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遅考術 じっくりトコトン考え抜くための「10のレッスン」 単行本(ソフトカバー) – 2022/8/31
購入オプションとあわせ買い
★Forbes JAPAN(web、2022/09/15)にて紹介!「多くの人が抱えているであろう『自分は深く考えられていないのではないか』『安易に結論へ飛びついてしまっているのではないか』というような不安に明快な根拠を与え、そのうえで、論理的な思考を獲得する方法を丁寧に解説している。」
★読書猿氏推薦!
「結論に急き立てられる我々が「考える」ことを取り戻すために」
『思考力改善ドリル』著者の最新刊!
論理的思考力だけでなく、発想力も高まる「遅く考える」本。
思考のエラーを実感できる52の問題と、
思考過程がわかる対話形式で思考力を鍛えなおす。
似非科学や陰謀論への対処法など、日常で使える思考の道具も満載。
★こんなことでお悩みの方に
・自分の考えが浅いと感じる。
・思考が堂々巡りになって進まない。
・論理的な誤りを指摘される。
★『遅考術』とは
本書では、遅く考えること―
意識的にゆっくり考えること
を「遅考」と呼ぶ。
それを使いこなす方法こそ「遅考術」である。
★本書の特徴
実際に自分の頭を使って意識的にゆっくり考えるために、
具体的な問題とともに解説を進めていく。
しかし、本を読みながら問題を解きつつ、
自力でじっくりと思考のトレーニングをするのは難しい。
ゆえに、本書は対話形式をとっている。
会話から徐々にヒントが与えられ、
自分の限界のその先まで、自力で思考を進めていける
ようになっている。
登場人物たちの掛け合いによって、遅考のプロセスを理解でき、
読み進めていくうちに自然と遅考する体験ができるのだ。
★本書で得られるもの
用意された問題に実際に取り組むと、
自分の思考にエラーが発生しやすいパターンが理解できる。
自分にとっての、
思考の弱点(勘違い、早とちり等)の傾向が見えてくるのだ。
それを認識し、適切な遅考術を用いることで、
じっくり深く考えるための「考える型」が身についていく。
これを繰り返していれば、
考え続ける持久力がどんどん伸びるとともに、
精度の高い思考がより早いスピードで可能になる。
スピーディな思考は、もともとの頭の瞬発力に頼ることなく、
こうした遅考の積み重ねから到達することも可能なのだ。
- 本の長さ272ページ
- 出版社ダイヤモンド社
- 発売日2022/8/31
- 寸法21 x 14.8 x 21 cm
- ISBN-104478115419
- ISBN-13978-4478115411
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出版社より
商品の説明
レビュー
はじめに なぜ、頭がいい人は「遅く考える」のか?
本書の構成/本書の使い方/登場人物紹介
レッスン1 「遅く考える」とは?
まずは、思いついたことを否定してみる
自分を疑い、条件をもう一度確認する
知識によって生み出される思い込みを克服する
レッスン2 思考には2つのモードがある
人間に備わる2つの「考えるしくみ」
フリスビーの軌道を簡単に予測できる理由
道徳について、2つの思考で考えてみる
レッスン3 早とちりのメカニズムをつかむ
「どんな人物か」は慎重に考えよう
「いかにもありそう」に潜む落とし穴
思い出しやすいことにはワナがある
レッスン4 ゆっくり「言葉」を考える
言葉は、シンプルで強力な遅考ツール
曖昧な言葉は明確にする
おかしな主張を見破ろう
詭弁を見抜くコツ
レッスン5 因果関係がわかれば、思考の質はもっと高まる
一つの原因に固執しない
なぜ、因果関係は人間にとって重要なのか?
原因と結果が「逆」かもしれない
遅考術で心を読む
レッスン6 まぎらわしい因果関係に対処する
相関関係と因果関係を区別しよう
共通原因を明らかにするトレーニング
ジンクスや都市伝説を検証してみる
総まとめ、因果関係
レッスン7 新たな解決策を考え抜く
ジレンマとは何か?
第三の選択肢を探す――対処法1
望ましくない結果を避ける――対処法2
選択そのものをやめる――対処法3
レッスン8 本当の原因を突き止める
条件は一つ「だけ」変える
実験をデザインする技術
条件をそろえる想像力を身につけよう
レッスン9 思考の精度がグッと高まる、3つの考え方
調査対象を選び出そう
サンプルは十分用意する
プラシーボ効果を疑え!
