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ものがたりのあるものづくり ファクトリエが起こす「服」革命 単行本 – 2018/11/8
山田敏夫
(著)
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購入オプションとあわせ買い
「ガイアの夜明け」(2014年9月9日放送)、「カンブリア宮殿」(2016年4月7日放送)に登場! !
世界に誇るメイド・イン・ジャパンのものづくりを守り、
育てるアパレルブランド「ファクトリエ」。
同ブランドを立ち上げた山田敏夫さんは、自らの足で日本各地を回り、
高い技術力を持つ縫製工場を訪ねては、工場のオリジナル商品を
つくってもらい、「ファクトリエ」で販売をしています。
「店舗なし」「セールもなし」「生産工場を公開」
「価格は工場に決めてもらう」--。
山田氏がファクトリエで実践するこうした取り組みは、
いずれもこれまでの日本のアパレル業界では"タブー"とされてきたことでした。
これまで消費者の前に姿を出すことのほとんどなかったものづくりの担い手、
「工場」の存在を前面に打ち出し、光を当て、その高い技術力やものづくりの姿勢を、
一人でも多くのお客さんに知ってもらう。これがファクトリエの目指す世界です。
そして2012年の誕生からおよそ6年が経った今、ファクトリエには
多くの仲間、工場、お客さんが集まってきています。
ファクトリエのこれまでと今。
アパレル業界の「新しい当たり前」をつくろうとする
山田さんの歩みを、一冊の本にまとめました。
≪目次≫
【第1章】 ファクトリエ前夜
愚直に一歩ずつ壁を乗り越える
子どもの頃の僕は劣等感のかたまりだった。スポーツも勉強もまるでダメ。
「できないこと」が当たり前。そんな僕が、大学時代のフランス留学で大きなヒントを得た。
世界に誇れる日本のものづくりを。数年間の会社員経験を経て、服の「当たり前」を
変える壮大な挑戦に乗り出した。愚直に、地道に、一歩ずつ。
【第2章】 ファクトリエ、誕生
無力だから、仲間が支えてくれた
創業当初のファクトリエを支えたのは、ボランティアで手助けしてくれた仲間たち。
無力な僕にできることといえば「ワクワクする未来を語ること」だけ。
わずか6畳の小さな事務所に、仕事を終えた仲間たちが毎晩集い、
少しずつ夢を形にしていった。仲間こそ、当時の僕が持つ最大の資産だった。
【第3章】 ファクトリエの一歩
“革命の同志"になる工場を求めて
一緒に夢を叶えてくれる工場を探して、トランク一つで日本各地を回った。
だが言葉を尽くしても語っても、協力してくれる工場はなかなか見つからなかった。
僕は工場のことを思っているのに--。そんな思い上がりから抜け出せた時、
道は開けた。ついに、“革命の同志"となる工場にめぐり合った。
【第4章】 ファクトリエの前進
お客さんが物語りの“語り部"に
働く仲間や工場を巻き込み、一歩ずつ前に進みはじめたファクトリエ。
すばらしいものづくりの現場を、お客さんにも知ってもらいたい。
「工場ツアー」などのイベントを始めたところ、お客さんも商品の物語の“語り部"として
情報を発信してくれるように。お客さんの“熱狂"が口コミを加速させた。
【第5章】 ファクトリエの試練
猛スピードで失敗しよう
僕はとにかく不器用だ。だからいつも失敗する。ファクトリエを始めてからは、
毎日壁にぶつかり、必死で修正してきた。けれど、それでいいと思っている。
失敗なくして成功することはないし、どうせ失敗するならば早い方がいい。
だから、猛スピードで失敗する。これが僕の“正攻法"だ。
【第6章】 ファクトリエの今
「新しい当たり前」をつくろう
僕がファクトリエを通して実現したいのは、服をめぐる「新しい当たり前」をつくること。
つくる人、売る人、着る人がそれぞれ、愛情を持って長く大切にできる服を生みだしていきたい。
目指す夢の実現に向けて、世の中の環境や人々の価値観も、少しずつ変わりはじめている。
風が、吹きはじめた。
世界に誇るメイド・イン・ジャパンのものづくりを守り、
育てるアパレルブランド「ファクトリエ」。
同ブランドを立ち上げた山田敏夫さんは、自らの足で日本各地を回り、
高い技術力を持つ縫製工場を訪ねては、工場のオリジナル商品を
つくってもらい、「ファクトリエ」で販売をしています。
「店舗なし」「セールもなし」「生産工場を公開」
「価格は工場に決めてもらう」--。
山田氏がファクトリエで実践するこうした取り組みは、
