プライム無料体験をお試しいただけます
プライム無料体験で、この注文から無料配送特典をご利用いただけます。
非会員 | プライム会員 | |
---|---|---|
通常配送 | ¥410 - ¥450* | 無料 |
お急ぎ便 | ¥510 - ¥550 | |
お届け日時指定便 | ¥510 - ¥650 |
*Amazon.co.jp発送商品の注文額 ¥3,500以上は非会員も無料
無料体験はいつでもキャンセルできます。30日のプライム無料体験をぜひお試しください。
¥1,650¥1,650 税込
発送元: Amazon.co.jp 販売者: Amazon.co.jp
¥1,650¥1,650 税込
発送元: Amazon.co.jp
販売者: Amazon.co.jp
¥607¥607 税込
配送料 ¥350 6月5日-7日にお届け
発送元: どきどき本舗【古物商許可第452640001900号】 販売者: どきどき本舗【古物商許可第452640001900号】
¥607¥607 税込
配送料 ¥350 6月5日-7日にお届け
発送元: どきどき本舗【古物商許可第452640001900号】
販売者: どきどき本舗【古物商許可第452640001900号】
無料のKindleアプリをダウンロードして、スマートフォン、タブレット、またはコンピューターで今すぐKindle本を読むことができます。Kindleデバイスは必要ありません。
ウェブ版Kindleなら、お使いのブラウザですぐにお読みいただけます。
携帯電話のカメラを使用する - 以下のコードをスキャンし、Kindleアプリをダウンロードしてください。
賢さをつくる 頭はよくなる。よくなりたければ。 単行本(ソフトカバー) – 2020/1/7
谷川 祐基
(著)
{"desktop_buybox_group_1":[{"displayPrice":"¥1,650","priceAmount":1650.00,"currencySymbol":"¥","integerValue":"1,650","decimalSeparator":null,"fractionalValue":null,"symbolPosition":"left","hasSpace":false,"showFractionalPartIfEmpty":true,"offerListingId":"1QNwL23Myn26VyPPFjoiipgCIq1eCXMGDn2x8AoIv%2B1u2tkYD3w%2BJoIiHQU6avP%2FlHxkZ6xCj5jIEJLwVkMFvLJaf3dKwvXIr2P2wfAEPII5UOsmeC1r8XvV5OCZdmRsqBgC6AH3DV0%3D","locale":"ja-JP","buyingOptionType":"NEW","aapiBuyingOptionIndex":0}, {"displayPrice":"¥607","priceAmount":607.00,"currencySymbol":"¥","integerValue":"607","decimalSeparator":null,"fractionalValue":null,"symbolPosition":"left","hasSpace":false,"showFractionalPartIfEmpty":true,"offerListingId":"1QNwL23Myn26VyPPFjoiipgCIq1eCXMGEbBseiFhAsqKiHTUlmhFt1e3pyzplT2iUEejimF%2FtrdXOH4kMvB%2BCzy%2BKlq0srYk1XjFyXHSatK6mBkGbV7q%2Fa%2Bc1JJlNo6MJH6dLjc6ImeXitxi6V16gjOeMpVepKqWm5epLVmrlRXueYtm%2FnK19w%3D%3D","locale":"ja-JP","buyingOptionType":"USED","aapiBuyingOptionIndex":1}]}
購入オプションとあわせ買い
「思考」とは、驚くほどシンプルであった。「思考」の真実を知るだけで、誰もが簡単に、かつ今より飛躍的に「頭がいい人」なることができる。
本書では、「思考」というものを《具体》と《抽象》という「2つのキーワード」と、その2つを結ぶ「たった1つの軸」で、シンプルに図式化。人間の様々な思考パターン、年齢や地位によって求められる思考能力、「頭がいい」と言われる人の思考法などをすべて「1つの軸」で説明する。曖昧な概念だった「頭のよさ」も「1つの軸」上の「動き」として可視化して見せる。
思考とは具体と抽象の往復運動である。
● 思考=「1つの軸」
● 頭のよさ=その軸を「往復する能力」
たったそれだけを知れば、賢さをセレクトできるようになる。
本書は次のような人におすすめ。
・頭がよくなりたい
・企画力・発想力を上げたい
・人に上手に説明(プレゼン)したい
・一般職(プレイヤー)だが、キャリアアップしたい
・経営者(リーダー)だが、カリスマ性を発揮したい
・中間管理職(マネージャー)だが、的確な管理とは何か知りたい
・教師だが、生徒に社会で役立つ「頭のよさ」を身につけさせたい
第1章「頭がよい」とは、どういうことなのか?
