序章 父・高坂正顕と二人の恩師―幼少期から学生時代まで
第1章 二八歳の論壇デビュー―「現実主義者の平和論」
第2章 『宰相 吉田茂』と『国際政治』―三つの体系
第3章 佐藤栄作内閣のブレーン―沖縄返還からノーベル平和賞工作へ
第4章 「三角大福中」の時代―防衛政策と『古典外交の成熟と崩壊』
第5章 国際政治の地平と中曽根康弘内閣―文明論と「日本異質論」
第6章 冷戦終結から湾岸戦争へ―「道徳は朽ち果てる」
第7章 日本は衰亡するのか―「人間の責任」
終章 最期のメッセージ―四つの遺作