いずれもこれまでの日本のアパレル業界では"タブー"とされてきたことでした。
これまで消費者の前に姿を出すことのほとんどなかったものづくりの担い手、
「工場」の存在を前面に打ち出し、光を当て、その高い技術力やものづくりの姿勢を、
一人でも多くのお客さんに知ってもらう。これがファクトリエの目指す世界です。
そして2012年の誕生からおよそ6年が経った今、ファクトリエには
多くの仲間、工場、お客さんが集まってきています。
ファクトリエのこれまでと今。
アパレル業界の「新しい当たり前」をつくろうとする
山田さんの歩みを、一冊の本にまとめました。
≪目次≫
【第1章】 ファクトリエ前夜
愚直に一歩ずつ壁を乗り越える
子どもの頃の僕は劣等感のかたまりだった。スポーツも勉強もまるでダメ。
「できないこと」が当たり前。そんな僕が、大学時代のフランス留学で大きなヒントを得た。
世界に誇れる日本のものづくりを。数年間の会社員経験を経て、服の「当たり前」を
変える壮大な挑戦に乗り出した。愚直に、地道に、一歩ずつ。
【第2章】 ファクトリエ、誕生
無力だから、仲間が支えてくれた
創業当初のファクトリエを支えたのは、ボランティアで手助けしてくれた仲間たち。
無力な僕にできることといえば「ワクワクする未来を語ること」だけ。
わずか6畳の小さな事務所に、仕事を終えた仲間たちが毎晩集い、
少しずつ夢を形にしていった。仲間こそ、当時の僕が持つ最大の資産だった。
【第3章】 ファクトリエの一歩
“革命の同志"になる工場を求めて
一緒に夢を叶えてくれる工場を探して、トランク一つで日本各地を回った。
だが言葉を尽くしても語っても、協力してくれる工場はなかなか見つからなかった。
僕は工場のことを思っているのに--。そんな思い上がりから抜け出せた時、
道は開けた。ついに、“革命の同志"となる工場にめぐり合った。
【第4章】 ファクトリエの前進
お客さんが物語りの“語り部"に
働く仲間や工場を巻き込み、一歩ずつ前に進みはじめたファクトリエ。
すばらしいものづくりの現場を、お客さんにも知ってもらいたい。
「工場ツアー」などのイベントを始めたところ、お客さんも商品の物語の“語り部"として
情報を発信してくれるように。お客さんの“熱狂"が口コミを加速させた。
【第5章】 ファクトリエの試練
猛スピードで失敗しよう
僕はとにかく不器用だ。だからいつも失敗する。ファクトリエを始めてからは、
毎日壁にぶつかり、必死で修正してきた。けれど、それでいいと思っている。
失敗なくして成功することはないし、どうせ失敗するならば早い方がいい。
だから、猛スピードで失敗する。これが僕の“正攻法"だ。
【第6章】 ファクトリエの今
「新しい当たり前」をつくろう
僕がファクトリエを通して実現したいのは、服をめぐる「新しい当たり前」をつくること。
つくる人、売る人、着る人がそれぞれ、愛情を持って長く大切にできる服を生みだしていきたい。
目指す夢の実現に向けて、世の中の環境や人々の価値観も、少しずつ変わりはじめている。
風が、吹きはじめた。
- 本の長さ176ページ
- 言語日本語
- 出版社日経BP
- 発売日2018/11/8
- 寸法12.9 x 1.3 x 18.9 cm
- ISBN-104822257274
- ISBN-13978-4822257279
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商品の説明
著者について
山田 敏夫(やまだ・としお)
ファクトリエ代表/ライフスタイルアクセント株式会社代表取締役
1982年熊本生まれ。1917年創業の老舗洋品店の息子として、日本製の上質で豊かな色合いのメイド・イン・ジャパン製品に囲まれて育つ。大学在学中、フランスへ留学し、グッチ・パリ店に勤務。2012年1月、ライフスタイルアクセント株式会社を設立し、同年10月に「ファクトリエ」をスタートさせる。
ファクトリエ代表/ライフスタイルアクセント株式会社代表取締役
1982年熊本生まれ。1917年創業の老舗洋品店の息子として、日本製の上質で豊かな色合いのメイド・イン・ジャパン製品に囲まれて育つ。大学在学中、フランスへ留学し、グッチ・パリ店に勤務。2012年1月、ライフスタイルアクセント株式会社を設立し、同年10月に「ファクトリエ」をスタートさせる。
登録情報
- 出版社 : 日経BP (2018/11/8)
- 発売日 : 2018/11/8
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 176ページ
- ISBN-10 : 4822257274
