第1章 「場所」と「非‐場所」―二つのテレビ番組が映した道と街、そして人
第2章 鉄塔がある風景―『闇金ウシジマくん』の郊外
第3章 幹線移動者たち―国道十六号線上のトラックドライバーと文化
第4章 「重ね描き」された国道十六号線―「十六号線的ではない」区間としての横須賀・横浜
第5章 「軍都」から「商業集積地」へ―国道十六号線と相模原
第6章 ジューロクゴーが片隅を走る世界で―青木淳悟『学校の近くの家』の狭山/入間
第7章 不在の場所―春日部にみる「町」と「道」のつながり/つながらなさ
第8章 死者が住まう風景―国道十六号線ともう一つの郊外
第9章 国道十六号線/郊外の「果て」としての木更津―『木更津キャッツアイ』は何を描いたのか
終章 「東京都市圏」の縁をなぞる―国道十六号線と沿線地域の歴史と現状