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世界の今を読み解く「政治思想マトリックス」 単行本 – 2020/11/28

4.5 5つ星のうち4.5 306個の評価

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米大統領選で激突する「二つのアメリカ」
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今、世界中では大分断が進んでいる。しかも、様々な思想が入り乱れ、対立構造が非常に複雑に、わかりづらくなっている。
本書は、各国の政治的・経済的スタンスがひと目でわかる「政治思想マトリックス」を使うことで、現在の複雑な世界情勢をシンプルに整理するもの。アメリカ、中国、ロシア、イギリス、EU諸国、中東、そして日本と、それぞれの地域の近代史と今が手に取るようにわかる。
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出版社より

分断する世界 リアルな姿 自由主義 保守主義
政治思想
目次 ナショナリズム グローバリズム シーソーゲーム フランス革命 右派 左派 支持基盤 思想対立 ロシア マルクス主義 米中冷戦 中国 共産主義 格差社会 ソ連崩壊

目次より抜粋

4-1

4-2

4-3

第1章‗ナショナリズムとグローバリズムの「シーソーゲーム」

●フランス革命によって生まれた「右派 vs. 左派」

●なぜ、同じ支持基盤から思想対立が起こるのか?

●時代遅れのロシアで、マルクス主義の亡霊が蘇る

●「右派=国家」「左派=個人」の矛盾が混乱を生む

●第二次世界大戦の「真の勝者」は?

第2章‗「米中冷戦」の思想史と強いロシアの復活

●中国の裏切りで幕を開けた「米中冷戦」の因縁

●共産主義の「格差社会」という大いなる矛盾

●大風呂敷を広げて終わった「残念なオバマ改革」

●ソ連崩壊後に待っていた「グローバル化の荒波」

●世界を敵に回しても、ウクライナを欲しがる理由

第3章‗「超国家EU」崩壊の序曲

●「上から目線のEU」に、キレたイギリス

●財政赤字国は、ドイツにとって最高の「かくれみの」

●福祉国家を目指したイギリスの「悲惨な末路」

●ボリス・ジョンソン首相の「英国ファースト」

●ドイツ第四帝国 vs. 新生イギリス

5-1

5-2

第4章‗グローバル化するイスラム革命

●「革命の輸出」とグローバリズム

●あらゆる革命軍は、「暴走する宿命」にある

●経典重視のスンナ派、血統重視のシーア派

●イスラム教とは、グローバリズム宗教である

●誰にも言えない「イランの本音」

最終章‗日本の思想史と未来

●アメリカの従属国として始まった戦後日本

●アメリカ頼みから脱却、「親中政策」への大転換

●グローバリズムという名の「対米追従外交」

●ピュアなナショナリスト「第一次安倍政権」の失敗

●菅政権は、「獅子身中の虫」を制御できるか

商品の説明

出版社からのコメント

【本書「はじめに」より抜粋】

「朝日新聞は、左がかっている」とか、「産経新聞は、右寄りだ」とよく言われます。
どうやら、政治思想を説明するうえでもっともベーシックな対立構造が、
「右派」VS.「左派」ということのようです。

そもそも政治思想において、何が「左」で、何が「右」なのでしょうか?

~中略~

アメリカの二大政党は、「右」の共和党と「左」の民主党です。

共和党は北部の大資本家の支持をバックに成立し、これに対する民主党は労働者の政党として、
社会保障政策や労働者保護法の制定など、弱者の側に立った政策を実施してきた─
と世界史の教科書には書いてあります。

歴史的には、これは間違いではありません。
ところが2016年の大統領選挙では、「右」と思われてきた共和党のトランプ大統領が、
「アメリカ人の雇用を取り戻す! 」と訴え、もともと民主党支持だった労働者層の支持を受けて当選しました。

民主党と共和党の役割が、入れ替わったようにも見えます。

同じような現象がヨーロッパ諸国でも起こり、「右」と思われてきた政党が大躍進しています。

いったい何が起こっているのでしょうか?

