序 私の人生背景と本書の出発点―現代文明の体質改善に必要なこととは
- 「世界を悩む」ということ
- ゴルバチョフから学ぶべきもの
- 「世界全体を悩む」のが、人間の本性
- 探検家、フリーチョフ・ナンセンに学ぶ
- 恐るべき短調さは、人間をどう変えるか
- ナンセンのヒューマニズム
- 愛国心と国際性は対立しない
- 「B29」を見ながら、思ったこと
- チームワーク―軍隊と登山の経験から
- 単独行で鍛える
- “人格主義”ではチームワークは育たない
- 「疾風怒濤」の姿勢で、現代文明を体質改善する
1 創造的行為の本質―保守性と創造性という二つの原理の対立と循環
- 「ひと仕事」という創造的問題解決学
- チームリーダーの条件とは
- 創造と保守は循環する
- 創造性とは本来、非合理なもの
- 創造的行為の定義―三カ条
2 創造的行為の内面世界―創造的行為は、どのような過程を経て進行するのか
- 渾沌、出会い、矛盾葛藤、そして本然
- デカルトとの違いについて
- デカルト的パラダイムの限界
- 「世界外的認識」と「世界内的認識」
- 問題解決のケーススタディ
- 生命燃ゆ
- 馥郁と香る
- 雲と水と
- 愛と畏敬
3 創造的行為の全体像―天命の聞こえてくる人、こない人の違いとは
- 全体状況と絶対感に基づいた行動
- 現代人こそ絶対感を感じるはず
- 天命を感じ、絶対感で事を行なう
- 絶対的受け身から、真の主体性が生まれる
- 創造性がないと楽しくない
- 心情陶酔のもんぢあ点
- KJ法の誤った使われ方―現実感を取り戻せ
- 郷愁と探検は、相反するようで通ずる
- ふるさとは過去にのみ存在するのではない
- 創造的行為がふるさとを生む
4 「伝統体」と創造愛―創造愛の累積によって、組織は伝統体となる
- 創造的行為によって自らが変わる
- 伝統とはリアルな現実である
- 個性的な組織「伝統体」を見直せ
- 西欧文明=征服者思想の終焉
- 「人は城…」―協力なチームを作る条件
- 創造愛を発展させる縁