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きずなと思いやりが日本をダメにする 最新進化学が解き明かす「心と社会」 単行本 – 2016/12/15
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できないことは、できない。
そこから考えの筋道を立てること。
──糸井重里
すべての政治が失敗する理由は<進化>にあった! ?──糸井重里氏も絶賛。知的スリルに満ちた対談書
「美しい日本」「女性活躍」など空疎な言葉が並ぶ昨今の日本政治、はたしてこれでいいのか! ?
何ごとも「心がけ」や「思いやり」が第一とされる昨今の風潮はこれで大丈夫なのか! ?
誰もがモヤモヤと思っていることに、社会心理学者である山岸センセイと、進化学者の長谷川センセイが、最新の脳科学、進化学、社会学、心理学を駆使して切り込む痛快対談。
最初から最後まで<目から鱗>の連続となることを保証します!
本書の目次より
第一章 「心がけ」「お説教」では社会は変わらない
第二章 サバンナが産み出した「心」
第三章 「協力する脳」の秘密
第四章 「空気」と「いじめ」を研究する
第五章 なぜヒトは差別するのか
第六章 日本人は変われるのか
第七章 きずなと思いやりが日本をダメにする
著者略歴
【山岸俊男】1948年生まれ。愛知県名古屋市生まれの社会心理学者。北海道大学教授、東京大学特任教授を経て、一橋大学特任教授。文化功労者。2005年10月より日本学術会議会員。
【長谷川眞理子】1952年生まれ。東京都出身の人類学者。総合研究大学院大学教授、放送大学客員教授、国家公安委員会委員。専門は行動生態学。同じく行動生態学者の長谷川寿一(東京大学教授)は夫であり、夫婦による共著も多い。
- 本の長さ296ページ
- 言語日本語
- 出版社集英社インターナショナル
- 発売日2016/12/15
- ISBN-10479767332X
- ISBN-13978-4797673326
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商品の説明
メディア掲載レビューほか
精神論は有害だ
心がけで背は伸びない。以前、養老孟司さんから聞いたことばだ。ぼくの座右の銘にしている。世の中、精神論は役に立たない。
長谷川眞理子と山岸俊男の『きずなと思いやりが日本をダメにする』を読んで、精神論は有害だとあらためて思う。
テーマとなるのは、少子化、空気といじめ、差別と偏見、グローバリズムと雇用など。並べるだけで気分がめいる。
これを長谷川は進化生物学の知見で、山岸は社会心理学の知見で読み解く。聞き手・話し手の切り替えぶりが巧みで、一気に読ませる。
人間が知性を持ったのは社会なしに生存できないから。人間の脳は他者の心を読もうとしてしまう。周囲の視線を気にしたり、集団内の裏切り者を見つけ出したりする能力を持つ。ふたりの対話からこうした特性が見えてくる。その起源は有史以前、農耕・牧畜をはじめた1万年前にさかのぼる。
脳は心がけでは変わらない。ぼくたちの脳に染みついた特性に従って、社会をよりよい方向に変えていくことでしか解決できないのだ。
たとえば、いじめを悪い心が原因だと考え、監視や厳罰や良い心の涵養で対処しようとしても意味がない。いじめとは、子どもたちが自主的に秩序をつくろうとするプロセスのなかで不可避的に起こる現象だと山岸はいう。
具体的には、いじめの傍観者にならない教育、いじめを見たら「やめろよ」といえる教育、「やめろよ」といっても裏切り者と見なされない教育をしていく。教師の役割はその後ろ盾となることだ。
いつまでも周囲の顔色をうかがい、びくびくしているようでは、世の中は変わらない。
評者:永江朗
(週刊朝日 掲載)登録情報
- 出版社 : 集英社インターナショナル (2016/12/15)
- 発売日 : 2016/12/15
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 296ページ
- ISBN-10 : 479767332X
- ISBN-13 : 978-4797673326
- Amazon 売れ筋ランキング: - 155,022位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 1,848位社会一般関連書籍
- カスタマーレビュー:
著者について
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-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
長谷川先生の最近の出来ではあまりよいほうではないと思った。
お腹いっぱいです。
◇
主観的な根拠のない精神論で、大切な問題を安直にあつかう、「心でっかち」な日本型政治のありように警鐘を鳴らすことから、本書は始まっています。その後巻末にいたるまで、印象的な記述は引きも切らず、これだけ大事なことを知らずに、良く今まで(恥ずかしげもなく)生きてこられたものだ!と思うことがしばしばありました^^
◇
お二人がズバズバと言い切る論拠として、本書で引用されるさまざまな研究者の業績は、そのいずれもが、仮説を立証するための実験の組み立てがとても巧みで、心の中で何度も、なるほど!とつぶやきました。
もちろん、専攻分野が異なれば、同じ現象を前にしても、その解釈が異なるのは当然ですから、お二人のご意見に100%同意するわけではありません。それでも、かつてないほどの知的満足感が得られる名著であることは間違いありません。
いじめや子育て、引きこもり、雇用問題から人間関係論まで、
ともかく「人」と「人」が関わる様々な問題に踏み込んでいく。
きずな、思いやりは、個人的には決して嫌いではない。
しかし最近はあまりに「安売り」されていないだろうか。
他人を思いやる気持ちは必要だが、だからといって周囲に合わせてばかりでは、
「自分」というものがなさすぎる。
互いに理解し合い、その上でぶつかり合うことで生まれるものこそ大事だと二人は言う。
もっと積極的に他社とのつながりを求める姿勢が必要だ――と。
これだけグローバル化すると、まず自分の価値観を明確にすることが先。
空気を読んで合わせていくことではないのだ、とも言う。
ただ、あえて異論を言わせてもらうなら、「だからといって争いごとはよくない」
ということである。著者たちはそんなことは百も承知でこういうアピールをしているのだが、
「日本をダメにする」とまで言って良いものか、個人的にはやや戸惑う。
もちろん本書で取り上げられる様々な問題に対し、二人は「容易に解決できる」とは言っていない。
安直な答えでお茶を濁すより、このように問題提起することも大事だというのが本当に言いたいことだろう。
確かに少なくとも、本書で取り上げられる問題を、「心や気持ちの問題」に落とし込むほうが、
危険だろうとは感じた。
――やや理の勝ちすぎる対談ではあるが、もっと個性を大切にすべきだということは強く感じる1冊である。
★3.5といったところだが、ものすごい目新しさは感じなかった。
恐らくもっと裏付けがあるのでしょうが、この本だけでは伝わらないのであまり納得も共感も出来ず全編本当かな?と疑いがはれませんでした。
深く聴いたら違うのかも知れませんが、本を読んだだけでは矛盾がけっこうあるのも嫌だなと感じました。
内容自体も目新しい事はあまりなく、なんか全体的に悪口?みたいな雰囲気があったので嫌いです。