「現代思想」連載時(2013.5‾10)の全6章が全7章になった。
モンゴル関連及び第5章のライプニッツを援用した帝国論と第6章が最大の加筆だろう。ただ、第5章は「現代思想」(2014.3)での丸川哲史との対談記事と内容的に重なる。第6章は岩波書店100周年記念講演と重なるが、「世界資本主義の諸段階」(資本主義の世界史的諸段階)の図表(181頁)などはさらに改訂されている。
巻末に人名と事項の索引があるのが画期的。
帝国の構造 中心・周辺・亜周辺 目次
第1章 ヘーゲルの転倒とは何か
1 なぜヘーゲルの批判か
2 マルクスによるへーゲル批判の盲点
3 生産様式論の限界
4 交換様式の導入
5 社会構成体と交換様式
6 前後の転倒
7 未来からの回帰
第2章 世界史における定住革命
1 遊動的狩猟採集民
2 定住の困難
3 互酬性の原理
4 定住革命
5 互酬制の起源
6 遊動性の二つのタイプ
第3章 専制国家と帝国
1 国家の起源
2 恐怖に強要された契約
3 帝国の原理
4 専制国家と帝国
5 帝国と帝国主義
6 ペルシア帝国とローマ帝国
7 ヨーロッパと帝国
第4章 東アジアの帝国
1 秦帝国
2 漢帝国
3 隋唐帝国
4 遊牧民の帝国
5 モンゴル帝国
6 モンゴル帝国以後
第5章 近世の帝国と没落
1 ロシア・オスマン・ムガール帝国
2 帝国の衰退
3 ヨーロッパの世界=経済
4 帝国の「近代化」
5 オーストリア・ロシア
6 中国
第6章 帝国と世界共和国
1 帝国と神の国
2 ヘゲモニー国家
3 歴史と反復
4 諸国家連邦
5 自然の狡知
6 自然と歴史
第7章 亜周辺としての日本
1 周辺と亜周辺
2 ヤマトとコリア
3 皇帝と天皇
4 官僚制と文字の問題
5 漢字と仮名
6 日本の封建制
7 徳川体制とは何か
8 明治維新以後
あとがき
索引
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帝国の構造: 中心・周辺・亜周辺 単行本 – 2014/7/24
柄谷行人
(著)
遊動性から帝国へ。柄谷行人、待望の帝国論!
- 本の長さ264ページ
- 言語日本語
- 出版社青土社
- 発売日2014/7/24
- 寸法14 x 2.5 x 19.6 cm
- ISBN-104791767977
- ISBN-13978-4791767977
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登録情報
- 出版社 : 青土社 (2014/7/24)
- 発売日 : 2014/7/24
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 264ページ
- ISBN-10 : 4791767977
- ISBN-13 : 978-4791767977
- 寸法 : 14 x 2.5 x 19.6 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 110,445位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 152位世界史一般の本
- カスタマーレビュー:
著者について
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1941年生まれ。評論家 (「BOOK著者紹介情報」より:本データは『 世界史の構造 (ISBN-13: 978-4000236935 )』が刊行された当時に掲載されていたものです。)
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2021年11月5日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
もともと帝国って何なんだろうと思って買ってみた。
その疑問に直接は答えてくれなかったし、帝国と帝国主義の違いもいまいちわからないまま終わってしまった。
