私は生存率が低い癌だと医師に告知され、頭が真っ白になりました。まさか自分が癌にかかるとは夢にも思いませんでした。
恐怖やこれからの人生の不安を取り除くようなものを探しているうちに本書に出会いました。
著者がご自分の長い人生の体験談をもとに不安や生き方をどうして克服できたのかを具体的にお話して下さっているのでとても説得力があります。
本書は対談形式で記載されているので、とても読みやすく簡単に内容が理解できました。
第一章〜第五章までの本文全てを、がんの恐怖から戦っているものの立場として、私の思ったことをつつみ隠さずにレビューさせていただきました。
それぞれの見出しについて。著者が一番読者に伝えたいことが記載されています。この見出し一言一句に最初からじーんときました。
下記にこの本の紹介欄で省略されている『もくじ』（見出し）を私なりに分かりやすいように記載させていただきました。ご参考にしてくだされば嬉しいです。
【はじめに(中村恒子より)】
【はじめに (奥田弘美より)】
【第1章】
〜老いを受け入れるほど人は幸せになれる〜
いつまでも若く られる時代だからこそ、老いるメリットを数えてみる
衰えるのは 間として自然な営み。老いに抵抗し過ぎると、不幸になるだけ。
主役から、脇役へ。新たな役割を受け入れるごとに、「素敵なお年寄り」になっていく。
仕事も 子育ても 60代からは全く新しい景色が見える。
気力・体力の右肩下がり がなくなり 楽に生きられるようになる
不老不死にまつわる故事
【第2章】
〜人間関係はどんどん手放していく〜
人間関係は人を動かそうとするから辛くなる。諦めからスタート 万事解決。
仕事と うものは、自分が期待しなければ、向こうからも期待してくることはない。
大抵のことは 「終わり良ければすべて良し」に落ち着く。それまでは拠り所で乗り切るべし
友達が多 思い込み。交友関係 ど、悩みも増える。
人とわ 才能の一つ。向いて、いない人もいるから大丈夫
人間は孤独が本来の状態。一人時間が自分を豊かにする。
たかが一人や二人に嫌われたところで、死ぬわけじゃなし。
高齢者になると人間関係のつかれはなかなかとれない、人は選んで付き合うこと。
印刷だけの年賀状は一 毛なお付き合いの象徴。社交辞令の関係は徐々に清算していく
【第3章】
〜「これまで」や「これから」で頭を満たさない〜
漠然とした不安の原因のひとつは、不必要に自分と他人とを比べていること。
人は夜になるにつれ、不安になる生き物。あえて忙しくすることで、頭から追い出せる。
明日の心配や昨日の後悔が止まらないときは、瞑想で心を「今ここ」に戻す。
睡眠とバランスのとれた食事、それと夜のオフ時間が、心の栄養になる。
自己嫌悪感に襲われたときは、「まぁ、しゃあないな」と諦め、さっさと寝る。
同じ顔がいないのと同じように、他人の人生と自分のそれは、違っていて当たり前。
人生の正解は終わらないとわからない。 だから目の前のことをせっせとやるしかない。
体がお世話しないと動かないように心もお手入れしてあげないと働かない。
心と体を健やかに整えるための睡眠と食の基本
自宅でできるマインドフルネス瞑想
【第4章】
〜「死」との向き合い方はちゃんとある〜
5年後、死ぬとしたら何をしておきたい?」問いかけておくことで、 今が充実していく。
やりたいことを後回しにしなかった患者は、人生の終わりも穏やかな笑顔をたたえていた。
趣味があれば老後が楽しいと思ったら間違い。体が動かなくなったときも想定しておく。
孤独上手になるのは、難しくない。生活の一つひとつと丁寧に向き合うだけ。
但子先生の健康の秘訣は 「こだわらない」
【第5章】
〜駅に笑顔で降り立つために〜
高齢者はいずれ向き合うときがくる延命治療。その実態をしっかり知っておく
ろうそくの炎が消えるような最期を迎えるには「リビングウィル」を早めに用意しておく
孤独死、けっこう 大勢に看取られても、 一緒にあの世に来てくれるわけじゃなし。
お葬式やお墓は、しょせん遺された人たちのもの。死んだあとのことには、こだわらない
「児孫のために美田を買わず」。子どもたちに遺すべきはお金ではなく知恵。
92 年間生きてきた恒子先生が、 最後に伝えたい
「人生のケジメ」
【おわりに】
私は昔の栄光や他人に対する見栄があり、すぐに他人と自分を比較して心を痛めてきた。
現在、病気のことを気にないようにつとめていても、どこかで病気との恐怖と戦っています。だから、著者の一言一言にこころが安まっていくように感じながら読みすすんでいました。
私の周りにいる人に『いい人だったね』と言われるような人生を送りたいと感じました。ようやくまえを向けるような後押しをいただきました。
著者のおふたかたには、本当に感謝いたします。
【読み終えた素直な感想を一言】
私のこれからの生き方について、他人の目を気にせずに自分しか出来ないことを一つ一つこなしていけばいい、というメッセージをもらえた気持ちになれました。
無料のKindleアプリをダウンロードして、スマートフォン、タブレット、またはコンピューターで今すぐKindle本を読むことができます。Kindleデバイスは必要ありません。
ウェブ版Kindleなら、お使いのブラウザですぐにお読みいただけます。
携帯電話のカメラを使用する - 以下のコードをスキャンし、Kindleアプリをダウンロードしてください。
何か問題が発生しました。後で再度リクエストしてください。
よく一緒に購入されている商品
+
+
総額:
当社の価格を見るには、これら商品をカートに追加してください。
ポイントの合計:
pt
一緒に購入する商品を選択してください。
この商品をチェックした人はこんな商品もチェックしています
ページ 1 以下のうち 1 最初から観るページ 1 以下のうち 1
出版社より
著者について
著者をフォローして、新作のアップデートや改善されたおすすめを入手してください。
