第1章 フィロロジスト契沖
- 契沖の『万葉集』研究―万葉仮名を整理する
- 『和字正濫鈔』は仮名遣い書か
- 橘成員との論争
- 語源・異名への意識―『円珠庵雑記』をよむ
- 『冠辞考』
- 直感によるアプローチと論理
- 歌を詠むこと・歌を理解すること―実践的解釈論
- 五十音図による音義的解釈のさきがけ
- 文法のダイヤグラム―『てにをは紐鏡』
- 仮名によって漢字の発音を示す―『字音仮字用格』
- メタ言語としての口語
- 宣長の方法―『古今集遠鏡』
- 上田秋成との論争―「呵刈葭」
- 異端の国学者
- 歌を詠むことで「真言」を追究する
- さまざまな言語学的知見
- 言霊倒語説