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マザーツリー 森に隠された「知性」をめぐる冒険 単行本(ソフトカバー) – 2023/1/11
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★1000万人が驚嘆した「森の科学者」の世界的ベストセラー、ついに日本上陸!!
★「映画のような面白さ!」NYタイムズ、WSJ、ガーディアンなどが大絶賛!!
★「世界の見え方が根っこから変わる!」日本国内でも感動の声!!
◎養老孟司氏(解剖学者・東京大学名誉教授)「森は他者ではなく自分だ。自然を深く知ることの面白さ、大変さがしみじみとわかる本である」
◎隈 研吾氏(建築家・デザイナー)「日本人にこそ知ってほしい! 木々と共に暮らしてきた僕らが自然とつながり直すための、ユニークだけど説得力のある考え方」
◎斎藤幸平氏(『人新世の「資本論」』)「人新世が破壊した森の互酬・共助に学ぶ。持続可能な社会への必読書!」
森林は「インターネット」であり、菌類がつくる「巨大な脳」だった──。
30年以上にわたり樹木たちのコミュニケーションを可能にする「地中の菌根ネットワーク」を研究してきた森林生態学者が明かす! 木々をつなぐハブとなる「マザーツリー」の驚くべき機能とは? 気候変動が注目されるいま、自然のなかに秘められた「知性」に耳を傾けよう。誰かとの「つながり」を大切にしたくなる、樹木と菌類の感動ストーリー!!
【特別付録:美しすぎるカナダの森林をとらえた「カラー写真口絵」付き】
★「映画のような面白さ!」NYタイムズ、WSJ、ガーディアンなどが大絶賛!!
★「世界の見え方が根っこから変わる!」日本国内でも感動の声!!
◎養老孟司氏(解剖学者・東京大学名誉教授)「森は他者ではなく自分だ。自然を深く知ることの面白さ、大変さがしみじみとわかる本である」
◎隈 研吾氏(建築家・デザイナー)「日本人にこそ知ってほしい! 木々と共に暮らしてきた僕らが自然とつながり直すための、ユニークだけど説得力のある考え方」
◎斎藤幸平氏(『人新世の「資本論」』)「人新世が破壊した森の互酬・共助に学ぶ。持続可能な社会への必読書!」
森林は「インターネット」であり、菌類がつくる「巨大な脳」だった──。
30年以上にわたり樹木たちのコミュニケーションを可能にする「地中の菌根ネットワーク」を研究してきた森林生態学者が明かす! 木々をつなぐハブとなる「マザーツリー」の驚くべき機能とは? 気候変動が注目されるいま、自然のなかに秘められた「知性」に耳を傾けよう。誰かとの「つながり」を大切にしたくなる、樹木と菌類の感動ストーリー!!
【特別付録:美しすぎるカナダの森林をとらえた「カラー写真口絵」付き】
- 本の長さ592ページ
- 出版社ダイヤモンド社
- 発売日2023/1/11
- 寸法18.8 x 13 x 2 cm
- ISBN-104478107009
- ISBN-13978-4478107003
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出版社より
商品の説明
レビュー
【大反響、書評続々!】
◎毎日新聞(2023/2/4)「深い森が広がっている。そこに秘められたネットワークを指し示すかのように、有機的に配された点とそれを繋ぐ線が、煌めく銀の箔押しでカバーを包む。とても美しい」(評者:鈴木成一/装幀家)
◎日経新聞(2023/2/18)「森の『常識』を変えた研究の道のりという縦糸と、ひとりの女性の試練に満ちた半生という横糸。これらが複雑に絡み合った、読み応えのある一冊」(評者:今井明子/サイエンスライター)
◎朝日新聞(2023/3/4)「競合と助け合い、そして回復。森と著者の人生が重なり合う」(評者:石原安野/千葉大学ハドロン宇宙国際研究センター教授)
◎京都新聞(2023/3/4)「好奇心に満ちた子供の無邪気さと、事象を捉える学者の精緻な観察。森の調和を鮮やかに写生する。科学と肉体、記憶と歴史。多様な要素が混ざり合う、豊かな読書体験だった」(評者:鎌田裕樹/かまたき文庫)
◎共同通信(2023/3/12下野新聞ほか)「著者は乳がんサバイバーであると同時に、2人の娘の母でもある。『死が生きることを可能にし、年老いたものが若い世代に力を与える』との言葉からは、自身もそうありたいとの祈るような気持ちが伝わってくる」(評者:川口敦子/サイエンスライター)
【本文「訳者あとがき」より】