レッスン10 怪しい話に惑わされないために――総合演習
「個人の体験談」の真偽を確かめる
疑似科学・科学否定を科学的に考える
遅考術で陰謀論に立ち向かう
思考の「品質保証」
おわりに そして、本当の最終問題
【巻末ブックガイド】さらなる遅考のための厳選5冊
著者について
1978年埼玉県にうまれる。2008年東京大学大学院総合文化研究科博士課程単位取得退学。博士(学術、2011年)。現在、関西大学総合情報学部教授。専門は科学哲学だが、理論的な考察だけでなく、それを応用した教育実践や著述活動にも積極的に取り組んでいる。
著書に『思考力改善ドリル』(勁草書房、2020年)『自然主義入門』(勁草書房、2017年)、『実在論と知識の自然化』(勁草書房、2013年)、『生命倫理と医療倫理 第3版』(共著、金芳堂、2014年)、『道徳の神経哲学』(共著、新曜社、2012年),『脳神経科学リテラシー』(共著、勁草書房、2010年)、『脳神経倫理学の展望』(共著、勁草書房、2008年)ほか。訳書:T・クレイン『心の哲学』(勁草書房、2010年)、P・S・チャーチランド『脳がつくる倫理』(共訳、化学同人、2013年)ほか。
登録情報
- 出版社 : ダイヤモンド社 (2022/8/31)
- 発売日 : 2022/8/31
- 単行本(ソフトカバー) : 272ページ
- ISBN-10 : 4478115419
- ISBN-13 : 978-4478115411
- 寸法 : 21 x 14.8 x 21 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 88,056位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 62位社会道徳
- - 96位科学・テクノロジーの参考図書・白書 (本)
- - 141位認識論 (本)
- カスタマーレビュー:
著者について
植原亮(Uehara Ryo)
1978年埼玉県生まれ。2008年、東京大学大学院総合文化研究科単位取得退学、2011年、博士(学術)。
専攻は、自然主義哲学(科学哲学・分析哲学)。現在、関西大学総合情報学部教授。
著書に、『遅考術』(ダイヤモンド社)、『思考力改善ドリル』『自然主義入門』『実在論と知識の自然化』(勁草書房)など。
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
具体的で内容もわかりやすかったです。
すぐ早とちりしてしまう癖があるのですが、意識的にゆっくりと考えるきっかけになる本です。
この本で述べられている「遅考」というのは後者の「システム2」のことを言う。
分かりやすく言えば、「システム1」をオートモード、「システム2」をマニュアルモードと言えば分かりやすい。「システム2」は順序立てた計算や推論を行うが、怠け者でなかなか働き出さない上に、燃費が大変悪くすぐ消耗してしまう。
進化的には「システム2」は新しい存在であり、人間独自のものであり、「システム1」は古来から存在するもので、一説には爬虫類的な衝動にも類するともいう。
この本は、その遅く考える大切さとそのレッスンの問題が50程、ノウハウとして35個書かれている。意外とボリュームがあって、内容も退屈しなかった。
仕事上、短納期で即決の仕事が多いので、チェックをしないとミスが多発する問題を抱えていたこともあって、熟慮してもっとゆっくりと仕事したいのにと悩ましい思いもあったので読んでみた。
代表性バイアス、利用可能性バイアス、詭弁、反証可能性(カール・ポパーの著書を参照されたし)、因果性と相関性の違い、確証バイアス、ジレンマ、対照実験の大切さ、ランダムサンプリングの方法、陰謀論的思考の危険性など色々書かれている。
この著書でも密かに勧めている本に、ダレル・ハフ「 統計でウソをつく法―数式を使わない統計学入門 」という本もあるが、数字についてもよくよく考えないと、「システム1」のオートモードが起動してしまい、うっかり騙されることもある実例が多数載っている。他に深沢慎太郎「 数字にだまされない本 」という本もある。統計を取っているからといって、表現でイメージががらりと変わるという例が載っている。これら2冊はそういう例に事欠かかない内容なので、よくよく考えないとデータがあるからと、うっかりと騙されることも多々あることが判然とする。
数字を精確に把握する為には、今回の「遅考術」で述べる様に「一旦否定する」という態度も大切であるが、何も科学的な行為ばかりを普段の思考で扱っているのでもないはずだ。私は一方で、エトムント・フッサールの様に「判断を保留する」という態度も必要かと思う。フッサールは「現象学的還元」という方法で「エポケー」(判断停止)を提唱した。いったん、是非を問わずにカッコに入れていつでも取り出せる様にして、思考の進行を意図的に停止させる方法である。すると、普段無意識で信じている考えが、実は信仰や偏見、思い込みに基づくものが多いことに気づいてくる。ただし、これらの態度は非常に面倒であり、遅考術の中でも最も遅い思考法なので、普段から考えていたら実生活に影響が出るので、難しいところである。
しかし、科学的検証の積み重ねだけというのは、大変に難しいし、通常の行動ではどうしても「偏見」や「道徳的感情」が舞い込んでしまう。管賀江留都「 冤罪と人類 道徳感情はなぜ人を誤らせるのか 」はそこら辺を考えさせてくれる。こういう刑事事件では直感ほど当てにならないものはない。ミステリー小説でよく探偵とかがそういう直感を使用するが、実際にこれらがフル活用されたら、冤罪が山盛りになってしまうのだ。必ず裏付けや物証が挙がらない限り、それらの判断は保留する必要があるのだ。
別に特段と難しい内容ではない。ただし、すらりと読める内容でもない。ちょっと考えて読まないといけないだけで、先生と生徒の対話形式で書かれているので読みやすいのでお勧めである。
実践するのは実は簡単そうで実は難しい。物事には期限があることが多いからだ。しかし、普段から「遅く考える」時間を持つと色々と変わってくることは保証出来る。
文章は対話方式で横書き、そして例題が多く掲載されているので読みやすい。
この手の書籍にありがちな一方的な論理を捲し立てるスタイルだと、その場は理解したつもりでも時間が経過すれば忘れてしまいがちだ。
だが、本書の「例題」を思い出せば、実生活で似たような状況になった場合に活用することが期待出来る。
ただ内容としては、やや強引ではないか?こじ付けではないか?と言った箇所も散見される。
それこそ筆者の「バイアス」ではないか?とも感じる所もある。
が、そこを含めて「遅く」考える事の重要さも感じる。
日常会話や世間話で逐一「遅考術」を使ったら、周りからは嫌な顔をされそうだが、明確に自身に不利益や名誉を汚されるシーン等に於いては、情報を鵜呑みにするのではなく「正しい」科学的な手法を用いて身を守る術。
ジンクス、陰謀説、詐欺、情報操作…相手の都合の良い「理屈」を打ち砕く「科学的理論」で対抗しよう。
内容は遅考の癖を醸成させてくれる問題と対策をわかりやすくまとめられている。ただ『術』と書いてある部分が若干内容が乏しさを感じる。
例題を踏まえた上での遅考する、訓練方法や、術にまつわる+αを期待してしまった。
それも含めて遅考しなければならないのですがね。