- ISBN-13 : 978-4822257279
- 寸法 : 12.9 x 1.3 x 18.9 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 70,396位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 25位アパレル・ファッション
- - 30位製造・加工
- - 89位企業動向
- カスタマーレビュー:
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2018年12月16日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
■読んだ経緯
著者と出会った場所は九州。全国の高校生の夢を支援する行政主導のボランティアでのこと。同い年、かたやゲスト審査員・気鋭の経営者、一方の私はスタッフ・地方金融機関のサラリーマン。全く異なるポジション。それなのに感じる“身内感”。この、嫌でも感じる著者が醸し出す親近感と安心感のルーツを探るため、本書を手にした。
■心に留まったキーワード
優柔不断だからこその決断(P.34)/ネットの情報だけが全てではない、知った気になっていては気が付かない(P.44,57)/業界ストーリーテラーの不存在(P.82)/「やってあげている」から「一緒に夢を追いかけている」へのマインドチェンジ(P.91)/働き手にお金ではない価値を仕事に誇りを(P.110)/8つのコーポレートアイデンティティー(P.144)/今が青春(P.173)
■率直な感想
・熱い!との評価が多いが、僕は本書を“著者の精神論発表の場”とは捉えていない。むしろ真逆で本書は、“気鋭の経営者による、ビジネスモデル構築のための戦略指南書”として極めて秀逸なロジカル書籍とすら言えそうだ。
・それにしても、本書には多くの戦略図書に見られるような“読み進めるたびに様々なアドバイスが、偉そうに上から降り注いでくる感覚”が一切ない。
・それは恐らく彼の根底にあるスタンス、“無知を自覚し、在り方を磨く(無知の知)”的なものが、読み手の心の中にすーっと言葉を運んで来るからに違いない。
・一見、価値観の殴り書きのように思える言葉の裏にも、実はしっかりとストーリーが詰まっており、その端々から経営者としての“ビジネスセンス”の高さを見せつけられた次第。
・特に、シンプルなキーワードでまとめられたファクトリエのアイデンティティーは、“静”でありながら、強烈で革新的な“動”的示唆を含んでいる。そしてこれこそが、著者が醸し出す親近感と安心感のルーツなのだろう。
1.長く使える
2.知的欲求を満たす
3.シンプルで伝わりやすい
4.工場を幸せにする社会性
5.共感を生む交流
6.長く大切に使ってもらうためのサービス
7.サプライズ
8.真面目でフレンドリーな人間性
・本書を読み進める内に気が付かされたことがある。それは、“消費者が求める“モノ”は、わざわざ人が作る必要がなくなってきているかもしれない。”という確信めいた仮説。世の中で求められている“価値感”の具体的なパラダイムシフトの姿だ。
・そう、ファクトリエの利用者は“消費者”ではない。彼らは“理解者”として、当社製品のストーリ・文化・価値を周囲にシェアしている。もはやストーリーテリングですら、作り手側だけの行為ではないのだ。
・僕はこの書籍から、以下のような事を学び得ることが出来た。
■本書から得た気付き(読み手の自己解釈)
・過去の経験を学びに変えられる柔軟性、“無知の知”的マインドセットこそがベンチャー企業成長のエンジン。
・秀逸なコーポレートアイデンティティーが組織の集中力(エッセンシャル思考)を加速させる。
・精神的な帰属場所としての組織作りと、全てのステークホルダーをストーリーテラーへと変える仕組み作りが自社バリューチェーンを強化する。
・『語れるものであるか否か、誰かの矜持に触れられるか否か』によって価値は増減し得る。
以上、
仮に本書から得た学びが、「よっしゃ、勇気をもらった!俺も起業頑張る!」と言った“雰囲気とテンション”だけだった人は是非、もう一度著者の言葉に触れてみて欲しい。本人は否定するかもしれないが、著者は確実に“能ある鷹が爪を隠しているタイプ”だ。いや、“爪が生え始めた事を自覚しつつも、同時に適切な使い方を学び続けているタイプ”が適切か。いずれにしても本書から学べるものは多い。
年末に向け、学びの姿勢を正す良いきっかけとなった良書に感謝。
■どんな人におすすめ?