木は互いにつながり合って会話している、と聞いても、私はとくに驚かなかった。そんなようなことが書いてある本は前にも読んだ気がしたし、映画『アバター』に出てきた「魂の木」ってそんな感じじゃなかったっけ……と思ったら、その魂の木のコンセプトが、本書の著者スザンヌ・シマードの研究をもとにしたものであることを知って、むしろそのことにびっくりした。
スザンヌ・シマードは、人々の森を見る目を変えたと言われるカナダの森林生態学者であり、この分野では世界的に名高いブリティッシュコロンビア大学の教授として教鞭をとっている。木と木が菌根菌のネットワークでつながりあい、互いを認識し、栄養を送り合っていることを科学的に証明してみせた彼女の研究は、森林生態学に多大な貢献をし、その論文はほかの研究者たちによって数千回も引用されている。TEDトークの再生数は530万回を超える。(中略)
木が互いに会話していることをハリウッド映画から教わってすんなり信じた私とは違い、著者はそのことを、森が語る言葉に耳を傾けるなかで自ら発見した。実験のために森に何百本もの木を植え、長い時間をかけて観察し、失敗しても辛抱強く繰り返す──それは、私には想像もつかないような過酷な作業であったに違いない。
同時に本書には、一人の女性として生きていくうえで体験するさまざまな試練や苦悩を、森から学んだことと重ね合わせながら乗り越えていくさまが赤裸々に綴られ、思わず深く感情移入してしまう部分が随所にある。森林生態学の観点からだけでなく、回想録としても非常に読み応えのある本に仕上がっている。
◎毎日新聞(2023/2/4)「深い森が広がっている。そこに秘められたネットワークを指し示すかのように、有機的に配された点とそれを繋ぐ線が、煌めく銀の箔押しでカバーを包む。とても美しい」(評者:鈴木成一/装幀家)
◎日経新聞(2023/2/18)「森の『常識』を変えた研究の道のりという縦糸と、ひとりの女性の試練に満ちた半生という横糸。これらが複雑に絡み合った、読み応えのある一冊」(評者:今井明子/サイエンスライター)
◎朝日新聞(2023/3/4)「競合と助け合い、そして回復。森と著者の人生が重なり合う」(評者:石原安野/千葉大学ハドロン宇宙国際研究センター教授)
◎京都新聞(2023/3/4)「好奇心に満ちた子供の無邪気さと、事象を捉える学者の精緻な観察。森の調和を鮮やかに写生する。科学と肉体、記憶と歴史。多様な要素が混ざり合う、豊かな読書体験だった」(評者:鎌田裕樹/かまたき文庫)
◎共同通信(2023/3/12下野新聞ほか)「著者は乳がんサバイバーであると同時に、2人の娘の母でもある。『死が生きることを可能にし、年老いたものが若い世代に力を与える』との言葉からは、自身もそうありたいとの祈るような気持ちが伝わってくる」(評者:川口敦子/サイエンスライター)
【本文「訳者あとがき」より】
木は互いにつながり合って会話している、と聞いても、私はとくに驚かなかった。そんなようなことが書いてある本は前にも読んだ気がしたし、映画『アバター』に出てきた「魂の木」ってそんな感じじゃなかったっけ……と思ったら、その魂の木のコンセプトが、本書の著者スザンヌ・シマードの研究をもとにしたものであることを知って、むしろそのことにびっくりした。
スザンヌ・シマードは、人々の森を見る目を変えたと言われるカナダの森林生態学者であり、この分野では世界的に名高いブリティッシュコロンビア大学の教授として教鞭をとっている。木と木が菌根菌のネットワークでつながりあい、互いを認識し、栄養を送り合っていることを科学的に証明してみせた彼女の研究は、森林生態学に多大な貢献をし、その論文はほかの研究者たちによって数千回も引用されている。TEDトークの再生数は530万回を超える。(中略)
木が互いに会話していることをハリウッド映画から教わってすんなり信じた私とは違い、著者はそのことを、森が語る言葉に耳を傾けるなかで自ら発見した。実験のために森に何百本もの木を植え、長い時間をかけて観察し、失敗しても辛抱強く繰り返す──それは、私には想像もつかないような過酷な作業であったに違いない。
同時に本書には、一人の女性として生きていくうえで体験するさまざまな試練や苦悩を、森から学んだことと重ね合わせながら乗り越えていくさまが赤裸々に綴られ、思わず深く感情移入してしまう部分が随所にある。森林生態学の観点からだけでなく、回想録としても非常に読み応えのある本に仕上がっている。
著者について
【著者】スザンヌ・シマード
