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プロテストってなに? 世界を変えたさまざまな社会運動 単行本 – 2021/9/16
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まずは、知ることからはじめよう!
抗議活動には、いろいろなかたちがある。通りを行進したり、バスで席に座ったり、テレビを家から持ち出して外を歩いたり、野菜を育てたり、うるさい音楽を奏でたり……。これらはどれも、人々が不公平な世の中に対して立ち上がる際に使った方法だ。
本書では、抗議活動の数々のエピソードを、その歴史とともにイラストでひも解いていく。さまざまな社会運動の主役は、平和や公民権、女性の参政権、人種の平等、環境保護、LGBTQ+の権利、独裁政権の終焉、そして自由への扉を開くことを求めて戦い、世界をより良くしていこうと団結した市民だった。一歩踏み出す勇気を胸に、本書とともに行動しよう。変化を起こそう。
- 本の長さ168ページ
- 言語日本語
- 出版社青幻舎
- 発売日2021/9/16
- 寸法20.3 x 2.2 x 24.5 cm
- ISBN-104861528410
- ISBN-13978-4861528415
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出版社より
本書では、古代エジプトで起こった史上初の労働者によるストライキや自分勝手な伯爵夫人に抵抗した中世の農民たち、気候変動のための学校ストライキやブラック・ライヴズ・マター(BLM)まで、市民が立ち上がった抗議の約40の物語を、たくさんのイラストと文章でやさしく紹介する。
私たち市民は、立ち上がることで世界や社会を少しずつ変え、多くの人にとってよりよい場所にしようと努力を重ねてきた。この本で紹介される抗議活動(=PROTEST)すべてに共通していることは、私たち一人ひとりが信念を持って一致団結し、立ち上がれば、社会を変える大きな一歩にもなり得るという事実なのだ。
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人類史上初とされる、座り込みストライキピラミッド労働者の座り込み抗議は、記録に残っているストライキの例としては史上初めてのことだった。みんなで団結して働くことを拒否すれば、ときに横暴な権力者の支配をも上回る力になるということがわかった。これを皮切りに「ストライキ」や「座り込み」という有用なツールはあちこちで活用されるようになり、現在に至るまで、労働者の権利を勝ち取る手法として世界中で生き続けている。 |
人民や土地は権力者が自由にできるものではない!中世の南インドでは、王たちが戦争での功績をあげた兵士に対して、土地や人を含めた村ごと褒美として与えることが一般的だった。勝手な支配や徴収に憤った民は、裁判所で訴訟を起こす。しかし、裁判官は権利者とつながっていて、村人たちの暮らしはいっそう苦しくなることに…。抗議活動はかならずしもすぐにハッピーエンドを迎えるとは限らない。ときには、一歩一歩地道に前に向かって抵抗する忍耐強さを必要とすることもある。 |
「8時間労働」がどうして生まれたか、知ってる?労働条件について、人々は絶えず抗議を行ってきた。とくに有名なのは、1880年代のアメリカ・シカゴで起こった「メーデー」の運動。当時の労働者は、1日16時間もの労働を週に6日こなすのが当たり前で、休息や余暇の時間はほとんどなかった。一方で、失業率は高い。「働いている人の労働時間を減らして、その分もっと多くの人を雇えば、みんなに賃金が行き渡る。」そう考えた労働者たちは、仕事をストップして8時間労働制を求めた。先人たちが起こした抗議によって、今の私たちの社会や働き方の基本は守られているのだ。 |
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黒人たちの戦い「アパルトヘイトを撤廃せよ!」南アフリカの黒人たちを長きにわたり苦しめてきた「人種隔離」を意味するアパルトヘイト政策。蜂起に参加した市民に警察は容赦なく武器を向け武力行使し、彼らを導いたとされる活動家の一人、ネルソン・マンデラは投獄された。世界中からの支援を受けながら、30年以上もの反対運動を経て、市民たちは制度の廃止をやっと手に入れる。歴史的に有名な抗議活動には、素晴らしいリーダーによって運動が先導された事例もある。しかし、何よりも大切なのは、人々が力を合わせていく試みそのものであり、主役は一人ひとりの個人なのだ。 |
フェミニズムの先輩たちのウーマン・リブ運動1970年のイギリスでは、伝統的な女性像からの脱却を訴える女性解放運動、いわゆる「第二波フェミニズム」が産声を上げようとしていた。彼女らが願ったのは、一個人として尊重され、性差別や暴力を受けないこと。また、人生における選択の自由も、賃金も、社会における地位も、男性と平等であること。そして、外見で判断されないことだった。これは約50年前のイギリスでの出来事。#MeToo運動が叫ばれる現代日本では、果たして彼女たちが願った誰もが安心して暮らせる社会が実現しているだろうか? |