・起業を志す人
・経営者(特に小売り業)
・チームビルディングに悩むリーダー
著者と出会った場所は九州。全国の高校生の夢を支援する行政主導のボランティアでのこと。同い年、かたやゲスト審査員・気鋭の経営者、一方の私はスタッフ・地方金融機関のサラリーマン。全く異なるポジション。それなのに感じる“身内感”。この、嫌でも感じる著者が醸し出す親近感と安心感のルーツを探るため、本書を手にした。
■心に留まったキーワード
優柔不断だからこその決断(P.34)/ネットの情報だけが全てではない、知った気になっていては気が付かない(P.44,57)/業界ストーリーテラーの不存在(P.82)/「やってあげている」から「一緒に夢を追いかけている」へのマインドチェンジ(P.91)/働き手にお金ではない価値を仕事に誇りを(P.110)/8つのコーポレートアイデンティティー(P.144)/今が青春(P.173)
■率直な感想
・熱い!との評価が多いが、僕は本書を“著者の精神論発表の場”とは捉えていない。むしろ真逆で本書は、“気鋭の経営者による、ビジネスモデル構築のための戦略指南書”として極めて秀逸なロジカル書籍とすら言えそうだ。
・それにしても、本書には多くの戦略図書に見られるような“読み進めるたびに様々なアドバイスが、偉そうに上から降り注いでくる感覚”が一切ない。
・それは恐らく彼の根底にあるスタンス、“無知を自覚し、在り方を磨く(無知の知)”的なものが、読み手の心の中にすーっと言葉を運んで来るからに違いない。
・一見、価値観の殴り書きのように思える言葉の裏にも、実はしっかりとストーリーが詰まっており、その端々から経営者としての“ビジネスセンス”の高さを見せつけられた次第。
・特に、シンプルなキーワードでまとめられたファクトリエのアイデンティティーは、“静”でありながら、強烈で革新的な“動”的示唆を含んでいる。そしてこれこそが、著者が醸し出す親近感と安心感のルーツなのだろう。
1.長く使える
2.知的欲求を満たす
3.シンプルで伝わりやすい
4.工場を幸せにする社会性
5.共感を生む交流
6.長く大切に使ってもらうためのサービス
7.サプライズ
8.真面目でフレンドリーな人間性
・本書を読み進める内に気が付かされたことがある。それは、“消費者が求める“モノ”は、わざわざ人が作る必要がなくなってきているかもしれない。”という確信めいた仮説。世の中で求められている“価値感”の具体的なパラダイムシフトの姿だ。
・そう、ファクトリエの利用者は“消費者”ではない。彼らは“理解者”として、当社製品のストーリ・文化・価値を周囲にシェアしている。もはやストーリーテリングですら、作り手側だけの行為ではないのだ。
・僕はこの書籍から、以下のような事を学び得ることが出来た。
■本書から得た気付き(読み手の自己解釈)
・過去の経験を学びに変えられる柔軟性、“無知の知”的マインドセットこそがベンチャー企業成長のエンジン。
・秀逸なコーポレートアイデンティティーが組織の集中力(エッセンシャル思考)を加速させる。
・精神的な帰属場所としての組織作りと、全てのステークホルダーをストーリーテラーへと変える仕組み作りが自社バリューチェーンを強化する。
・『語れるものであるか否か、誰かの矜持に触れられるか否か』によって価値は増減し得る。
以上、
仮に本書から得た学びが、「よっしゃ、勇気をもらった!俺も起業頑張る!」と言った“雰囲気とテンション”だけだった人は是非、もう一度著者の言葉に触れてみて欲しい。本人は否定するかもしれないが、著者は確実に“能ある鷹が爪を隠しているタイプ”だ。いや、“爪が生え始めた事を自覚しつつも、同時に適切な使い方を学び続けているタイプ”が適切か。いずれにしても本書から学べるものは多い。
年末に向け、学びの姿勢を正す良いきっかけとなった良書に感謝。
■どんな人におすすめ?