カナダの森林生態学者。ブリティッシュコロンビア大学 森林学部 教授。カナダ・ブリティッシュコロンビア州生まれ。森林の伐採に代々従事してきた家庭で育ち、幼いころから木々や自然に親しむ。大学卒業後、森林局の造林研究員として勤務、従来の森林管理の手法に疑問を持ち、研究の道へ。木々が地中の菌類ネットワークを介してつながり合い、互いを認識し、栄養を送り合っていることを科学的に証明してみせた彼女の先駆的研究は、世界中の森林生態学に多大な影響を与え、その論文は数千回以上も引用されている。研究成果を一般向けに語ったTEDトーク「森で交わされる木々の会話(How trees talk to each other)」も大きな話題を呼んだ。本書が初の著書となる。
【訳者】三木直子
(みき・なおこ)東京生まれ。国際基督教大学卒業。広告代理店勤務を経て2005五年より出版翻訳家。訳書に『植物と叡智の守り人』『食卓を変えた植物学者』(以上、築地書館)、『CBDのすべて』(晶文社)ほか多数。埼玉とアメリカ・ワシントン州在住。
カナダの森林生態学者。ブリティッシュコロンビア大学 森林学部 教授。カナダ・ブリティッシュコロンビア州生まれ。森林の伐採に代々従事してきた家庭で育ち、幼いころから木々や自然に親しむ。大学卒業後、森林局の造林研究員として勤務、従来の森林管理の手法に疑問を持ち、研究の道へ。木々が地中の菌類ネットワークを介してつながり合い、互いを認識し、栄養を送り合っていることを科学的に証明してみせた彼女の先駆的研究は、世界中の森林生態学に多大な影響を与え、その論文は数千回以上も引用されている。研究成果を一般向けに語ったTEDトーク「森で交わされる木々の会話(How trees talk to each other)」も大きな話題を呼んだ。本書が初の著書となる。
【訳者】三木直子
(みき・なおこ)東京生まれ。国際基督教大学卒業。広告代理店勤務を経て2005五年より出版翻訳家。訳書に『植物と叡智の守り人』『食卓を変えた植物学者』(以上、築地書館)、『CBDのすべて』(晶文社)ほか多数。埼玉とアメリカ・ワシントン州在住。
登録情報
- 出版社 : ダイヤモンド社 (2023/1/11)
- 発売日 : 2023/1/11
- 単行本(ソフトカバー) : 592ページ
- ISBN-10 : 4478107009
- ISBN-13 : 978-4478107003
- 寸法 : 18.8 x 13 x 2 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 2,923位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 1位エコロジー (本)
- - 6位科学・テクノロジーの参考図書・白書 (本)
- - 7位植物学
- カスタマーレビュー:
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
2024年2月8日に日本でレビュー済み
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は欧米、中国などと比べ遅れていること。
2024年1月29日に日本でレビュー済み
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自叙伝と学術書とが融合した、稀有な読みものである。
100頁ぐらいまでのスタイルに乗ることができれば、あとは走り始める。止まらない。
そして、この様式でしか書かれ得なかったことを知らしめられる。
訳者の緻密な仕事に、感謝したい。
客注も巻末の索引も、出版の良心というべきもので充実している。
なお、
ナラタケの旨さを愛する人は、読まない方がいいかも知れない。
100頁ぐらいまでのスタイルに乗ることができれば、あとは走り始める。止まらない。
そして、この様式でしか書かれ得なかったことを知らしめられる。
訳者の緻密な仕事に、感謝したい。
客注も巻末の索引も、出版の良心というべきもので充実している。
なお、
ナラタケの旨さを愛する人は、読まない方がいいかも知れない。
2024年2月18日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
樹木の種の保存計画や拡大に菌糸が重要な役割りを果たしている。インターネットのような膨大なネットワークを構築している等、目からウロコでした。
2023年12月17日に日本でレビュー済み
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本が届いてびっくり。
ページ数は500ページ超。科学的な結論だけ知りたい、エッセンスだけ読み取りたい方には不向きかな。私もその1人。