アウトプット能力(=具体化能力)とインプット能力(=抽象化能力)という2つの方向から解説する。「知識量がある」「理解力が高い」「発想が豊か」「説明がうまい」「判断が的確」など、さまざまな「頭のよさ」があるが、それらはアウトプットとインプットで説明可能である。
第2章「抽象」と「具体」を「1つの軸」で結ぶ。
「抽象」と「具体」の世界を広げることで、思考のすべてが説明できるようになる。思考とは、決して複雑なものでなくシンプルなものだった。
第3章「頭のよさ」を決める、3つの動き。
「頭のよさ」とはたった3種類しか存在しない。そしてあなたはその3種類から好きなように選ぶことができる。
第4章「働き方」を自在に選ぶ。
「頭のよさ」を発揮することで、あなたのキャリアはどう進むのか?会社組織はどう変わるのか?
第5章 いますぐできる、頭をよくする思考方法。
あなたの頭はいつでもよくなる。そしてそのためには、地道なトレーニングなど必要ない。少し「思考のクセ」を変えれば、今すぐだれでも賢くなることができるのだ。
本書では、「思考」というものを《具体》と《抽象》という「2つのキーワード」と、その2つを結ぶ「たった1つの軸」で、シンプルに図式化。人間の様々な思考パターン、年齢や地位によって求められる思考能力、「頭がいい」と言われる人の思考法などをすべて「1つの軸」で説明する。曖昧な概念だった「頭のよさ」も「1つの軸」上の「動き」として可視化して見せる。
思考とは具体と抽象の往復運動である。
● 思考=「1つの軸」
● 頭のよさ=その軸を「往復する能力」
たったそれだけを知れば、賢さをセレクトできるようになる。
本書は次のような人におすすめ。
・頭がよくなりたい
・企画力・発想力を上げたい
・人に上手に説明(プレゼン)したい
・一般職(プレイヤー)だが、キャリアアップしたい
・経営者(リーダー)だが、カリスマ性を発揮したい
・中間管理職(マネージャー)だが、的確な管理とは何か知りたい
・教師だが、生徒に社会で役立つ「頭のよさ」を身につけさせたい
第1章「頭がよい」とは、どういうことなのか?
アウトプット能力(=具体化能力)とインプット能力(=抽象化能力)という2つの方向から解説する。「知識量がある」「理解力が高い」「発想が豊か」「説明がうまい」「判断が的確」など、さまざまな「頭のよさ」があるが、それらはアウトプットとインプットで説明可能である。
第2章「抽象」と「具体」を「1つの軸」で結ぶ。
「抽象」と「具体」の世界を広げることで、思考のすべてが説明できるようになる。思考とは、決して複雑なものでなくシンプルなものだった。
第3章「頭のよさ」を決める、3つの動き。
「頭のよさ」とはたった3種類しか存在しない。そしてあなたはその3種類から好きなように選ぶことができる。
第4章「働き方」を自在に選ぶ。
「頭のよさ」を発揮することで、あなたのキャリアはどう進むのか?会社組織はどう変わるのか?