・起業を志す人
・経営者(特に小売り業)
・チームビルディングに悩むリーダー
2020年4月21日に日本でレビュー済み
日本の優れたアパレル工場を救うべく設立されたファクトリエの社長による本。
筆者の生い立ち、日本の優れた工場を救いたいという想い、設立当初の苦労、関係者を巻き込みながら苦悩する日々など、ファクトリエの苦労が伝わってくる。
ファクトリエのwebページの延長の様なイメージ。悪くは無いが、日本のアパレルの現状、課題等を数字やインタビューなどを交えてもう少し丁寧に書いても良かったかもとも感じた。
まあまあかな。
筆者の生い立ち、日本の優れた工場を救いたいという想い、設立当初の苦労、関係者を巻き込みながら苦悩する日々など、ファクトリエの苦労が伝わってくる。
ファクトリエのwebページの延長の様なイメージ。悪くは無いが、日本のアパレルの現状、課題等を数字やインタビューなどを交えてもう少し丁寧に書いても良かったかもとも感じた。
まあまあかな。
2018年12月12日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
山田氏のスタイリッシュな風貌やお話から、勝手なイメージを抱いてしまっていました。
きっと、事業の着想、起業、そして軌道に乗せるまで、順風満帆に歩んできたんだろうなあ、と。
本書を読むと、「10代の頃の僕は、とにかく劣等感のかたまりでした。」という吐露にはじまり、
自分の弱さに真正面から向き合い苦闘してきた生き様に、とても感銘を覚えました。
人は、自分の弱さに気づいていても、それをどこか押し隠して、感情の安寧を保とうとします。
しかし、山田氏は、自分の弱さを受け入れ、だからこそ、それを乗り越える努力を続け、
難局に直面しても、弱さを自覚しているから、つぶれない・・・。
弱さを知る強さ、そんな力を持っている方なのだろうなあと強く思いました。
また、だからこそ、人を惹きつける魅力があり、志に共感する輪が広がっているのだろうと思います。
今後の山田氏に、ファクトリエに大いに期待します。
きっと、事業の着想、起業、そして軌道に乗せるまで、順風満帆に歩んできたんだろうなあ、と。
本書を読むと、「10代の頃の僕は、とにかく劣等感のかたまりでした。」という吐露にはじまり、
自分の弱さに真正面から向き合い苦闘してきた生き様に、とても感銘を覚えました。
人は、自分の弱さに気づいていても、それをどこか押し隠して、感情の安寧を保とうとします。
しかし、山田氏は、自分の弱さを受け入れ、だからこそ、それを乗り越える努力を続け、
難局に直面しても、弱さを自覚しているから、つぶれない・・・。
弱さを知る強さ、そんな力を持っている方なのだろうなあと強く思いました。
また、だからこそ、人を惹きつける魅力があり、志に共感する輪が広がっているのだろうと思います。
今後の山田氏に、ファクトリエに大いに期待します。
2018年12月6日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
ファクトリエは理想であり、また希望である。
生まれ育ったこの国の、歴史とプライドと、そしてなにより技術がある工場に価値を与えること。結果として消費者をファンにして、それをサスティナブルなスキームにすること。ケチのつけようのないフィロソフィーであり、コンセプトであり、ビジネスである。とかく「しかたない」と思いながらファストファッションに身を包む人間には、キラキラで、ピカピカにうつるとても魅力的なブランドである。現に私は、今年中に銀座に試着に行くことになると思う。
