今更ながらですが、良い作品ですよ。
短編集ですが、内容が実に爽快です。後読感がとても良い。
自ら汚名を被り獄中で死を迎える、検事の本懐とは一体何なのか?
恩や儀を貫き通す為にそこまで自己犠牲に徹することができるのか?
私には無理ですが・・・・(-_-)
はてさて作中の登場人物達のような見事な人達が現実社会でどれだけ
活躍しているのでしょうかねえ?
マスコミはくだらない不倫や汚職、内輪揉めなんて追っかけてないで
日の当たらない立場で活躍する英雄をもっと報道してもらいたいもんです。
余談ですが、日航機墜落事故を執拗に追い続けた上毛新聞の記者達や
開高健が目指すべき記者達だとつくづく考えさせられました。
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検事の本懐 (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ) 文庫 – 2012/11/6
柚月 裕子
(著)
12万部突破の法廷ミステリー『最後の証人』主人公のヤメ検弁護士・佐方貞人の検事時代を描いた連作ミステリー、待望の文庫化です。出所したばかりの累犯者が起こした窃盗事件の真実を抉る「罪を押す」。県警上層部に渦巻く嫉妬が、連続放火事件の真相を歪める「樹を見る」。同級生を襲った現役警官による卑劣な恐喝事件に、真っ向から対峙する「恩を返す」。東京地検特捜部を舞台に、法と信義の狭間でもがく「拳を握る」。横領弁護士の汚名をきてまで、約束を守り抜いて死んだ男の真情を描く「本懐を知る」。
- 本の長さ465ページ
- 言語日本語
- 出版社宝島社
- 発売日2012/11/6
- 寸法10.8 x 1.9 x 15.2 cm
- ISBN-104800202892
- ISBN-13978-4800202895
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商品の説明
著者について
柚月 裕子 (ゆづき ゆうこ) プロフィール
1968年、岩手県生まれ。山形県在住。第7回『このミステリーがすごい! 』大賞を受賞し、『臨床真理』にて2009年デビュー。他の著書に『最後の証人』(ともに宝島社文庫)がある。2012年、第25回山本周五郎賞にノミネートされる。
1968年、岩手県生まれ。山形県在住。第7回『このミステリーがすごい! 』大賞を受賞し、『臨床真理』にて2009年デビュー。他の著書に『最後の証人』(ともに宝島社文庫)がある。2012年、第25回山本周五郎賞にノミネートされる。
登録情報
- 出版社 : 宝島社 (2012/11/6)
- 発売日 : 2012/11/6
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 465ページ
- ISBN-10 : 4800202892
- ISBN-13 : 978-4800202895
- 寸法 : 10.8 x 1.9 x 15.2 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 401,913位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 635位宝島社文庫
- - 2,479位ミステリー・サスペンス・ハードボイルド (本)
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著者について
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2018年2月1日に日本でレビュー済み
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2019年7月5日に日本でレビュー済み
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五編の短編集でどれも面白く読むことができました。佐方シリーズは私の好きな作品です。
2020年8月17日に日本でレビュー済み
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ありがとうございました
2020年3月11日に日本でレビュー済み
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期待を裏切らない作品ばかり。どんどん柚月裕子の作品にのめりこんでしまいます。全冊読破を目指しています!
2019年7月30日に日本でレビュー済み
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期待通りの一冊。次が文庫になるのが待ち遠しいです。
2018年1月22日に日本でレビュー済み
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連作、みんな良いけれど、特に、最後の「本懐を知る」が良いです。柚月さんの小説って、芯が通った主人公が良いです。すいません、良いの連発で。
2019年7月6日に日本でレビュー済み
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流石です。最後の最後まで何が起きるのかわからないワクワク感と期待を決して裏切らない展開。
2014年12月9日に日本でレビュー済み
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5話の中編からなり、若き気鋭の検事佐方貞人の活躍を描いた作品である。と言っても、それぞれの物語で佐方が主人公にならずサイドキャラク
ターで描かれているものもある。ただ、どの作品でも、この検事が法律知識を駆使して事件を解決するというより、外見はしょぼくれていても、
人間を大事にし、熱き心で物事に対処する様子が描かれている。その佐方や父の弁護士佐方陽世の生き方に読者は動かされる。「義」を
大事にし、上司にも直言する佐方の姿勢には爽快さがあり、その意味では「格好いい」。彼自身が、苦労人であることが、この5話において
いろいろなエピソードの形で触れられるが、5話を読むことで彼のここまでの半生が読者にも開示されることになる。解説で、「まさに女横山秀夫
のごとき」という表現があったが、同感。文章そのものをもう少し短くし、キレのいい表現にすればさらにインパクトが出るようにも思えた。
ターで描かれているものもある。ただ、どの作品でも、この検事が法律知識を駆使して事件を解決するというより、外見はしょぼくれていても、
人間を大事にし、熱き心で物事に対処する様子が描かれている。その佐方や父の弁護士佐方陽世の生き方に読者は動かされる。「義」を
大事にし、上司にも直言する佐方の姿勢には爽快さがあり、その意味では「格好いい」。彼自身が、苦労人であることが、この5話において
いろいろなエピソードの形で触れられるが、5話を読むことで彼のここまでの半生が読者にも開示されることになる。解説で、「まさに女横山秀夫
のごとき」という表現があったが、同感。文章そのものをもう少し短くし、キレのいい表現にすればさらにインパクトが出るようにも思えた。