ある植物と微生物に興味を持った科学者の伝記として読めば、面白いと思う。
ページ数は500ページ超。科学的な結論だけ知りたい、エッセンスだけ読み取りたい方には不向きかな。私もその1人。
ある植物と微生物に興味を持った科学者の伝記として読めば、面白いと思う。
2023年6月20日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
赤松と松茸とか菌ちゃん農法は知っていましたが、
植林した米松と米白樺が地下の菌根菌で繋がり相互扶助している。
雑木である米白樺との混生の方が生産性が上がる。
米松はその親族を認識し優遇する。
などを先住民は経験値として既知だそうです。
著者は同位体炭素13と14を使ってそれらを証明し、
生存競争以外に相互扶助もあることをマザーツリーという概念で確立します。
著者の家族の生業である樵の世界から出発し、森林管理の仕事に就きますが皆伐に疑問抱き、
菌根菌の世界を研究し、研究者としての道を選びそれをライフワークとする。
その間、灰色熊親子に威嚇され木の上で過ごしたり、恋愛し結婚し、娘二人を育て、
研究を選び離婚をし、同性の恋人を得て、乳がんの闘病を経験します。
進化論の競争原理が常識とした林業界に共生があることを唱えた一人の女性研究者の記録です。
植林した米松と米白樺が地下の菌根菌で繋がり相互扶助している。
雑木である米白樺との混生の方が生産性が上がる。
米松はその親族を認識し優遇する。
などを先住民は経験値として既知だそうです。
著者は同位体炭素13と14を使ってそれらを証明し、
生存競争以外に相互扶助もあることをマザーツリーという概念で確立します。
著者の家族の生業である樵の世界から出発し、森林管理の仕事に就きますが皆伐に疑問抱き、
菌根菌の世界を研究し、研究者としての道を選びそれをライフワークとする。
その間、灰色熊親子に威嚇され木の上で過ごしたり、恋愛し結婚し、娘二人を育て、
研究を選び離婚をし、同性の恋人を得て、乳がんの闘病を経験します。
進化論の競争原理が常識とした林業界に共生があることを唱えた一人の女性研究者の記録です。
2023年6月20日に日本でレビュー済み
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科学者である原作者のスザンヌ・シマードさんの自伝的エピソードをからめながら、この本の本質(であって欲しい)森の木々たちの菌を媒介としたコミュニケーション方法が明かされていく。世界的ベストセラーで、映画化もされるらしい。
読み始めは、作者の物語が煩わしく思えたが、リアルな自然描写も相まっていつの間にか彼女に感情移入。モンサント社のラウンドアップに対する見解もはっきりと表明されており、作者の身を案じつつ、自信満々に除草剤をすすめている日本人農家のyoutuberさんに読んでもらいたいと思いながら、ページをめくった。
木も、土も、根も、菌も。無駄なものはなにひとつない。種の異なる木々ですら助け合って森をつくっている。森で一番年齢の高いマザーツリーから、若い木々へ叡智が伝えられていくのだ。伐採され命が消えかけようとするマザーツリーは、最後のちからを使って、若い木々にいのちの情報を送る。
スザンヌさんの視点は、いままで自然界で当たり前にいわれてきた「競争」や「淘汰」とは違う地平線をみつめている。
そんな物語の後半、彼女が乳がんを患う。この辺りは感情移入してしまっているので、心苦しいのだが大いに気になった(でも、感情移入って危険かも)。
土の中の菌に着目し、これまでの定説をひっくり返した彼女が、抗がん剤治療を受け入れ、乳房を切除する。ここで、病気や命に対する葛藤は描かれているが、身体の中の細胞や菌の働きについての考察がないのだ。ラウンドアップに反対していた科学者ならば、自分の身体を森にみたてる行為こそが知性なのではないか。
自身が死ぬことを想定して娘たちにマザーツリーとして伝えることが、乳がん検査の重要性だったり、抗がん剤の原材料の一部が、彼女が森で親しんでいた木だったり、それまでの彼女の思考の深度とは明らかに異なる話になんとも言えない気持ちになってくる。。。。???
あぁ、心配しなくてもこの人は安全な立場にいるのだ。だから堂々とラウンドアップに対する見解を書いたり、この物語りが映画化されるのだ。本の帯に名前を出してる先生たちも、そんなこと全部わかったうえで絶賛してるんだろうな。
あ〜あ、「菌」ならぬ「金」のつながりが見えた瞬間、軽く絶望。
そういえば、夫と別れて新しい同性のパートナーができるが、あれも新しい価値観の層へのアピール?
