1章 ごめんなさい、スタインベックさん!再読して発見した名著の素晴らしさ
- 若きヘミングウェイが文学修行したパリの日々―『移動祝祭日』アーネスト・ヘミングウェイ
- 巧みな比喩にうならされるハードボイルドの名作―『さらば愛しき女よ』レイモンド・チャンドラー
- 文豪ロレンスの凄みが味わえる初期の短篇―「プロシア士官」D.H.ロレンス ほか
2章 「哀れ」を知る年ごろになって読むと古典はじわじわ身体にしみてくる
- 世界が結晶化する意味は?聖書的寓意も書かれた新しいSF―『結晶世界』J.G.バラード
- ボヘミニズム隆盛のNYで古典的形式の詩で活躍した女性詩人―『ミレー詩集』エドナ・セント・ヴィンセント・ミレー
- 戦前のニューヨークの雰囲気が味わえる幻想的恋愛小説―『ジェニーの肖像』ロバート・ネイサン ほか
3章 同時代の異なる国の作家を続けて読む。古典は「横滑り読み」が面白い
- アメリカ人なら一度は読む人道主義的テーマの名作小説―『アラバマ物語』ハーパー・リー
- 濃密な詩的雰囲気が評判となったカポーティの第一長篇―『遠い声 遠い部屋』トルーマン・カポーティ
- 50年代に登場した名作異世界ファンタジー―『ライオンと魔女 ナルニア国ものがたり』C.S.ルイス ほか