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山はおそろしい 必ず生きて帰る! 事故から学ぶ山岳遭難 (幻冬舎新書) 新書 – 2022/5/25

4.4 5つ星のうち4.4 318個の評価

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購入オプションとあわせ買い

落雷、滑落、クマ、滝壺転落 etc.…
たった一歩が生死を分ける


壮大な自然に親しむ登山やキャンプがブームになって久しい。
一方で、山への畏れが忘れられていないだろうか?

山には平地では遭遇しえない危険が潜んでいる。
クマに襲われたり、落雷が直撃したり、救助に来たヘリが目の前で墜落したり、他人の巻き添えで山頂付近から滑落したりと、ベテランですら生死の境目に立たされるのだ。

そんな時、どうすれば生きて帰れるのか?
遭難取材を長年続ける著者が貴重な証言からその術を解説。
数多の恐怖が待ち受けるのに「それでも登る」と皆が言う、山の魅力がわかる一冊。

●滑落してきた人のドロップキックが直撃! 標高約2700mからふっ飛んだ女性 ●国内最凶生物スズメバチからどう逃げるか ●厳冬の富士山2800m付近で遭難していた、目を疑うほどの軽装登山者 ●初心者向け沢登り教室にて受講生が滝壺に滑落 ●スキー中に逆さ宙吊り、頭の下は極寒の沢 ●臆病なクマが人間を襲う3つのパターン ●山で盗難に遭えば命の危機に直結する
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商品の説明

著者について

1961年、埼玉県生まれ。フリーライター、長野県山岳遭難防止アドバイザー、日本山岳会会員。山岳遭難や登山技術にまつわる取材を重ね、雑誌「山と溪谷」「岳人」や書籍で発表する一方、沖縄、自然、人物をテーマに執筆活動を続ける。『人を襲うクマ』『野外毒本』『ドキュメント 生還』(いずれもヤマケイ文庫)、『十大事故から読み解く 山岳遭難の傷痕』(山と溪谷社)など著書多数。小学生のときから登山を始め、現在はピークハントやハイキング、テレマークスキーを楽しんでいる。

登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ 幻冬舎 (2022/5/25)
  • 発売日 ‏ : ‎ 2022/5/25
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 新書 ‏ : ‎ 232ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4344986571
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4344986572
  • 寸法 ‏ : ‎ 10.9 x 1.2 x 17.3 cm
  • カスタマーレビュー:
    4.4 5つ星のうち4.4 318個の評価

著者について

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羽根田 治
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上位レビュー、対象国: 日本

2024年3月23日に日本でレビュー済み
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大変勉強になりました。
1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2024年3月19日に日本でレビュー済み
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最近の執筆、最近のデータを載せている、記憶にある遭難を分析している、著者の分析は定評があるから、新しい著書を読みたいと思っていたので面白かった。
1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2024年1月31日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
当方山登りは全くしませんが、御嶽山で負傷された方の治療に携わったことがあり、山での事故と、その原因に興味を持つようになりました。本書は誇張なく、ただ淡々と書かれていますが、淡々と驚くような事故が起こることに、肝が冷えます。
2人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2024年1月31日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
数時間前後のハイキングでも着衣、装備は十分な準備が必要なんですね。気軽に富士山登山しようとしている方々にも読んで欲しい。
3人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2023年11月5日に日本でレビュー済み
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別の方もレビューしていましたが、地図があるとなおよかったです。山を侮ると大変な目にあうとワンゲル部だった親から幼少の頃から言われていたので。思い出すつもりで購入。
5人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2023年11月26日に日本でレビュー済み
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当方の苦手とするものを順に書くと、雷・火事・地震・洪水となる。それ程、雷が大の苦手なので山で雷に遭遇して避難小屋が近くになかったら、どんな目に合うのかが良く分かった。

又、山装備を盗まれる話もあったが、日本は本当に性善説に基づいての行動ありきが多いが、やはり、自衛しないと盗難にあうのだなあ。盗られるよりは、目立つけどデカデカと名前などを書く必要性があると感じた。

登山途中に、山から落ちてきた人からのドロップキックっていうのもあったが、登山マナーを守って一人が下りて、上って からしか、次の人が行けないのではないのか?山の素人の当方はそう思ったが?