森の木や菌だけのことを伝えたら、つまらなかった?
いいえ、
それだけで、十分素晴らしかった。 森と木と菌の話だけで十分エンターテイメントでした。
純粋にそれだけを読みたかった。
読み始めは、作者の物語が煩わしく思えたが、リアルな自然描写も相まっていつの間にか彼女に感情移入。モンサント社のラウンドアップに対する見解もはっきりと表明されており、作者の身を案じつつ、自信満々に除草剤をすすめている日本人農家のyoutuberさんに読んでもらいたいと思いながら、ページをめくった。
木も、土も、根も、菌も。無駄なものはなにひとつない。種の異なる木々ですら助け合って森をつくっている。森で一番年齢の高いマザーツリーから、若い木々へ叡智が伝えられていくのだ。伐採され命が消えかけようとするマザーツリーは、最後のちからを使って、若い木々にいのちの情報を送る。
スザンヌさんの視点は、いままで自然界で当たり前にいわれてきた「競争」や「淘汰」とは違う地平線をみつめている。
そんな物語の後半、彼女が乳がんを患う。この辺りは感情移入してしまっているので、心苦しいのだが大いに気になった(でも、感情移入って危険かも)。
土の中の菌に着目し、これまでの定説をひっくり返した彼女が、抗がん剤治療を受け入れ、乳房を切除する。ここで、病気や命に対する葛藤は描かれているが、身体の中の細胞や菌の働きについての考察がないのだ。ラウンドアップに反対していた科学者ならば、自分の身体を森にみたてる行為こそが知性なのではないか。
自身が死ぬことを想定して娘たちにマザーツリーとして伝えることが、乳がん検査の重要性だったり、抗がん剤の原材料の一部が、彼女が森で親しんでいた木だったり、それまでの彼女の思考の深度とは明らかに異なる話になんとも言えない気持ちになってくる。。。。???
あぁ、心配しなくてもこの人は安全な立場にいるのだ。だから堂々とラウンドアップに対する見解を書いたり、この物語りが映画化されるのだ。本の帯に名前を出してる先生たちも、そんなこと全部わかったうえで絶賛してるんだろうな。
あ〜あ、「菌」ならぬ「金」のつながりが見えた瞬間、軽く絶望。
そういえば、夫と別れて新しい同性のパートナーができるが、あれも新しい価値観の層へのアピール?
森の木や菌だけのことを伝えたら、つまらなかった?
いいえ、
それだけで、十分素晴らしかった。 森と木と菌の話だけで十分エンターテイメントでした。
純粋にそれだけを読みたかった。
2023年7月31日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
1人の女性が人生を掛けた研究の成果
すべての生命あるものは、同じ原理で周りと共生していることを実験を通して立証したことはすごい
自分の人生は自分のものという前提での、人生の時々での選択をしてきた著者の生き方には共鳴できます
森林は、個ではなく、全体で成り立っているという事実
それが人間の脳の神経細胞と同じような仕組みであるという指摘は、全くの同感
そして研究の承継まで、幸せな人生といえるでしょう
本書での余談ですが、離婚しても家族という関係を残すやり方は、日本人も参考にすべきことと思いました
すべての生命あるものは、同じ原理で周りと共生していることを実験を通して立証したことはすごい
自分の人生は自分のものという前提での、人生の時々での選択をしてきた著者の生き方には共鳴できます
森林は、個ではなく、全体で成り立っているという事実
それが人間の脳の神経細胞と同じような仕組みであるという指摘は、全くの同感
そして研究の承継まで、幸せな人生といえるでしょう
本書での余談ですが、離婚しても家族という関係を残すやり方は、日本人も参考にすべきことと思いました
2024年3月21日に日本でレビュー済み
はじめ、こんな厚い本読めないと思ったが、
木材生産会社への就職、熊との遭遇、伐採植林への疑問、林野庁での研究、木、菌類間でのもののやりとりの発見、Natureへの投稿、結婚、出産、大学教授へ、離婚、同姓のパートナー、乳がん、と盛りだくさんでした。
木材生産会社への就職、熊との遭遇、伐採植林への疑問、林野庁での研究、木、菌類間でのもののやりとりの発見、Natureへの投稿、結婚、出産、大学教授へ、離婚、同姓のパートナー、乳がん、と盛りだくさんでした。