―絶対的貧困から相対的貧困の時代へ
第2章 原発事故と「社会の病」―分断する福島
第3章 科学は「公正中立で客観的」という幻想―人は心地よい解決を望むのであって、正しい解決を望むのではない
第4章 脳科学で明らかになった「不安」の正体―感情がなくなると理性は働かなくなる
第5章 「不安」は悪いことじゃない―過剰反応の背後にあった生物学的合理性
第6章 「過剰」な不安背後にあった格差社会の現実―弱者で高まる健康リスク
第7章 故郷喪失―心が痛めば心臓も痛む
第8章 ポストコロナ時代のリスク論―現代社会のストレスと疫学転換