- Amazon.co.jp ・本 (296ページ)
- / ISBN・EAN: 9784492047552
作品紹介・あらすじ
\崖っぷちから始まった起死回生の漫才復興プロジェクト/M-1グランプリをつくった元吉本社員がその裏側をすべて語る!今世紀のお笑いブームの陰には、オワコンだった漫才を立て直そうと奮闘した1人の吉本社員の泥臭いドラマがあった――。毎日会社に行くのがつまらなかったぼくは、「ミスター吉本」の異名を取る木村常務からあるプロジェクトを言い渡された――その名も「漫才プロジェクト」。M-1につながる一歩がここから始まった。【プロローグより】ぼくはわくわくしていた。いよいよ始まるのだ。この数か月、この日のために走り回ってきた。これから漫才がどうなるか、今日の結果によってすべてが決まる。(中略)廊下には1000枚の1万円札が大きな透明パネルの中に入れられて展示してあった。1000万円分の1万円札だ。並べてみると1000万円は意外に少なかった。たったこれだけか、と思った。けれどもこの1000万のために、みなしゃかりきに奔走してきたのだ。そしてこの1000万円をかけて10組の漫才師が今からしのぎを削るのだ。間もなく生放送が始まる。★全員が「アゲインスト」な状況を打破する、あらゆるビジネスパーソンに響くストーリー!一人も味方がいない状態で任命された、やらされ仕事。それを淡々とこなしていくうちに、仲間が増え、自分も必死になり、やがてライフワークへと昇華した。どんな仕事も、輝きを放つ可能性を秘めている!★M-1グランプリの誕生秘話からイノベーションの真髄を学べる!ガチンコ勝負による人と人との生々しいぶつかり合いが、人々の胸を打つ特大コンテンツとなった。新しいものは「人の必死さ」から生まれる!★中川家、島田紳助、松本人志ほか著名芸人のエピソードが満載!
感想・レビュー・書評
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M-1関係の本は一杯出てます。
その中では1番リアルかな。
ただ、スタートのM-1だけでなくてその後も観たいですね。
それだと『はじめました』ではないですね。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
読了
めちゃくちゃ面白い
予選動画を見ながら、毎年楽しみにしてるM-1グランプリ
自分が物心ついた時には当たり前のようにあった番組だったから、まず漫才というコンテンツ自体に閑散期があったことを知らなかったし、そこから年末の風物詩を作り上げる谷さんと周りの方々の情熱と漫才への純度の高い愛が文章の節々から伝わってきて本当に読み応えがある作品だった
紳助さんのあとがきも良かったし、コントを強いられて歌を出したりアイドルのような偶像化を求められていた若手たちが実は漫才に対して熱いのも良かったなあ -
衝撃的に面白かった。今では当たり前になっているM-1始動まですべての回顧録。忘れられてしまった漫才という文化を呼び起こすための政治・広報・営業活動、スポンサー探し、テレビ局への折衝など、事実は小説より奇なりという言葉では形容しきれないリアリティある物語が最高であった。最初から最後まで飽きさせない展開で、これ面白くないという人がいるんだろうか。名作!
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M-1を作った人の自伝。
『プロジェクトX』のような感じで、芸人のことはあまり出てこなかったものの面白かった。 -
M-1グランプリができるまでの話。吉本社員の奮闘記。今となっては市民権を得た年末の風物詩だが、誕生するまでには幾多の障壁があった。これを読んだら必ず第一回大会を見たくなるだろう。
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ただ漫才、お笑いが好きな27歳男です。
でも、お恥ずかしながらこの本を読むまでM-1についてあまり知っておりませんでした。毎年M-1は食いつくようにリアルタイムで予選から追いかけ、情熱を注ぐ芸人さんたちの熱いお笑いへの魂に心打たれています。そんな気持ちを一番最初に形にして作り上げようとした谷良一という男のお話。最後の2001年の様子はAmazonプライムでも同時並行的に観ながら、ひとりで泣きそうになりました。
そうはいっても最終的にM-1はドラマであってはならず、ただひたすらに面白くて観客を笑わせるものでもあってほしいなとも一般人ながらに思います。12月24日(日)にまたお会いしましょう。 -
読み応えがあったかと言われると、そんなになかった。
けど、M-1は見たくなった!!また2001年から見返してみようと思う。
関西人万歳!笑 -
M-1を作ったよしもと社員の奮闘記。
当時の状況などが丁寧に書かれていて読み応えあった。M-1は楽しく観てるけどその裏にはこんな苦労とか出来事があったのかと。
お笑い好きでM-1を必ず観てる人は
読むと面白いです。オススメ。 -
M-1プロジェクトの吉本の張本人が書いた本。やはり思いを持って働けば人は動くと思う。
ポジショントークな感じはありますがご愛嬌 -
一気読み
Y氏のくだり、これ紳助さんにでもコメント聞かないと事実はわからないなと思ったらきちんと後書き