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戦後オーストリアにおける犠牲者ナショナリズム:戦争とナチズムの記憶をめぐって (明治大学人文科学研究所叢書)

著者:水野博子 
出版社:ミネルヴァ書房
単行本:402ページ
発売日:2020/04/10
価格:8250円
分類: ドイツ・オーストリア史  ヨーロッパ史一般 
キーワード: 戦後  オーストリア  ナショナリズム  戦争  記憶 
戦後オーストリアにおける犠牲者ナショナリズム:戦争とナチズムの記憶をめぐって (明治大学人文科学研究所叢書)
       

<マイリスト>

<目次>

オーストリア国民をめぐる二つの問題系―「八」のつく年をめぐって
第1部 犠牲者国民という射程
  • 第二共和国の誕生と「犠牲者テーゼ」―「オーストリア国民」意識の勝利
  • 「ファシズムの犠牲者」を創出する―抵抗運動の犠牲者
  • 「ファシズムの犠牲者」を周縁化する―人種・信仰・国民的帰属による迫害の犠牲者 ほか
第2部 犠牲者ナショナリズムの陥穽
  • 元ナチの再統合と「犠牲者国民」の形成―抑圧される記憶
  • 占領軍当局による戦犯追及―英、米、仏の実践
  • オーストリア人民裁判による戦犯追及は国民の境界―内発的冷戦の構図から
第3部 犠牲者国民の記憶空間
  • 反ファシズム闘争をめぐる想起の文化―マウトハウゼンを例に
  • 戦没者の記憶を継承する―オーストリア黒十字協会の活動を例に
  • 戦没者記念碑―戦争をめぐる記憶の相克
終わりなき犠牲者ナショナリズム―第三の問題系に向けて
補論 ブルゲンラント・ロマ迫害の二重構造―近代=国民の境界をまたぐ人びと

<新聞書評>

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