第5章 いますぐできる、頭をよくする思考方法。
あなたの頭はいつでもよくなる。そしてそのためには、地道なトレーニングなど必要ない。少し「思考のクセ」を変えれば、今すぐだれでも賢くなることができるのだ。
- 本の長さ256ページ
- 言語日本語
- 出版社CCCメディアハウス
- 発売日2020/1/7
- 寸法13.4 x 1.8 x 18.8 cm
- ISBN-104484192330
- ISBN-13978-4484192338
よく一緒に購入されている商品
対象商品: 賢さをつくる 頭はよくなる。よくなりたければ。
¥1,650¥1,650
最短で6月4日 火曜日のお届け予定です
在庫あり。
¥1,595¥1,595
最短で6月4日 火曜日のお届け予定です
在庫あり。
¥1,133¥1,133
最短で6月4日 火曜日のお届け予定です
在庫あり。
総額:
当社の価格を見るには、これら商品をカートに追加してください。
ポイントの合計:
pt
もう一度お試しください
追加されました
一緒に購入する商品を選択してください。
この商品をチェックした人はこんな商品もチェックしています
ページ 1 以下のうち 1 最初から観るページ 1 以下のうち 1
出版社より
◎ Amazonレビュー【500件超】【★4.4】:《具体》と《抽象》思考のロングセラー!
◎ 著者最新刊は、仕事で徹底的に使える1冊!
商品の説明
著者について
株式会社日本教育政策研究所 代表取締役。
1980年生まれ。愛知県立旭丘高校卒。東京大学農学部緑地環境学専修卒。
小学校から独自の学習メソッドを構築し、塾には一切通わずに高校3年生の秋から受験勉強を始め、東京大学理科I類に現役で合格する。
大学卒業後、5年間のサラリーマン生活を経て起業。「自由な人生と十分な成果」を両立するための手助けをするべく企業コンサルティング、学習塾のカリキュラム開発を行い、分かりやすさと成果の大きさから圧倒的な支持を受ける。マリンスポーツ・インストラクターとしても活躍中。
著書に『賢者の勉強技術 -短時間で成果を上げる「楽しく学ぶ子」の育て方』(CCCメディアハウス刊)がある。
1980年生まれ。愛知県立旭丘高校卒。東京大学農学部緑地環境学専修卒。
小学校から独自の学習メソッドを構築し、塾には一切通わずに高校3年生の秋から受験勉強を始め、東京大学理科I類に現役で合格する。
大学卒業後、5年間のサラリーマン生活を経て起業。「自由な人生と十分な成果」を両立するための手助けをするべく企業コンサルティング、学習塾のカリキュラム開発を行い、分かりやすさと成果の大きさから圧倒的な支持を受ける。マリンスポーツ・インストラクターとしても活躍中。
著書に『賢者の勉強技術 -短時間で成果を上げる「楽しく学ぶ子」の育て方』(CCCメディアハウス刊)がある。
登録情報
- 出版社 : CCCメディアハウス (2020/1/7)
- 発売日 : 2020/1/7
- 言語 : 日本語
- 単行本(ソフトカバー) : 256ページ
- ISBN-10 : 4484192330
- ISBN-13 : 978-4484192338
- 寸法 : 13.4 x 1.8 x 18.8 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 48,252位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 187位ビジネス交渉・心理学
- - 12,961位ノンフィクション (本)
- カスタマーレビュー:
著者について
著者をフォローして、新作のアップデートや改善されたおすすめを入手してください。
著者の本をもっと発見したり、よく似た著者を見つけたり、著者のブログを読んだりしましょう
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
2023年8月23日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
間違いなく自分は右が上と考えて好んでそのような本を読んできたがここに来て困難にぶつかり左の大切さを思い知るに至りました。往復の幅、早さ、頻度、肝に命じます。
2024年4月3日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
読みやすくわかりやすい。逆に言えば読み応えがない。でも理解しやすく具体的な思考の方法が記載されている。一度読めば筆者のエッセンスは伝わってきます。
2023年4月18日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
本書では、具体と抽象の両方から物事を考えられることが頭がよいと定め、それぞれの側面の例示を出しながら説明しています。
類似書はいろいろありますが、初めて読むのにも分かりやすくコンパクトに書かれているのでオススメです。
類似書はいろいろありますが、初めて読むのにも分かりやすくコンパクトに書かれているのでオススメです。
2023年5月7日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
会社の上司や部下との認識齟齬が生まれる原因は抽象度が足りないためであると学びました。そして抽象度を上げるためには「なぜ」を自分に問いかけることが1つの方法であると理解しました。これからは、認識齟齬が起こった時にこのことを思い出したいと思います。
2021年4月8日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
学校では、年次が低いほどインプット力が重視される。
一方で、おとなになって、社会で求められるのあ、アウトプットする能力の方だ。
頭の良さというのは、本来この2つの方向性があるが、そこは見落とされがち。
この2つの能力がセットで頭の働きということは重要な事実なのである。
学校の勉強が社会では役立たないというのはよく言われるところだ。
それは当たり前で、学校で求められるのはインプット力であり、社会で求められるのはアウトプットであるからだ。
しかし、重要な事実は、良いアウトプットに必要なのは、良いインプットなのである。
インプットが不十分な状態でアウトプットししようとしても、底が浅くて薄っぺらいアウトプットしかできないのが現状なのである。
したがって、頭が良い人とは、アウトプットとインプットのバランスに長けている人なのである。
それでは、アウトプット力とインプット力とは一体何なのであろうか?