例えばUNIQLOは、あるいはH&Mは、そこまで極端でなくてもファクトリエ以外の多くのファッションブランド、アパレル企業は、ファクトリエ的な理想と希望を諦めることと引き換えに、違う価値を世の中に提供している。もちろん、どちらがいい悪いでは決してない(山田氏も「敵になりたいわけではない」と言っている)。ただ、そろそろ「いい悪いでは決してない」で済まされてきた雰囲気が、いよいよにして変わろうとしているようにも思える。
日本は、従来信じていた概念や常識が限界に来ていると認めるべきだと思う(それはアパレルに限った話ではない)。そして、認めたあとに支持される概念や常識のコアとなる部分がファクトリエにあるように思う。効率性よりも物語性を。新しいものと同じくらい懐かしいものを。それは、工場と、その先にいる人間に丁寧な眼差しを向けることであり、耳を傾けることであり、尊重することである。そこに(ファクトリエがそうしているように)適切にテクノロジーをインストールすることで、日本はもう一度、理想と希望を持てるような気がした。
イノベーション、みたいなオシャレなものではないかもしれない。スタートアップ、と呼ぶのも少し違う気がする。でも、じわじわと、ひとりひとり、新しい日本の理想と希望を語り、実現する象徴となってほしいと心から思う。
生まれ育ったこの国の、歴史とプライドと、そしてなにより技術がある工場に価値を与えること。結果として消費者をファンにして、それをサスティナブルなスキームにすること。ケチのつけようのないフィロソフィーであり、コンセプトであり、ビジネスである。とかく「しかたない」と思いながらファストファッションに身を包む人間には、キラキラで、ピカピカにうつるとても魅力的なブランドである。現に私は、今年中に銀座に試着に行くことになると思う。
例えばUNIQLOは、あるいはH&Mは、そこまで極端でなくてもファクトリエ以外の多くのファッションブランド、アパレル企業は、ファクトリエ的な理想と希望を諦めることと引き換えに、違う価値を世の中に提供している。もちろん、どちらがいい悪いでは決してない(山田氏も「敵になりたいわけではない」と言っている)。ただ、そろそろ「いい悪いでは決してない」で済まされてきた雰囲気が、いよいよにして変わろうとしているようにも思える。
日本は、従来信じていた概念や常識が限界に来ていると認めるべきだと思う(それはアパレルに限った話ではない)。そして、認めたあとに支持される概念や常識のコアとなる部分がファクトリエにあるように思う。効率性よりも物語性を。新しいものと同じくらい懐かしいものを。それは、工場と、その先にいる人間に丁寧な眼差しを向けることであり、耳を傾けることであり、尊重することである。そこに(ファクトリエがそうしているように)適切にテクノロジーをインストールすることで、日本はもう一度、理想と希望を持てるような気がした。
イノベーション、みたいなオシャレなものではないかもしれない。スタートアップ、と呼ぶのも少し違う気がする。でも、じわじわと、ひとりひとり、新しい日本の理想と希望を語り、実現する象徴となってほしいと心から思う。
2020年3月20日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
ファクトリエというブランドは初めて知りましたが、そこにある哲学にとても惹かれました。作り手と消費者の交流がさかんになることは、単なる消費を超えて、作り手の応援が出来たり、ファンになったりすることに変換されるかも知れません。ファストファッションが今やブームですが、次に来る波は、ファクトリエのように作り手と消費者が相互で豊かになれる思想を持ったメーカーだろうと感じました。
安価で大量生産は、誰かの犠牲の上で成り立っていることも知り、これからの消費に関して考えさせられる良書でした。
安価で大量生産は、誰かの犠牲の上で成り立っていることも知り、これからの消費に関して考えさせられる良書でした。