カタリン・カリコ: mRNAワクチンを生んだ科学者 (ポプラ社ノンフィクション 44)
- ポプラ社 (2023年8月9日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (142ページ)
- / ISBN・EAN: 9784591178621
作品紹介・あらすじ
新型コロナワクチン(mRNAワクチン)を開発し、世界を救った女性研究者カタリン・カリコ氏の生き方と研究を紹介する児童向けノンフィクション。研究費が出なかったり、降格させられたりなど、さまざまな憂き目にあいながらも、あきらめることなくRNA研究を続けてきたカタリン・カリコ氏。その原動力は何なのか。社会主義体制下のハンガリーに生まれ豊かな自然の中で科学の目を培った幼少期から、信念を曲げずに研究を続けてノーベル賞候補にもなった現在に至るまで、その知られざる人生に迫る。
感想・レビュー・書評
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新型コロナワクチン開発の立役者であるカタリン・カリコの伝記。
子供向けなので分かりやすく、もしかすると多少の美化はあるかもしれないが、彼女の高潔でひたむきな人柄がよく分かる一冊だった。
「他人を気にせず、自分のやるべきことに集中する。」
分かっていてもなかなか実践できないものだ。それができたら、生きやすくなることは分かっているけれど。
実践できる人とできない人の差がノーベル賞なのか?w
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文章がわかりやすい!大きなことを成し遂げる人はやはり大きな苦労や挫折を経験している。このような研究者の方々のおかげでこれまでに何億人の命が救われているのだろう。勉強や研究は尊い。それを私たちは忘れてはいけない。 -
5年から。ハンガリー出身のカタリン。国、雇用、性別などの立場から苦難と、そして誰もがもつ研究者として立たされる問題も持ちながらも、40年の実りは人々の命を救うmRNAワクチンとなる。多くの苦境に立たされても、「自分のできることに集中し、他の人を気にしない」というセリエ博士の信念を貫いたカタリンの姿を描く。
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言うことなし。
mRNAの研究がコロナ以外の疾病対策にも役立つように発展することを祈ります。 -
ひみつシリーズmRNAのひみつを読んでから、興味が出て手に取りました。
2020年2月に中国武漢市から起こったパンデミック
そのワクチン開発に貢献した生物学者がいた..
その名はカタリンカリコ。
彼女の生い立ちやmRNAの知識、彼女に関わりの深い科学者などを小学生にもわかるように書いてくれています。
カリコ氏の幼少期、住まいの写真からも、その暮らしぶりや性格まで伝わってくる気がします。
パンデミックが起こる前まではボート選手の娘の方が有名だったと嬉しそうに話す様子、どんなに環境が変わっても謙虚なカリコ氏に惹かれてしまいました。
カリコ氏のように謙虚でまっすぐに生きるコツ
「ハンス・セリエ先生の教えの通り。無駄なことに時間を費やさない。自分がやるべきことに集中する。シンプルだけど、ただそれだけよ。」 -
どんな壁にぶつかっても、決して諦めず前だけを向いている姿勢に感動しました。
ご家族もずっとサポートして素晴らしいですね! -
祝ノーベル賞
https://www.kodomo.go.jp/event/event/event2024-03.html