著者の説明は、こうである。
インプット力とは、「抽象化能力」のことである。
アウトプット力とは「具体化能力」のことである。
勉強が得意な人は、記憶力が高いと思われているかもしれない。
でも、本当に彼らがやっていることは、実は暗記ではなく抽象化なのだ。
学校の授業を受けたとき、彼らは知識のピースを整理し、体系化し、より中h層度の高い概念にまとめていくことでインプット効率を上げていく。
傾向と対策という言葉がある。
これは、テストを攻略するためによく使われる言葉だ。
クイズ王や東大生も好んで使う。
しかし、一般的に捉えられている傾向と対策と、クイズ王や東大生が言う傾向と対策には少しズレがある。
一般的には傾向とは、過去によく出されている問題やその出題パターンという印象が強いと思う。
しかし、本当の傾向とは、過去の問題を抽象化して出題の意図を探すことで、対策とはその意図を具体化して次の出題を予想することである。
出題される問題は変わることはあっても、出題する意図はそう変わることはないのである。
ここでもやはり重要なのは、抽象化と具体化の往復運動なのである。
では、具体と抽象とは何なのか?
具体と抽象というのは、絶対的なものではなく、一種の軸あるいは度数ということだ。
そして、本書に習って抽象を右、具体を左という形で軸を取ると、右ほど全体的であり、左ほど個別的であると言える。
もう一つの特徴は、右ほど長期的であり、左ほど短期的であるということ。
短期の予定や目標ほど具体的で、長期の予定や目標ほど抽象的であるということは、明らかであろう。
次の特徴は右ほど本質的で、左ほど実用的である。
抽象的な右の世界ほど、少ない言葉で本質を表すことができる。
そして、具体的な左の世界ほど、実用的ですぐに使うことができる。
では、次に「目的」と「手段」について考えてみよう。
おわかりの通り、「目的」は抽象的で、「手段」は具体的である。
ここで、具体と抽象は、程度の問題だということをよく思い出していただきたい。
「目的」と「手段」はあくまで位置関係の話で、あるときは「目的」であるものがあるときは「手段」担ったりする。
この方向感覚が大事で、右に行くほど問題設定力が必要になり、左に行くほど問題解決力が必要になる。
これらを踏まえた上で、「頭の良さ」というのは一体なんだろうか?
