救いなのか、大虐殺なのか―世界の原爆史観
アメリカ―ニューヨーク・タイムズと原爆神話の変化、根づいた人命救済
イギリス、カナダ、オーストラリア―世論転換と「敵国日本」の記憶
フランス―核抑止力と核兵器廃絶のはざまで
ドイツ、オーストリア、スイス(ドイツ語圏)―記憶の政治と原爆・原発の類似性
スペインの回想と糾弾報道、イタリアの忘却
中国、台湾、香港―世論と政府の核政策の反映
韓国―「封じ込め」対「共通の安全」における原爆史観
ラテンアメリカ―非核地帯化構想と批判的報道
中東アラブ―“現代の広島”における関心と苛立ち
ロシア、北欧、アジア、アフリカ
原爆報道にみる「核のタブー」
核兵器禁止条約と人道的・段階的アプローチ―「核被災の語り」が拓く人新世の未来