~中略~

ここまで複雑になると、「右」か「左」かという一次元の数直線では説明がつかなくなります。
x軸にy軸を加えた座標軸を考案したのは数学者デカルトですが、
x軸を経済的自由、y軸を政治的自由として、政治思想を二次元座標で表現したのが、
米国の政治学者デイヴィッド・ノーランです。
本書ではこのノーラン・チャートを応用して、様々な時代、様々な国の政治思想のせめぎ合いを、
「政治思想マトリックス」として示していきましょう。

著者について

茂木 誠(もぎ・まこと)
歴史系YouTuber、著述家、予備校講師。
駿台予備学校、ネット配信のN予備校で世界史を担当し、iPadを駆使した独自の視覚的授業が好評。
世界史の受験参考書のほか一般向けの著書に、『経済は世界史から学べ! 』(ダイヤモンド社)、『世界史で学べ! 地政学』(祥伝社)、『ニュースの“なぜ?"は世界史に学べ』シリーズ、『テレビが伝えない国際ニュースの真相』(以上、SB新書)、『世界史とつなげて学べ 超日本史』(KADOKAWA)、『日本人が知るべき東アジアの地政学』(悟空出版)、『「戦争と平和」の世界史』(TAC出版)、『「米中激突」の地政学』(WAC)など。
YouTubeもぎせかチャンネルで歴史と時事問題について発信中。

登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ PHP研究所 (2020/11/28)
  • 発売日 ‏ : ‎ 2020/11/28
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 単行本 ‏ : ‎ 224ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4569847579
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4569847573
  • 寸法 ‏ : ‎ 13 x 1.9 x 18.8 cm
  • カスタマーレビュー:
    4.5 5つ星のうち4.5 306個の評価

著者について

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茂木 誠
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東京都出身。駿台予備学校世界史科講師。ネット配信のドワンゴN予備校世界史講師。「東大世界史」等の国公立系の講座を主に担当。iPadを駆使した独自の視覚的授業が支持を集めている。