未来につづく社会運動。これからの私たちの暮らしを守るために。たとえば、気候変動に対するアクションやブラック・ライヴズ・マターなど、現代でも同時多発的に世界各地でさまざまな社会運動が起こっている。公民権運動家のダイアン・ナッシュは「自由とは、『ほかでもない自分自身こそが自らを導いてくれる存在である』と気づくこと」と言った。私たちがこれからも生活を営み、権力によって拘束されることなく自由を感じられる社会を未来に残すためには、どんな行動を起こせばいいだろう。 |
《この本に登場する社会運動》
労働者史上初めての座り込みストライキ(古代エジプト)/おしゃれをめぐる女性の戦い(古代ローマ)/不服従を示すネイティブ・アメリカンのダンス(アメリカ)/奴隷制をめぐるアフリカンたちのサボタージュ(欧米)/王を捕らえる平和のフランス革命(フランス)/第二波フェミニズム、ウーマン・リブ運動とは?(全世界)/ナチスが苦戦した市民の抵抗運動(ヨーロッパ)/バスの座席をめぐる黒人たちの戦い(アメリカ)/天安門に集った平和のストライカーたち(中国)/独裁政治を終焉に向かわせた「アラブの春」(エジプト)/気候変動のための学校ストライキ(スウェーデン)etc,
《この本に登場する抗議の方法》
音で(騒音や沈黙)/植物を育てることで/言葉によって(書くこと、声を上げること)/ただ何もしないだけで(座り込みや働かない)/交通手段(行く手を阻む、日常生活をストップさせる)/食べ物による(ハンガーストライキ、平和を象徴する食べ物)/アート etc,
本書では、平和的に意思を表明する方法を多数紹介している。
商品の説明
出版社からのコメント
著者について
受賞歴のある作家であり、イラストレーター。『くらやみきんしの国』(あかね書房、2020年)と『The Last Tree』(未邦訳)は数々の賞の最終候補にノミネートされました。彼女は現在、ロンドンのロイヤル・ドローイング・スクールで教鞭をとっています。
アリス・ハワース=ブース:
グラフィック・デザイナーであり、ライター。彼女は10年以上にわたって政治的なキャンペーンや活動家たち向けた大胆でカラフルなビジュアルを担当してきました。また、短編小説では賞をもらっています。本書は、そんなアリスがはじめて手がけた本です。
エミリーとアリスは、イギリスのロンドンに暮らすきょうだい。現在も生まれ育った場所の近くで、お互いに歩いてすぐ行き来できる距離に住んでいます。二人はともに、文章を書き、絵を描くことが大好きです。また、それと同じくらい、社会を変える抗議活動に参加することは自分たちにとって大事なことだと考えています。
登録情報
- 出版社 : 青幻舎 (2021/9/16)
- 発売日 : 2021/9/16
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 168ページ
- ISBN-10 : 4861528410
- ISBN-13 : 978-4861528415
- 寸法 : 20.3 x 2.2 x 24.5 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 98,735位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 203位社会と文化
- カスタマーレビュー:
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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・女性の参政権を訴えるために、自らを議会の柵に鎖でしばりつけてスピーチする
・図書館の予算カットへの抗議として、蔵書をすべて借りて空っぽにする
・奴隷が転売されるときに、仮病をつかって自分の価値を下げる
他にも、携帯の着信音、ガーデニング、アートや演劇による抗議など。抗議の手法はデモだけなく、こんなに多様なのか、と驚きます。
古代ローマで、女性が明るい色の服を身につけることが法令で禁止されていたこと、ニューヨークでLGBTQ+の人々への酒類の提供が禁止されていたことなど、「なにが禁止されてきたか」の歴史も知ることができます。
軽妙な語り口とかわいいイラストで紹介されていますが、内容はなかなか強烈です。おとなが読んでも発見がありますが、中学生くらいの子にも手に取ってほしい。楽しく読めるので、政治や社会運動への抵抗感が薄れると思います。
学校では学べないような一風変わった抗議(テレビを持ち出して歩く、野菜を育てる、おもちゃを並べるなど)も紹介されていて、読みごたえも抜群。非常に興味深かったです。
市民の知恵によって考え抜かれたユニークな抗議手段のアイデアは、目から鱗の連続でした。
私自身、これまで抗議活動というものに参加したことがなく、デモ隊のニュースを見ていても自分とは関係のない外国のおはなしを聞いているような感覚がありました。実際、そういう人は多いのではないでしょうか。
ただ、この本を読み進めるうちに、抗議とはなにも物騒なものではないということが明らかになります。平和的な解決方法はたくさんあって、意外にも一人から始められることが多いのも驚きました。行動を起こすことにためらう自分の背中をそっと押してくれる、とてもやさしい本。
マイナス点としては、もう少し活動の詳細説明が欲しいところがありました。