本書では、「頭の良さ」を形成する要素は3つしかないと解説されている。
それは次の3つだ。
・「具体」と「抽象」の距離が長い
・「具体化」と「抽象化」のスピードが速い
・「具体化」と「抽象化」の回数が多い
「具体」と「抽象」の距離が長いとは、この距離が長いほど、幅広く深い選択肢をたくさん出すことができる。
目的と手段を考えたときに、想像しやすいと思うが、目的と手段の距離が遠ければ遠いほど、手段はいろいろな選択肢が生まれてくる。
具体化」と「抽象化」のスピードが速いとは、頭の回転が速いとも言える。
具体と抽象の行き来を高速にできることが、頭の回転が速いとも言えるだろう。
「具体化」と「抽象化」の回数が多いというのはどういうことだろうか。
これは、「具体化」と「抽象化」の試行錯誤を繰り返して、洗練させていくということ。
すなわち、頭が良い人は、たくさんの間違にぶつかったから正解がわかるのである。
本書で言っていることは「具体化」「抽象化」をうまく行き来できる人は、頭が良い人ということ。
これは会社組織でも同じことで、最も具体的なのはプレイヤーの業務であり、最も抽象的なのは経営者ということになる。
問題は、これを行き来できるかどうかということ。
つまり、「経営者は経営理念を語っていればいい」ということではなく、経営者こそ、具体的な現場で起こっていることに気を配るべきだし、現場の担当者ほど「抽象的な理念」を理解すべきということ。
さて、では実際本書で定義するところの頭を良くするためにはどのようなトレーニングをすればよいか?
その具体的な方法として、著者は5W1Hの質問を推奨する。
思考には抽象化と具体化の2方向しかない。
実は5W1Hのうち、Whyだけが、抽象的な方向に向かう質問であり、残りの4W1Hは全て具体的な方向に向かう質問である。
思考には癖があるので、抽象化が好きな人間は、「なぜ?」ばかりを考えるし、具体化が好きな人間は「いつ?」「どこで?」「だれが?」「なにを?」「どのように?」が気になってしまうのだ。
だから、自分はどちらの傾向化を自己認識した上で、あえて、苦手な方の思考をしてみるというのが、具体と抽象を行き来するトレーニングになる。
抽象化に必要な「なぜ?」という質問。
答えるのにはかなりエネルギーを使う。
それ故、他人に使うときには注意が必要だ。
ポジティブなときだけに使うようにし、ネガティブなときに使わない。
例えば、「なぜお医者さんになりたいと思ったんだい?」という質問は良いが、「なぜ鬱で会社に行っていないのですか?」とは聞いてはいけない。
カウンセリングでも「なぜ?」を聞きすぎると、「なぜあなたは生きているのですか?」という質問にたどり着き、答えられないと自殺に追い込まれる恐れもあり、ご法度となっているのだという。
「なぜ?」以外の抽象化の質問として使えるのは、「要するに?」「つまり?」「まとめると?」と言ったような要約するための質問だ。
これを繰り返すことで、抽象化のトレーニングにもなる。
もう一つは、「本当か?」である。
これは言わずもがな本質を問う質問であり、隠れた本質にたどり着ける可能性がある。
「目的は?」というのも場面によっては、「なぜ?」よりも攻撃的ではなく、理由が問える質問である。
「そもそも」という言葉も抽象化とセットで使われやすい。
抽象化が苦手な人は、あえて「そもそも?」と問いかけてみると良い。
頭が良くなる、すなわち具体と抽象のトレーニングの方法論。
視点としては面白かったし、やってみようと思えるものがあった。
一方で、おとなになって、社会で求められるのあ、アウトプットする能力の方だ。
頭の良さというのは、本来この2つの方向性があるが、そこは見落とされがち。
この2つの能力がセットで頭の働きということは重要な事実なのである。
学校の勉強が社会では役立たないというのはよく言われるところだ。
それは当たり前で、学校で求められるのはインプット力であり、社会で求められるのはアウトプットであるからだ。
しかし、重要な事実は、良いアウトプットに必要なのは、良いインプットなのである。
インプットが不十分な状態でアウトプットししようとしても、底が浅くて薄っぺらいアウトプットしかできないのが現状なのである。
したがって、頭が良い人とは、アウトプットとインプットのバランスに長けている人なのである。
それでは、アウトプット力とインプット力とは一体何なのであろうか?