◎Youtube もぎせかチャンネル

https://www.youtube.com/channel/UCawFpYvbwCH0_Pznf43KN1Q

◎もぎせかブログ館

http://mogiseka.at.webry.info/

政治・経済・外交・軍事など時事問題中心のブログ

◎もぎせか資料館

http://mogiseka.com

大学受験世界史の解説・講義(録音)・ノート・問題集

◎AM1134文化放送「オトナカレッジ」金曜20:00台

で、世界史(地政学)講座を担当(2015.10月-2016.3月)。

過去の放送分はこちらで聞くことができます。

http://www.joqr.co.jp/college-pod/genre/culture/

★『世界史ノート』旧版をお買い上げいただいた皆様へ。

世界恐慌~第二次世界大戦の8ページ分が抜けています。大変申し訳ございません。お手数ですが、こちらからダウンロードしてください。

http://promo.kadokawa.co.jp/pdf/201216012969/Sekaishinote_additional.pdf

なお、2017年8月19日発売の改訂版(西洋文化史付き)では修正されています。

カスタマーレビュー

星5つ中4.5つ
5つのうち4.5つ
306グローバルレーティング

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上位レビュー、対象国: 日本

2024年2月2日に日本でレビュー済み
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近代史について詳しくない方、現在世の中で起こっていることの背景を知りたい方が持っておきたい前提知識がとてもわかりやすくまとまっている一冊でした。とても興味深く読ませていただきました。
4人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2024年4月29日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
各方面の問題や状況を二次元表現で説明しているところが、新しい説明の仕方と思えました。👍🇯🇵
2024年1月24日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
すごくわかりやすく、政治を解説してくれた。字面だけでなく、票も入れる事でより理解が深まる内容だった。
1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2023年12月25日に日本でレビュー済み
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日頃断片的に報道で見聞してきたことが全体的に把握できました。日常に追われて埋もれてしまう疑問を解決できスッキリしました。お陰で日本政府の現状もわかってきたと思います。さすがに教師ですね。日本思想史の方も注文しました。
2023年10月25日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
政治思想が時代によってマトリックスを使って解りやすく解説されています。
1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2021年3月14日に日本でレビュー済み
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政治のことを勉強をしたい方におすすめです。各個別の政策から入るのも良いですが、政党や派閥によって大きくどういう考え方があるか、またその考えに至った背景などを本書で理解することから始めるのもありだと思います。
13人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2021年9月5日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
メディアやネットの動画で政治的トピックの情報に触れるとき、
『保守・革新、右・左』、従来このような政治思想的立ち位置の区分を意識しながら判断をしている人は多いと思います。
しかし(個人的な印象ですが)、社会や政治の問題に興味を持ち、様々な言論人の発言や発信に触れるようになると、次第に自分の思想的立ち位置がわからなくなってくるような気持ちに苛まれます。
簡単に言えば価値観のズレということになると思います。特に経済問題に関心を持ち自分なりに調べていく中でこのズレは決定的な認識の違いを意識させるようになってきています。
私は経済政策的には格差是正のための税制改革と分配政策が重要と考える立場です。
そういう視点で保守系を自称する言論者の発言を聞くと、自由競争、民営化、自己責任などを訴える、いわゆるグローバリスト、新自由主義者が多いことが気になるようになりました。
私は格差是正のためには累進課税を強化したり、分離課税を廃止し金の偏りを”均す”ことが経世済民に資すると考えています。
ところが上に書いたような言論者の多くは、税の徴収法には触れることがほとんどなく、減税(所得税・法人税の減税であって、消費税は下げるべきとは言いません)を主張し、構造改革・規制緩和(民営化)を未だに主張しています。
要するに、分配は反対で、自分は努力して金を稼いでいるからそこから税は取るなという立場。言い換えれば格差拡大容認の主張を続けていることになります。
口先では弱者を救え、共同体が大事と言っても、徴税による金の流れを”均す”ための分配政策には反対しているわけです。
あるネットチャンネルの言論人が「消費税は金持ちが金を使うからいい。」とか「給付金は貧乏人は喜ぶだろう(揶揄)」などと言うのを今でも思い出しますが、こういうのを自己責任論というのではないですかね?(↓追記の下へ続く)

【追記:民営化の独占化考(鉄道系ユーチューバー、○ー○氏の事例)】
昔は「独占禁止法」が学校教育の学習内容に組み込まれていました。多分今はないはずです。これが冷戦後の自己責任論に基づいた新自由主義によって排除されてきた価値観のひとつの結果です。
努力の結果としての所得の差はあってしかるべき。ソ連崩壊とともに共産主義は劣った考えとして「分配」的な制度が破壊され続けてきました。
自由競争を放置した資本主義のもとでは企業は淘汰による寡占化が進み、究極的には「独占」に至ります。
リバタリアンはこれを「効率化」と評価します。
私は、一極集中的な効率化より、分散化した非効率の方が、経済においては個々人の幸せにつながると考えています。
表題に書いたユーチューバーさんの動画を見て、「民営化・独占化の行き着く先」について考えるところがあったのでお書きしたいと思います。
○ー○社長(以下、社長と表記)の動画『鹿児島県1泊2日旅行!「2大半島」をめぐる(2021,8,19)』を参考にします。
社長が鹿児島県をタクシーで巡る、多分案件としての作品だろうと思います。
ここで書きたいのは旅行ではありません。
紹介される動画がほとんど鹿児島県の巨大企業である岩○産業グループ内で完結していることです。
岩○産業グループは観光業を事業の基礎としたグループだそうで、宿泊業や交通(バスやタクシー業)について動画内で語られています。
社長が宿泊したのはそのグループ企業のホテルです。
そこで提供される食材は系列企業の生産品。つまり地域経済の独占化の姿を垣間見ることとなるわけです。
民営化が進めば、資本力の大きい企業が弱者を淘汰し駆逐していきます。
努力や能力があっても資本力には勝てません。今の日本がチャイナに勝てない構造と同じです。
例えば零細農家とグループが経営する農業部門とを比べると、生産効率は圧倒的にグループの方が高いでしょう。労働者も一定の賃金が安定的に支払われることで不満はないかもしれません。
でもどうでしょう。小さいながらも自分の土地を持ち、自分の意志で働ける方が幸せではないでしょうか?
効率的でも利益を持っていかれる立場と、非効率でも自由な裁量が効く自営がいいと思う人も多いと思います。新自由主義はこの人々の願いを根こそぎ引っこ抜いてしまいます。
だから野放しの民営化には反対です。規制緩和より規制強化も必要な部分もあるだろうということです。
公営住宅も増やすべきだと考えます。
望めば誰でも普通の3LDKぐらいの住宅が、都心でも安く(所得によっては無料:生活保護とも関係なし)入居できるようにすれば経済は活性化します。
庶民の可処分所得を増やすと共に、富裕層の不労所得を減らすことは重要事案となると思っています。
国にカネがないとか、国債は国の借金だという煽り言論・経済学者がいますが、大嘘です。
税は財源ではありませんし、国債は敢えて言えば政府の通貨発行量に対する帳簿上の負債の記録に過ぎません。
「給付金配っても貯金が増えるだけ」と言った大臣がいました。
貯金していいじゃないですか。格差があるから金持ちは金があっても使わない。所得が少なく、先行き不安な人は金がないから使えない、だから貯金というループが「デフレの正体」なのです。
銀行による民間の信用創造による通貨発行が滞る場合、国債発行(政府に信用があれば政府通貨で良い)による通貨発行を行うのは当然で、現状効果的なのは給付金(ベーシックインカム)です。
少し考えれば分かるはずです。庶民は金があれば使います。それだけのことです。庶民が金を使えば企業も利益を得ます。
それをさせたくないのが格差があったほうがいいと考えている層ということになります。
政治思想の知識は大事だと思いませんか?
※社長さんは愛嬌のある人で個人的には好きですが、根っからの「リバタリアン」です😁。それから岩○産業グループがあくどい事をしていると書くつもりは全くございません。今の経済制度の中で企業努力をしていくとこうなるというだけのことです。合成の誤謬です。

