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近代美学入門

著者:井奥 陽子 
レーベル: ちくま新書 1754
出版社:筑摩書房
新書:320ページ
発売日:2023/10/06
価格:1210円
分類: 哲学  思想・社会  手芸  芸術理論・美学 
キーワード: 近代  美学入門 
評価 3.9   読者数 2.5
受賞:新書大賞19位 
近代美学入門
       

<マイリスト>

<目次>

第1章 芸術―技術から芸術へ
  • 「建築は芸術か」
  • アート=技術(古代~中世
アートは技術(学芸)の意味だった
アート=芸術(近代以降)何が芸術で、何が芸術でないのか?)
第2章 芸術家―職人から独創的な天才へ
  • 「独創的な芸術家は世界を創造する」
  • 芸術家をとりまく環境と作者の地位の変遷
  • 芸術家にまつわる概念の変遷
  • 作者と作品の関係をどう捉えるか?
第3章 美―均整のとれたものから各人が感じるものへ
  • 「美は感じる人のなかにある」
  • 美の客観主義(古代~初期近代
美の主観主義(18世紀以降)
美の概念とどのように付き合うのがよいか?)
第4章 崇高―恐ろしい大自然から心を高揚させる大自然へ
  • 「崇高なものが登山の本質だ」
  • 山に対する美意識の転換
  • 「崇高」概念の転換
  • 芸術は圧倒的なものとどのように関わることができるか?
第5章 ピクチャレスク―荒れ果てた自然から絵になる風景へ
  • 「絵になる景色を探す旅」
  • 風景画とピクチャレスクの誕生
  • ピクチャレスクの広がり(観光と庭園)美や芸術は自然とどのように関わることができるか?