著者の説明は、こうである。
インプット力とは、「抽象化能力」のことである。
アウトプット力とは「具体化能力」のことである。
勉強が得意な人は、記憶力が高いと思われているかもしれない。
でも、本当に彼らがやっていることは、実は暗記ではなく抽象化なのだ。
学校の授業を受けたとき、彼らは知識のピースを整理し、体系化し、より中h層度の高い概念にまとめていくことでインプット効率を上げていく。
傾向と対策という言葉がある。
これは、テストを攻略するためによく使われる言葉だ。
クイズ王や東大生も好んで使う。
しかし、一般的に捉えられている傾向と対策と、クイズ王や東大生が言う傾向と対策には少しズレがある。
一般的には傾向とは、過去によく出されている問題やその出題パターンという印象が強いと思う。
しかし、本当の傾向とは、過去の問題を抽象化して出題の意図を探すことで、対策とはその意図を具体化して次の出題を予想することである。
出題される問題は変わることはあっても、出題する意図はそう変わることはないのである。
ここでもやはり重要なのは、抽象化と具体化の往復運動なのである。
では、具体と抽象とは何なのか?
具体と抽象というのは、絶対的なものではなく、一種の軸あるいは度数ということだ。
そして、本書に習って抽象を右、具体を左という形で軸を取ると、右ほど全体的であり、左ほど個別的であると言える。
もう一つの特徴は、右ほど長期的であり、左ほど短期的であるということ。
短期の予定や目標ほど具体的で、長期の予定や目標ほど抽象的であるということは、明らかであろう。
次の特徴は右ほど本質的で、左ほど実用的である。
抽象的な右の世界ほど、少ない言葉で本質を表すことができる。
そして、具体的な左の世界ほど、実用的ですぐに使うことができる。
では、次に「目的」と「手段」について考えてみよう。
おわかりの通り、「目的」は抽象的で、「手段」は具体的である。
ここで、具体と抽象は、程度の問題だということをよく思い出していただきたい。
「目的」と「手段」はあくまで位置関係の話で、あるときは「目的」であるものがあるときは「手段」担ったりする。
この方向感覚が大事で、右に行くほど問題設定力が必要になり、左に行くほど問題解決力が必要になる。
これらを踏まえた上で、「頭の良さ」というのは一体なんだろうか?
本書では、「頭の良さ」を形成する要素は3つしかないと解説されている。
それは次の3つだ。
・「具体」と「抽象」の距離が長い
・「具体化」と「抽象化」のスピードが速い
・「具体化」と「抽象化」の回数が多い
「具体」と「抽象」の距離が長いとは、この距離が長いほど、幅広く深い選択肢をたくさん出すことができる。
目的と手段を考えたときに、想像しやすいと思うが、目的と手段の距離が遠ければ遠いほど、手段はいろいろな選択肢が生まれてくる。
具体化」と「抽象化」のスピードが速いとは、頭の回転が速いとも言える。
具体と抽象の行き来を高速にできることが、頭の回転が速いとも言えるだろう。
「具体化」と「抽象化」の回数が多いというのはどういうことだろうか。
これは、「具体化」と「抽象化」の試行錯誤を繰り返して、洗練させていくということ。
すなわち、頭が良い人は、たくさんの間違にぶつかったから正解がわかるのである。
本書で言っていることは「具体化」「抽象化」をうまく行き来できる人は、頭が良い人ということ。
これは会社組織でも同じことで、最も具体的なのはプレイヤーの業務であり、最も抽象的なのは経営者ということになる。
問題は、これを行き来できるかどうかということ。
つまり、「経営者は経営理念を語っていればいい」ということではなく、経営者こそ、具体的な現場で起こっていることに気を配るべきだし、現場の担当者ほど「抽象的な理念」を理解すべきということ。
さて、では実際本書で定義するところの頭を良くするためにはどのようなトレーニングをすればよいか?