山は、恐ろしいこと怖いことがたくさんあるし、いつ、わが身に降りかかってくるかわからないと考えて行動する必要があると思った。
6人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2023年11月23日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
書店では見つからず、手に取り内容確認出来ずにアマゾン依頼、昨年から仕事もセーブして山歩きを始めました。
 自分はどちらかというと慎重な性格なので、タイトルが気になり購入しました古希も過ぎてからのまずスキーへの復帰でしたので春からは脚を鍛える為のトレッキングとなりました、まあやはり山では思いも寄らない危険が有るものですね羽根田さんの臨場感ある表現に夢中で二日で読んでしまいました暫く単行本も読んで無いのに・・
僕は近場の低山歩きだし、雨の日は歩かないし、ン!でも蜂はいるか、熊は?来年は栗駒山のモンサンミッシェル見てきたい🎒🥾🍁
5人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2023年6月22日に日本でレビュー済み
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羽根田さんの渾身の著書に思います。調査を克明にし、問題点をあぶり出し、どうすれば良いか提案する。個人に出来る最大範囲をしていると言えるでしょう。某かの有識者懇談会などにも呼ばれて、自治体や機関の基準作成にも携わっていらっしゃるかも知れない。

しかし、本書のあちこちに読める登山に対する文言は「しかし拘束力はない」「罰則はない」の二語です。要は、お願い、なのです。これは暴走族に対して、法律でも条例でもなく、夜中や深夜に走り回らないでね、と評議会が決めた、という様なものです。だから?である。過料(かりょう、に2種類あった気がするが)20万円の罰金を申し渡すでもない。言わば、繁華街の禁煙区域より下の、お願い、なのです。自治体がしている作成された山へ入る時の「適正利用」の案内は。守る訳がないです。いっそ「国有地に入る」だけで罰金という風にでもしないとです。登山だろうと、練習だろうと、専門家だろうとです。そこへ立ち入るには、警察署へ行って「道路占有許可証」を発行して貰わないと道路工事も出来ない仕組みと同じ方策を取るしかない。その証を持ってしてまだ事故に合った場合のみ、税金で成る救命、救助要請を申請出来る仕組みにするとかです。

つまり法律に格上げする段しかないという結論にならないのだろうか。ぬるいです。どんな事故調査と原因究明のリストが膨大な量になろうとも、それを生かす事をしないなら、調査も究明もしていないのと変わらない。この辺りが「ジ・日本人」が出ています。何の為の学校かとそっくりです。座っているだけで自動的に進級し、合格する義務教育と同じ。全く実になっていなくても義務教育終了の証が貰えるのと同義な「専門家」の決めた日本のあり方と同じという。そんな風に見ます。

視野です。このインターナショナルな情報共有な時代にあっても、他国の取り組みから学ぼうとはしない日本人、一億人の結果が、遭難→救助、策定→守らないの繰り返しを続ける全く後進の見本にならない、先輩に倣えない事実を積み上げるだけの日本になっていませんか。

ニュージーランドなど、自分の靴(登山靴)を持ち込んだだけで、まず没収されて2週間の検査を靴に施されると聞きます。それが正規の国ルールとしてある。その靴を持ってしないとニュージーランドの山には入れません、となっている。そうして自然を守っている。自然が先、人間の欲はその次。そんな順序に見えます。日本より圧倒的に人口が少ないのにそれくらいの事を達成している。視野でしょうね、自然と人間に向ける目の深さ、愛情と、良い事、悪い事の隔てをきっちり決める。何故決められるのかと言えば、国民みんながその視野を持ち、全員一致してそれが良いと道義的にも哲学的にも決められる「頭」があるからでしょう。視野を言い換えると頭になると思う。つまりは国民の総「頭の」平均値が高いから達成可能と言えます。

頭があると、自力で、罰則が無くてもこうしようと判断が出来る。刻々と変わる自然に対してはその全てに当てはまる文言を書けはしない。切りがないから。だから状況から認知→判断を各個人が「揃った道義的、哲学的頭」でする。ゴミ、ふん尿問題も。その為の情報共有だったり、興味だったり、尊敬、練習や学びだったりする訳です。

オーストラリアでは、災害がある無いに関わらず、1年の中で何度か学校で親も子供も一緒に寝泊まりしてみる「避難学習」の様なものを実施していると聞きます。体育館でみんなで寝てみるとはどんな事かを体験しておくという訳です。親子という最小単位であり強力な繋がりの社会も味わえる。これこそ「学校教育」として立派な1つでしょう。岩手県の釜石地区の小・中学校でも津波被害、避難の訓練を常にしていたと聞きます。だから11年の震災の際には逃げ遅れるという事態にならなかったと。これが頭であり、視野でしょう。誇れるものです。震災の何年、何十年前からやり続けて来たそうで。

国民がみんなで決められるくらいの頭がある。それが為せない限り、羽根田さんがここに書く渾身の提言も調査も著作も、水泡に帰す。これが何より大事だと本書を思えるなら、これまでの行動を変えること、それしか道はないでしょう。全ての学校で羽根田さんを招いて話をして貰っても良いでしょう。ドイツでは骨髄移植(バンク)の啓蒙、情報公開に、移植が可能な年齢の16歳以上になる高校生を対象に、学校に人が回って骨髄移植で助かる命の方策を全国民に知らせる事をしているらしい。なので登録者数が日本の15倍くらいの500万人を越えていると聞く。そうやって全員(全国民)の頭の平均値を上げるしか方法はないと思います。他国はどう取り組みをしているか。今は全くそこに目を向けている日本人がいないのだろう日本から脱するのが今の我々の責務だとも思えます。

