- Amazon.co.jp ・本 (304ページ)
- / ISBN・EAN: 9784575317428
作品紹介・あらすじ
自殺マニュアルではありません。「ひとりっ子親なし配偶者なし子なし」のひとり暮らしが増えている昨今、若くても、親兄弟がいても、いつなんどき部屋で倒れたり不幸にも亡くなってしまうという、孤独死ならぬ孤立死をしてしまうかわかりません。本書は、現代のおひとり様が、いかに他人様に迷惑をかけず、部屋で腐らず、綺麗に人生を閉じるかを、実例を挙げながら指南する”実用エッセイ”。物騒なタイトルとは裏腹に、ユーモア溢れる文章なので、楽しく読めるうえにいつの間にか知識が増えていきます。垣谷美雨氏推薦!
感想・レビュー・書評
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私も門賀さんと似通っている境遇なゆえ…
死に方は気になっていたところ
読んでみました。
は~そうなのよね…
テキトーに死ぬってことはできないのよね
諸々考えると…
手続きやら、迷惑かけないように…なんて思うと
なかなか自分の死にぎわは難しい
デジタル系の遺品やら預貯金やら死んだあとの処理…
私の身の回りで、私が死んだあとに頼めそうな人…
いない…
なんて考えるとますます死ねないわ~
もうね、本当に、私は葬式とか無しで共同埋葬地にポンと埋めてもらえればいいんだけど…そんなわけにはいかないんだろうな…
って、そんなことを頼める人も思い浮かばない…
結論
やっぱり死に方はわからない… -
終活の話は早いかもしれないと思いながら手に取ったら、筆者は同年代の人だった。わたしが心配性なのではなかった。
具体的な終活は65歳くらいからやればいいだろうと漠然と感じていたが、この本を読むと少なくとも自分にはぜんぜん間に合わない。たぶん、役所に相談するとか業者の選定とか、うまく考えられなくなっていそう。そしてきれいに片づけてもらえるように事前に準備するなら、どうも3百万円くらい用意しておかなければならないようだ。死ぬのに大金がかかるのがわかった。覚悟ができた。 -
ほどんどエッセイ。何がわからないかを明確にし、リサーチし、自分はどうしたいかを決定する。まあ、漠然とした不安がそうさせるんだろうなぁ。特に死後のことなんて、死者にはもうどうしようもないのに。
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独身子なし親族は自分より年上友だち少ない50代の著者がいかにして綺麗に死んでいくかを探った本。現代日本はなんて1人では死ねない社会なんだ!いや、それよりも身体は50代が限界、みたいな記述がグサっと刺さった。50代なんてあっという間じゃん!!そしてなんだかんだ人の縁とお金がいかに大事かがよく分かった。まあこれを読んでもこの著書のように動く気はないのだが…ないのだが、まあ私もいつこの著書と同じ状況になるかは分からず、死んだ時にせめて最低限の迷惑ですむようにはしたいなあと思わされた。
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感想
どう人生を閉じるか。死後のことなど自分に関係ないと言えばそれまで。しかし思う存分楽しんだ人生の最期に責任を持つのは大人としての務め。 -
保険金の受け取り、家族にしていたとしても血縁関係がない人が受け取れる世の中になったとしても、「ヒト」というのは今どんなに親密で良い関係でも関係が悪くなることや裏切られるなんてこともあると思う。それも考慮した上で受取人考えないとなと思った。と同時に、子供がいない場合、私の場合は数少ない甥や姪と良好な関係を築いておくべきだと切に感じた。(面倒見てもらうつもりはないが、老後、何かちょっとした頼み事をしたい場面が出てくるかもしれないから)
血縁関係の人が周りにいない場合、友人を作ることが大切なのは分かるけど、学生時代からの友人を除き、大人になってからの友人関係を維持するってある程度お金がかかることなんだよなぁ…。(趣味を通じて知り合うなら趣味代、ご飯を一緒に食べに行くとか)と思った。
でも信頼できる友人との出会いって、頑張れば出会えるものでもない。出会いたい時に出会えるものでもない。「縁」だと思う。
とにかく、最後に行き着くところは「お金」となってしまうなと感じた。今の生活も大事だけど、将来必ずやってくる老後のために今から備える努力はしておかなければならないと思った。 -
学校や職場などの組織は、所属、離籍のサイクルが想定されているのものの、個人の営みは、ブラックボックス状態になってしまう。残された箱には何が入っていたのか、分別と処分に困る。せめてクリアボックスに入れて、日々のインプットアウトプットを見せておくためのノウハウがありました。他者が捨てづらい不用品はためこまないことが今から出来ることかなと思いました。