その具体的な方法として、著者は5W1Hの質問を推奨する。
思考には抽象化と具体化の2方向しかない。
実は5W1Hのうち、Whyだけが、抽象的な方向に向かう質問であり、残りの4W1Hは全て具体的な方向に向かう質問である。
思考には癖があるので、抽象化が好きな人間は、「なぜ?」ばかりを考えるし、具体化が好きな人間は「いつ?」「どこで?」「だれが?」「なにを?」「どのように?」が気になってしまうのだ。
だから、自分はどちらの傾向化を自己認識した上で、あえて、苦手な方の思考をしてみるというのが、具体と抽象を行き来するトレーニングになる。
抽象化に必要な「なぜ?」という質問。
答えるのにはかなりエネルギーを使う。
それ故、他人に使うときには注意が必要だ。
ポジティブなときだけに使うようにし、ネガティブなときに使わない。
例えば、「なぜお医者さんになりたいと思ったんだい?」という質問は良いが、「なぜ鬱で会社に行っていないのですか?」とは聞いてはいけない。
カウンセリングでも「なぜ?」を聞きすぎると、「なぜあなたは生きているのですか?」という質問にたどり着き、答えられないと自殺に追い込まれる恐れもあり、ご法度となっているのだという。
「なぜ?」以外の抽象化の質問として使えるのは、「要するに?」「つまり?」「まとめると?」と言ったような要約するための質問だ。
これを繰り返すことで、抽象化のトレーニングにもなる。
もう一つは、「本当か?」である。
これは言わずもがな本質を問う質問であり、隠れた本質にたどり着ける可能性がある。
「目的は?」というのも場面によっては、「なぜ?」よりも攻撃的ではなく、理由が問える質問である。
「そもそも」という言葉も抽象化とセットで使われやすい。
抽象化が苦手な人は、あえて「そもそも?」と問いかけてみると良い。
頭が良くなる、すなわち具体と抽象のトレーニングの方法論。
視点としては面白かったし、やってみようと思えるものがあった。
2022年10月22日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
よほど賢い人じゃない限り
誰にでも読めると思う。
この本は「抽象と具体の運動の大切さ」が
賢さに結びついていると語っている。
生きていく中でいろんな課題が現れると思うが、この本でその課題にどう向き合うか
抽象化と具体化をどのように振り分け、
その時にどうなるのかしっかり書かれていて、非常に実用性もある。
いいビジネス本であり、いい自己啓発本でもあると思う。
「賢くなりたい」理由や
自分の中で「壁」を感じるのであれば、
自己投資という意味も踏まえて
読んでみるといいと思う。
誰にでも読めると思う。
この本は「抽象と具体の運動の大切さ」が
賢さに結びついていると語っている。
生きていく中でいろんな課題が現れると思うが、この本でその課題にどう向き合うか
抽象化と具体化をどのように振り分け、
その時にどうなるのかしっかり書かれていて、非常に実用性もある。
いいビジネス本であり、いい自己啓発本でもあると思う。
「賢くなりたい」理由や
自分の中で「壁」を感じるのであれば、
自己投資という意味も踏まえて
読んでみるといいと思う。
2022年7月10日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
「頭の良さ」「思考」の定義づけが面白かったし納得できた。
思考(具体と抽象の往復運動)はまさに身体の筋力と同じだと感じる。
シンプルに5W2Hは最強だということ、
頭の良さは後天的につくれるということ、
マインド面から変わる一冊だった。
思考(具体と抽象の往復運動)はまさに身体の筋力と同じだと感じる。
シンプルに5W2Hは最強だということ、
頭の良さは後天的につくれるということ、
マインド面から変わる一冊だった。
2024年1月20日に日本でレビュー済み
思考とは抽象と具体の往復である。この捉え方に、私も同意する。その両方の思考のバランスこそが重要だということも理解する。しかし、そこで考えるのは、現代社会があまりにも「具体」に偏重していることなのだ。個人の中での思考のバランスも必要だが、人類全体としてのバランスも必要だ。そして現代人がより近視眼的な「具体」を求めるのは、資本主義や貨幣経済社会が産んだ幻想であろうと私は考えている。資本主義に染まる前の先住民の人々の思考などは、基本は抽象、長期視点に根ざしているからだ。経済ありきで思考することの限界も感じた。