しかし、社会や国をGive&Takeの類型で捉え直し、かつ個別の時代、地域について可能な限りその類型に当てはめてくれてとてもよかった。時間をおいて読み直す価値のある本だと思った。
その疑問に直接は答えてくれなかったし、帝国と帝国主義の違いもいまいちわからないまま終わってしまった。
しかし、社会や国をGive&Takeの類型で捉え直し、かつ個別の時代、地域について可能な限りその類型に当てはめてくれてとてもよかった。時間をおいて読み直す価値のある本だと思った。
2014年8月12日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
最近出た柄谷行人の『帝国の構造』(青土社)を読んだが、何だか柄谷の言っている内容が、だんだん漫画の『ワンピース』みたいになってきたように思えて、なぜか読んでいて笑ってしまうような内容になっている(嘘ですが、これから述べることに気づいてしまった時には大笑いしてしまいました)。大丈夫かぁ?柄谷行人(笑)。
内容としては、マルクス主義者のように「生産様式」からでは、社会構成体の歴史をうまく説明できないから、それに代わって「交換様式」を導入して歴史を説明するのが、最近の柄谷行人が語っていることなのだが、その「交換様式」には四つのタイプがあって、
A 互酬(贈与と返礼)
B 略奪と再分配(支配と保護)
C 商品交換(貨幣と商品)
D X
という定義で、交換様式Aは氏族社会が優勢だった時代に支配的な交換様式で、交換様式Bは国家が優勢だった時代に支配的は交換様式で、現代は国家と経済活動が優勢である時代だから、交換様式BとCが支配的な交換様式なのだが、ここで誤解を与えかねない交換様式Bの略奪と再分配とは、広い意味で国民から税金を強制的に取り立てて、福祉や行政サービスによって公平に再分配しているつもりの行為も含まれる。
そして柄谷が来たるべき社会において実現させたい、歴史的に先行した交換様式Aの高次元での回復という、未知のXとしての交換様式Dなのだが、こう述べてしまうと、柄谷の言っている趣旨からちょっとずれてくるかもしれないが、要するにそれは、互酬的なしがらみのない事や物を、地縁や血縁に関係なく、タダでやってあげたり交換したりして、そのお返しは期待しないという行為なのではないか。
この交換様式Dの「D」で気づいてしまったのだが、もしかして交換様式Dって、『ワンピース』の中でDの一族(モンキー・D・ルフィ、モンキー・D・ドラゴン、モンキー・D・ガープ、ゴール・D・ロジャー、ポートガス・D・エース、ポートガス・D・ルージュ、マーシャル・D・ティーチ、ハグワール・D・サウロ)と、その仲間たちがやっている行為そのものなのではないか(笑)。
悪役として登場している海賊黒ひげ(マーシャル・D・ティーチ)でさえ、本来海賊がやるべき交換様式Bをやっている場面がほとんど登場せず、フロイトのいう「抑圧されたものの回帰」をめざして、『トーテムとタブー』におけるように海賊たちが「兄弟同盟」を組んで、殺された原父(海賊王ゴール・D・ロジャーと800年前に世界政府に滅ぼされた伝説の王国)を復活(高次元での回復?)させようとする「義務」に駆られながら、お互いや世界政府と延々と戦っているわけで、彼らが探し求める「ひとつなぎの大秘宝(ワンピース)」こそが、「交換様式D」の社会を実現させる鍵となるわけか(笑)。これはまさにフロイトが言っているように、「攻撃的欲動を抑えることができるのは、攻撃的欲動から生まれた超自我」(死の欲動)であり、カントが言っているように、「戦争こそが、戦争を抑える制度を作り出す」(国際連盟や国際連合)ということなのか(笑)。
とまあ、柄谷行人=モンキー・D・ルフィということで笑ってしまったわけだ。
内容としては、マルクス主義者のように「生産様式」からでは、社会構成体の歴史をうまく説明できないから、それに代わって「交換様式」を導入して歴史を説明するのが、最近の柄谷行人が語っていることなのだが、その「交換様式」には四つのタイプがあって、
A 互酬(贈与と返礼)
B 略奪と再分配(支配と保護)