(↑続き)確かに日本の国体を大事に思い、皇室を尊崇し、周辺諸国への毅然とした態度、国防の充実を訴える姿勢には賛同するところもありますが、結局の所自分のビジネスに思想を利用しているだけのように思えてくるのです。(こういうのをビジネス保守と揶揄する言説も度々目にします。)
※言論人の多くがある特定の利益集団に所属し、その立場から情報発信していることがその原因でしょうが・・・。

そのようなわけで自身を振り返ると、私は自分の立ち位置を”保守・自由・民主主義的立場”とみなし、そういう視線から発言しているであろうという言論人やそのグループに賛同し支持してきた経緯があります。
しかし、様々な言説(陰謀論も含めて)に接するうち、今までの評価軸(基準)が果たして正しいものであったのか、いささか疑問に思うに至るとお書きしているわけです。

例えば、自民党や維新を保守(右)とみなし、民主党や共産党を革新(左)とみなす人は今でも多いと思います。
ところが、最近の政治を見るに、これら政党が日本国のために機能し、国民を守るために動いているのか?と疑わざるを得ない現実を強く感じるようになってきています。
果たして日本に民主主義はあるのか?
55年体制、戦後体制とは何か?今改めて考える必要がありそうです。
茂木氏は55年体制はアメリカ傀儡とチャイナ・ソ連傀儡との日本共同統治体制であると看破しています。
戦争後、日本を支配しようと思えば国家中枢に支配国に都合のいい人材や民族(在○)などを組み込むのは当然で、それらの人々は自分の後継に同じような人物を登用しますよね。これが戦後レジームです。

日本は先の大戦において敗北し、現在においても国連においては敵国条項適用国であり、戦勝諸国のプロテクトレイト(保護領;protectorate)であるという認識がなされています。
※敵国条項適用国というのは周辺諸国が一方的に攻撃を仕掛けても反撃できないという取り決めです。
※『保護領とは特定の国家の保護下にあり,外部の攻撃に際し,宗主国から保護される半面,その代償として外交関係について支配を受ける領域。近代以後,主としてヨーロッパ諸国が植民地あるいは後進国を支配する際にしばしば用いた方法で,内政に対しても宗主国の権力が及ぶ場合がある。』
この認識に立てば、日本の政治状況がなぜ、現状このような状況にあるのか把握しやすくなるような気がします。
一方でマスメディアの発する情報などが(私から見れば)偏っているように感じるのも、第一に日本以外の国や組織の意志が反映していること、第二にメディアの資金がどこから出ているかによってその意向が決定づけられていることに起因していることを考えれば、腑に落ちるような気がするのです。
この対立軸をグローバリズムや新自由主義の視点から見ると世界の現状について視界が開けてくるのです。

