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帝国のヴェール――人種・ジェンダー・ポストコロニアリズムから解く世界

著者:荒木 和華子  福本 圭介 
出版社:明石書店
単行本(ソフトカバー):376ページ
発売日:2021/11/22
価格:3300円
分類: 社会一般 
キーワード: 帝国  ヴェール  人種  世界 
帝国のヴェール――人種・ジェンダー・ポストコロニアリズムから解く世界
       

<マイリスト>

<目次>

序文 人種資本主義序説―BLM運動が投げかけた世界史的問い
1 帝国としてのアメリカにおける人種とジェンダーの交錯
  • 帝国建設において人種とジェンダーはどのように関係しているのか―アメリカ帝国主義についての省察
  • 一九世紀アメリカにおけるフリー・ラヴ思想―ロマンティック・ラヴの理想と結婚制度
  • 黒人女性が経験した人種差別の交差性―ファニー・ルウ・ヘイマーのスピーチを通して
  • ポストコロニアルからポストヒューマンへ―人種、ジェンダー、種の交差
2 ポストコロニアリズムの時代におけるジェンダー・セクシュアリティをめぐる運動と批評
  • クィア理論入門―鍵概念の定義
  • 都市での安全―インドにおけるゲイ向け観光と世界化のポリティクス
  • FGM廃絶をめぐる歴史プロセスと新たなアプローチの可能性―『母たちの村』とナイース・レンゲテによる「男制」への着目
3 東アジアにおける帝国とポストコロニアリズム
  • 東アジアにおける「帝国」の構造とサバルタン・ステイト―韓国と台湾を中心に
  • 朝鮮人新聞の歴史からたどる日本と朝鮮の「結びつき」―一九世紀後半から二〇世紀中葉に至るコロニアルな関係、その内実と展開
  • 法と人権―「治安維持法」から「国家保安法」へ
  • 「裏日本」脱却のヴィジョン―自立共生を目指す新潟の動きをもとに
  • 基地引き取り運動とは何か?―無意識の植民地主義からの脱却を目指す草の根の応答

<新聞書評>

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