C 商品交換(貨幣と商品)
D X
という定義で、交換様式Aは氏族社会が優勢だった時代に支配的な交換様式で、交換様式Bは国家が優勢だった時代に支配的は交換様式で、現代は国家と経済活動が優勢である時代だから、交換様式BとCが支配的な交換様式なのだが、ここで誤解を与えかねない交換様式Bの略奪と再分配とは、広い意味で国民から税金を強制的に取り立てて、福祉や行政サービスによって公平に再分配しているつもりの行為も含まれる。
そして柄谷が来たるべき社会において実現させたい、歴史的に先行した交換様式Aの高次元での回復という、未知のXとしての交換様式Dなのだが、こう述べてしまうと、柄谷の言っている趣旨からちょっとずれてくるかもしれないが、要するにそれは、互酬的なしがらみのない事や物を、地縁や血縁に関係なく、タダでやってあげたり交換したりして、そのお返しは期待しないという行為なのではないか。
この交換様式Dの「D」で気づいてしまったのだが、もしかして交換様式Dって、『ワンピース』の中でDの一族(モンキー・D・ルフィ、モンキー・D・ドラゴン、モンキー・D・ガープ、ゴール・D・ロジャー、ポートガス・D・エース、ポートガス・D・ルージュ、マーシャル・D・ティーチ、ハグワール・D・サウロ)と、その仲間たちがやっている行為そのものなのではないか(笑)。
悪役として登場している海賊黒ひげ(マーシャル・D・ティーチ)でさえ、本来海賊がやるべき交換様式Bをやっている場面がほとんど登場せず、フロイトのいう「抑圧されたものの回帰」をめざして、『トーテムとタブー』におけるように海賊たちが「兄弟同盟」を組んで、殺された原父(海賊王ゴール・D・ロジャーと800年前に世界政府に滅ぼされた伝説の王国)を復活(高次元での回復?)させようとする「義務」に駆られながら、お互いや世界政府と延々と戦っているわけで、彼らが探し求める「ひとつなぎの大秘宝(ワンピース)」こそが、「交換様式D」の社会を実現させる鍵となるわけか(笑)。これはまさにフロイトが言っているように、「攻撃的欲動を抑えることができるのは、攻撃的欲動から生まれた超自我」(死の欲動)であり、カントが言っているように、「戦争こそが、戦争を抑える制度を作り出す」(国際連盟や国際連合)ということなのか(笑)。
とまあ、柄谷行人=モンキー・D・ルフィということで笑ってしまったわけだ。
2014年8月8日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
本書で、あるいは『世界史の構造』以降柄谷氏が何を論じたのか、それは一言で言えば、「世界戦争を阻止するのは、いかなる原理なのか」ということに尽きる。《世界資本主義の危機・没落が進行するとき、それは世界戦争に発展する可能性がある。》(P172)
短期的には、おそらく、世界戦争に発展するだろう、というのが柄谷氏の読みだ。これはむろん愉快なことではない。処方箋も示されてはいる。
日本や中国、コリア、いったいどんな国なのか。おそらくはじめて柄谷氏の本を読む人は、かなりびっくりすると思う。驚愕とともに、確実に自分の中の何かが変わる。
短期的には、おそらく、世界戦争に発展するだろう、というのが柄谷氏の読みだ。これはむろん愉快なことではない。処方箋も示されてはいる。
日本や中国、コリア、いったいどんな国なのか。おそらくはじめて柄谷氏の本を読む人は、かなりびっくりすると思う。驚愕とともに、確実に自分の中の何かが変わる。
2015年7月28日に日本でレビュー済み
NAM以降の柄谷氏の著作を読んだ方であればお馴染みの4つの交換様式のフレームを使って、世界史の書き換えを試みた著作。NAM崩壊以降の柄谷氏の著作が個人的に面白く感じられなかったため、ここ10年くらい真面目に彼の著作に接してこなかった僕にさえ、本書は80年代以降の柄谷氏の思考が力技で、しかし見事に世界史の描写に凝縮していく様が感じられ、大変面白かったので星を5つ点ける。
ただ、過去に関する分析の精緻さに較べて、当たり前だが未来に関する構想はラフである点は否めない。(それは若い世代に任せたと言って許される年齢の著者なのだが。)例えば、以下の点が僕は引っかかっている。
