第1章 がんもどき理論―専門家はなぜ沈黙するのか
第2章 がんの正体―あいまいな診断基準と誤診の実際
第3章 がん集団検診―健康人を虜にするビジネス
第4章 無治療という選択―放置データから見えてくるもの
第5章 がん検診のデメリット―無視できないCTと生検のリスク
第6章 がん手術―誤解と錯覚と拡大化の歴史
第7章 転移と再発―犯人は遺伝子プログラムが生成するタンパク
第8章 臓器転移と局所再発―そのとき患者は何を選択すべきか
第9章 抗がん剤―「効かない薬」が「魔法の薬」に化ける舞台裏
第10章 がんとの共生―思考の節約と心身の解放のために