かなりの大部である。価格も高い。
モノがモノだけに、一気読みとは行かなかったが、
荒地派の中核人物である鮎川信夫の実像を、丹念に描いている。
「橋上の詩学」とは、少し分かりづらいが、
「外なる私」と「内なる人」を架橋する……という意味を含んでいる。
私は個人的には田村隆一のほうが好きなのだが、
鮎川の、どこか気負わない、それでいて戦争を深く実存と絡めた詩風は好きだ。
著者は「現代詩手帖元編集長」。鮎川とは深い交流があったという。
それだけに、新たな詩人像も描かれている。
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鮎川信夫、橋上の詩学 単行本 – 2016/7/13
樋口良澄
(著)
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鮎川の言葉が今も力を持つのは、自らの体験と〈他者〉や〈歴史〉を架橋しようとする時、個に内在する普遍を探る過程が〈詩〉として立ち上がるからではないだろうか。その過程は至る所にある。 (「おわりに」)
鮎川信夫の詩とは何か。初めて明らかにされる、「向上之青年」など父親の雑誌との深い関わり、戦争と〈荒地〉理念の根源、詩友・森川義信、夫人・最所フミとの位相、詩の断念の真相……。
日記や証言などの新資料から論究する、ラディカルな詩人像!
可能性としての〈荒地〉へ―。
カバー写真=上田義彦
装幀=間村俊一
鮎川信夫の詩とは何か。初めて明らかにされる、「向上之青年」など父親の雑誌との深い関わり、戦争と〈荒地〉理念の根源、詩友・森川義信、夫人・最所フミとの位相、詩の断念の真相……。
日記や証言などの新資料から論究する、ラディカルな詩人像!
可能性としての〈荒地〉へ―。
カバー写真=上田義彦
装幀=間村俊一
- 本の長さ287ページ
- 言語日本語
- 出版社思潮社
- 発売日2016/7/13
- ISBN-104783738041
- ISBN-13978-4783738046
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商品の説明
著者について
1955年東京生まれ。「現代詩手帖」、「文藝」などの編集に携わり、岩波書店編集部を経て、現在、関東学院大学国際文化学部客員教授。
主な著書に、『唐十郎論』、『木浦通信』(吉増剛造と共著)など。
主な著書に、『唐十郎論』、『木浦通信』(吉増剛造と共著)など。
登録情報
- 出版社 : 思潮社 (2016/7/13)
- 発売日 : 2016/7/13
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 287ページ
- ISBN-10 : 4783738041
- ISBN-13 : 978-4783738046
- Amazon 売れ筋ランキング: - 994,420位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
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