-1. 交換様式A(贈与体系)とD(世界宗教)が形を変えて、B(国家)とC(資本主義)の隆盛した時代に再度とってかわるというビジョンが提示される。Aに関しては国際連合(のバージョンアップしたもの)の役割に期待する一方、Dについては、それはフロイト的=強迫的にやってくるであろうという大変抽象的な予言があるものの、具体的な何かを提示するには至っていない。D(世界宗教のバージョンアップしたもの)が具体的な何かとして我々の目前に出てくる時代では未だないということなのかもしれないが、BとCがこれだけ行き詰っている以上、Dに相当するものの萌芽は存在していると考えることは自然なはずである。じゃあ、それは何なのか。(既存の宗教でないことは確かである。)
-2. 僕は仕事で国際機関にお邪魔することがちょくちょくあるのだが、プロジェクト単位で組織・活動が編成される点は国家単位の行政機関よりもずっと柔軟に見えるものの、その分、結構無責任で、やっぱりお役所的で、カネ食い虫で、しばしば特定の国の意向が強く関与し、また場合によっては不透明な組織である等の問題点も否めない。(例えば世銀やIMFの悪口を書いてある本はamazonで沢山買えます。)世界戦争の後に国連がバージョンアップすることを柄谷氏は期待しているのだが、結局上に書いた性質が役人組織の普遍的性格なのだとすると、柄谷氏の言う世界共和国というものも具体的行政システムを想像すると余り期待する気が起こらないのだ。(このウンザリから脱するには、役所の役割自体がバージョンアップすることを期待するほかない。)
他にも色々と本書に対する引っかかりを感じるのだが、僕はそれを柄谷氏個人への違和感や攻撃に帰するつもりはない。だって、どんなに賢い人だって未来予知なんてできないからだ。寧ろ、そのような違和感は自分も含めた読者が未来の世界の姿を真剣に考える上でのエネルギーとなるべきものであり、そのようなエネルギーが沢山詰まっていると言う点で本書は優れた一冊である。
ただ、過去に関する分析の精緻さに較べて、当たり前だが未来に関する構想はラフである点は否めない。(それは若い世代に任せたと言って許される年齢の著者なのだが。)例えば、以下の点が僕は引っかかっている。
-1. 交換様式A(贈与体系)とD(世界宗教)が形を変えて、B(国家)とC(資本主義)の隆盛した時代に再度とってかわるというビジョンが提示される。Aに関しては国際連合(のバージョンアップしたもの)の役割に期待する一方、Dについては、それはフロイト的=強迫的にやってくるであろうという大変抽象的な予言があるものの、具体的な何かを提示するには至っていない。D(世界宗教のバージョンアップしたもの)が具体的な何かとして我々の目前に出てくる時代では未だないということなのかもしれないが、BとCがこれだけ行き詰っている以上、Dに相当するものの萌芽は存在していると考えることは自然なはずである。じゃあ、それは何なのか。(既存の宗教でないことは確かである。)
-2. 僕は仕事で国際機関にお邪魔することがちょくちょくあるのだが、プロジェクト単位で組織・活動が編成される点は国家単位の行政機関よりもずっと柔軟に見えるものの、その分、結構無責任で、やっぱりお役所的で、カネ食い虫で、しばしば特定の国の意向が強く関与し、また場合によっては不透明な組織である等の問題点も否めない。(例えば世銀やIMFの悪口を書いてある本はamazonで沢山買えます。)世界戦争の後に国連がバージョンアップすることを柄谷氏は期待しているのだが、結局上に書いた性質が役人組織の普遍的性格なのだとすると、柄谷氏の言う世界共和国というものも具体的行政システムを想像すると余り期待する気が起こらないのだ。(このウンザリから脱するには、役所の役割自体がバージョンアップすることを期待するほかない。)
他にも色々と本書に対する引っかかりを感じるのだが、僕はそれを柄谷氏個人への違和感や攻撃に帰するつもりはない。だって、どんなに賢い人だって未来予知なんてできないからだ。寧ろ、そのような違和感は自分も含めた読者が未来の世界の姿を真剣に考える上でのエネルギーとなるべきものであり、そのようなエネルギーが沢山詰まっていると言う点で本書は優れた一冊である。
