キューバ・ミサイル危機(上):広島・長崎から核戦争の瀬戸際へ 1945-62

  • 白水社
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  • Amazon.co.jp ・本 (376ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784560094488

作品紹介・あらすじ

原爆開発から冷戦下の核軍拡競争に至る文脈に絶体絶命の危機を位置づけ、ピュリツァー賞受賞の歴史家が13日間の一触即発の攻防を描く。

感想・レビュー・書評

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  • キューバ危機に関しては数多くの著作があるし、色んな角度から映画化もされている。
    著者シャーウィンという人は、本書では歴史学者と表記されているが、アメリカのジャーナリストによくある、臨場感を出すために冗長な記述が目立つ。
    もう少し学者っぽい書き方をしてくれたら凝縮した本になりそうだが、それだと面白さがなくなるのかも。
    ただ、問題は翻訳。
    最近の優れた翻訳技術からすると、ここまで原文が透けて見える日本語も久しぶりに見た気がする。
    いよいよキューバの海上封鎖のところから下巻に移るのだが、この日本語に付き合うのも厳しいなぁ。
    あと、原注が巻末に75頁にわたり掲載されているのだが、本文に注の所在が明記されていないので、その該当箇所で参照できない。
    白水社にしては誠に不親切な編集。

  • 東2法経図・6F開架:319.5A/Sh14k/1/K

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著者プロフィール

アメリカの歴史学者。主要著作に、スチュアート・L・ベルナス賞とアメリカ歴史書賞を受賞した、A World Destroyed:The Atomic Bomb and the Grand Alliance(邦訳『破滅への道程:原爆と第二次世界大戦』)、ピュリツァー賞受賞の共著、American Prometheus :The Triumph and Tragedy of Robert J. Oppenheimer(邦訳『オッペンハイマー:「原爆の父」と呼ばれた男の栄光と悲劇』)がある。シャーウィンは熱心な核管理・軍縮論者としても知られているが、2021年に他界し、本書は遺作になった。

「2022年 『キューバ・ミサイル危機(下)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

マーティン・J・シャーウィンの作品

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