繰り返します。昔ながらの『保守・革新、右・左』こういう区分が果たして、現在の政治(思想)の本質を突いているのかどうか一度検証してみる必要はないのでしょうか?

そういうとき、本書は自分の立ち位置をクリアに示してくれるガイドブックです。
タイトルが示す通り、過去から現在に至る政治思想を網羅する”最良の”テキストブックといえる本です。
中でも必見は本の扉にも書かれている「政治思想マトリックス」です。ここだけでも理解すれば世界の様相がクリアに理解できると思います。お勧めの本です。

著者の茂木誠氏は、駿台予備学校・N予備校の世界史科講師です。同時に、コメンテーター、作家、YouTuberとしての顔も持ち、言論界においても活動しています。
個人的に著作を購入したのはこれが2冊目。動画の配信についてもよく目を通すチャンネルのひとつとして自認しています。

表現者としての茂木氏の特徴は受験に対応した知識の幅広い蓄積にあり、個々の歴史的事象をストーリーとして紡ぎ上げた俯瞰的な知見に基づいた解説とその分かりやすさにあります。
難しい言い回しを使い、結局何を言っているのか分からない学者が多い中で、きちんと腑に落ちる説明のできる数少ない人材だと認識しています。
相手に分かりにくい説明をする人物は、自分自身の中で考えがまとめられていない、要するに分かっていないということと同じと思えばいいと思います😁。そういう言論人とは一線を画す人物といっていいと思います。

上に書いた通り、今の混沌とした世相の世の中を渡るには、自分の社会的な立ち位置を知り、その上で判断することが肝要です。
民主主義の社会では代議士を選出することによる間接民主制が主流とならざるを得ません。
そういう中で自分の利益を代弁する議員の選出にあたっては可能な限り有権者自身の思想を反映する人物を見分ける必要があるのです。
耳障りの良いことを良い、当選後、実際の政策は全くやらない。若しくは言っていたことと真逆の政策に賛同する政治家も多いと感じています。
その結果が強者への擦り寄りと優遇、格差の拡大など、結果として目に見えて問題が大きくなってきている現状があります。

有権者も賢くなる必要があり、政治や経済、教育など様々な領域に関するある程度の知識が”本当は”求められているのかもしれません。なぜなら民主主義を守るためには、個人の資質としてのそのような能力が必然的に必要となるからです。
政治は分からないし、誰かに任せていおても誰がやっても変わらないから棄権する。という意識は非常に”危険”です。現状民主主義の存在すら脅かされているのです。

日本に関しても日本でない国の干渉を受けていないか?。庶民ではなく一部の富裕層に都合の良い政治が行われていないか、理解する必要があると思います。
その上で自分の立ち位置にとって正しい政策を行ってくれる代議士(それは自分自身であっても構いません)を選出し、きちんと政策に反映させる必要はないのでしょうか?

本書はそのような問題意識を持つに、とても役に立つと思います。
ちなみにわたしも前から政治思想については考えてきています。
私のマトリックスは
①日本人であるかないか(外国由来の人でも日本の文化に適合しようとするなら日本人)
②庶民(分配)か富裕層(リバタリアン:金だけ今だけ自分だけ、新自由主義、自己責任)
で分けています。
保守を自称する言論人も、話を聞くと庶民の側には立っていない人も多いです。
自分で考えることの大切さを理解していただきたいと思います。

多くの人に本書を勧めたいと思います。
25人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2022年7月15日に日本でレビュー済み
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マトリックスでわかりやすく、政治思想について、学べます。

左、右だけではなく、グローバル、ナショナル、の視点が入り、最近の世界情勢がうまく説明されています。

学生さんなどにも。
1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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