2014年11月24日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
世界史の構造、哲学の起源に続く素晴らしい内容です。すでに良きレビューが並んでいますので内容についてはそちらに譲り、一言しておきたいのは、この雑な本作りです。それゆえに4つ星になってしまいました。本としての評価ということであればということで。
後半、時間がなくて校正をしなかったのではないかと疑われるほど誤植、校正ミス(と思われる箇所)が目立ちます。内容が白熱したところに冷水を浴びせられるようであまりに残念。今後読み継がれる名著であるがゆえに、後世古書などでこの本を手にいれた人がまた気の毒です。
青土社はこの程度の出版社になってしまったのでしょうか。これだけの本を世間に出す責任を感じてください。
猛省を促したいと思います。
後半、時間がなくて校正をしなかったのではないかと疑われるほど誤植、校正ミス(と思われる箇所)が目立ちます。内容が白熱したところに冷水を浴びせられるようであまりに残念。今後読み継がれる名著であるがゆえに、後世古書などでこの本を手にいれた人がまた気の毒です。
青土社はこの程度の出版社になってしまったのでしょうか。これだけの本を世間に出す責任を感じてください。
猛省を促したいと思います。
2014年9月18日に日本でレビュー済み
最初の方の交換様式の説明は、「世界史の構造」より分かりやすくなったが、まだ固く、柄谷さんの考え、思い描いていることが伝わってこない。こちらの受け取り不足と言われればそうだが。構成する断片の個々に対する、柄谷さんのこだわりは分かるが、抑圧されたものの回帰、高次元で回復するがピンとこない。東アジアの分析は、通説とは異なる視点、交換様式や地政から説かれ非常に面白い。しかし、交換様式、地政は、終わった歴史を捉えても、ビビッドな事象を捉えきれないのではないだろうか。
マルクスは罪深い。真摯に反省してもらわないといけない。そういう書き方をしたからだ。
マルクスの著作は、誤解や政治利用され易かった。その結果、共産主義や社会主義を掲げる一党独裁国家を作り上げ、今や共産主義や社会主義の看板が剥げ落ち、一党独裁国家が丸出しになった。柄谷さん、この事象は交換様式で言えば何れに該当しますか?
片や、宗教を掲げる一党独裁国家。そしてアルカイダに次ぐテロ、「イスラム国」。この事象は交換様式で言えば何れですか?
一党独裁国家にアクセルはあってもブレーキはない。軍備増強で版図拡大。ロシアのウクライナ、中国のシナ海進出。その軍備は内部粛清にも使われる。少数民族も殺戮。イスラム国のテロによる米国記者リンチ殺人。柄谷さん、世界共和国は遠い。不完全だが自由主義国家の方が一党独裁国家よりベターではなかろうか。一党独裁国家は、なぜ自由主義にならなかったのか、ならないのだろうか? 逆に自由主義国家は、なぜ一党独裁国家にならないのだろうか?
マルクスは罪深い。真摯に反省してもらわないといけない。そういう書き方をしたからだ。
マルクスの著作は、誤解や政治利用され易かった。その結果、共産主義や社会主義を掲げる一党独裁国家を作り上げ、今や共産主義や社会主義の看板が剥げ落ち、一党独裁国家が丸出しになった。柄谷さん、この事象は交換様式で言えば何れに該当しますか?
片や、宗教を掲げる一党独裁国家。そしてアルカイダに次ぐテロ、「イスラム国」。この事象は交換様式で言えば何れですか?
一党独裁国家にアクセルはあってもブレーキはない。軍備増強で版図拡大。ロシアのウクライナ、中国のシナ海進出。その軍備は内部粛清にも使われる。少数民族も殺戮。イスラム国のテロによる米国記者リンチ殺人。柄谷さん、世界共和国は遠い。不完全だが自由主義国家の方が一党独裁国家よりベターではなかろうか。一党独裁国家は、なぜ自由主義にならなかったのか、ならないのだろうか? 逆に自由主義国家は、なぜ一党独裁国家にならないのだろうか?