私は公務で山へ入る係だったので、医師の面談と話を聞き、某かの講習を受けて本書にもある「エピペン」(自動注射器)を持って山へ入る人でした。ハチ毒に見舞われた時用です。しかしこれは「他人に射ってはいけない」もので、意識朦朧とする前に自分で自分の太ももの外側に、グーで持って、えいやっ!と射つものです(直径1mmくらいの注射針です)。そして出来る限り早く診療所へ駆け込むという知識、認知、判断の行動を呼び込む教育と常の意識を持たされていました。何故なら公務員には私のいた部署でさえ、当てはまる公務員法が17(件)にも及んでいたからでもあります。1つたりとも逸脱は許されない。エピペンにも期限があるので、有効期限内かも常に頭にある必要もありました。それが公務の平均値で。

北海道の1番有名なお土産「白い恋人」のパッケージの雪山の写真を撮った写真家にお会いしましたが、彼は「山が好きだから登らない」ときっぱり、はっきりしていました。地元の人も調度今ごろ、行者にんにくを取る為だけに山に登ります。それくらいだから山も荒れ放題にはならないです。山がまた健康な状態に回復し保たれるのは、そんな写真家や地元の人の行動がそうだから為せる。だだのレジャーと自慢話の種だけに登る無数の人が山を崩壊させていく、捻挫、骨折、救助要請をするのとは大きな違いです。倣うならどちらか。一目瞭然でしょう。羽根田さんの貢献に私も一助になりたく、手持ちの情報をここに記しておきます。

Ps.先週、2022年の遭難、水難事故の件数が発表された。遭難は3000件越えで、内1割が死亡。水難事故は2000件越えで、内4割が死亡。しかし統計というものは行政機関に報告された数だろうものなので、警察、消防、保安庁等に報告、その行政機関が仕事をした件数という事ではないだろうか。自力や周囲の人だけで助かった骨折、捻挫、道迷い、裂傷、クラゲ毒、溺れかけを入れるとその件数はこの数の3倍や4倍、若しくはもっとかも知れない。私のいた公務機関も助けた事をその場で職員で解決したら特に他には報告しない。沢登りでの死亡は水難か遭難かどちらだろうか。

これらを防ぐためには、命に直結するダイビングではボンベを付けてプールで基礎訓練を経なければ海など入れない様に、準備訓練を必須にする必要があると思えます。それは大いに産業にも成り得るとも思う。ダイビング器材を有した会社が街なかにもあるように、沢登りや登山の基本訓練会社がジムの様にもっとあってもいい。特に体力勝負に勝てない年齢層は事故予備軍でもある事を考えると、自身が積極的にそれらに参加出来るだけの身近さに訓練ジムがあるのが理想だと思う。経験がないなら余計に。仲間が経験があったら大丈夫と考えるのは、仲間がダイビング経験があるから私は無くても大丈夫と考えるのと同じだ。根本的におかしい。

川に流されてみる、足の着かない深さでしっかり装備をして、誰かを助けてみる。安全確保された練習場所でそれらを行えないと、本番での、雨の中、寒風の中、疲労の中、水量が多い日、急な登り降り、視界が効かない中、ロープワーク、大人数、崖、スコリアの場所での重い荷物を担いでの歩行と…そんな現場では無理だし、練習時にそれらを予測する感覚も養える。自分の今、行える範囲も分かる。外国の車の教習所では、車中にいて水没してみるオプションの教習もある。どうやって水没する車から脱出するか、割りと簡単に訓練が出来る様でもある。準備はマイナスな事ではなく、プラスのイメージで捕らえられるならもっと産業にもなれると考える。今すでに技術がある人の起業と経済に繋がる発揮の場でもないだろうか。私なら是非学んでみたい。スキルと知識は何にも代えがたいものだから。

雑感 : 2023年6月29日
勢い、登山者には厳しい風当たりの文の多いレビューになってしまった。それは原因と結果だとも思っています。私が山で出会った山登りの人の多数派が、自然は汚し放題、壊し放題でも気にしない、その事実を分からない人が殆んどだとの印象を受けるからです。私の公務の少なくない部分が登山道の修復でもありました。自然に崩れる山道もあるでしょう。冬は雪が積もるので。しかし人工的に失われる植生や登山道も多い。

山へ来る人は目の前に広がる自然が永遠と続いている様に思っているふしがある。しかし同じ山に年間40回前後頂上まで行き、頂上まで行かない山行きも同じく40回はある身には、昨年より、こないだより、ずっと山は崩壊している。いたたまれない。私のいた山は広範な地域の協力機構の「山のトイレを考える会」と、地域自治体が協力して携帯トイレの必携を呼び掛け、販売もし、山には随所にトイレブースも設けている。しかしその間あいだの山林には投げ捨てられたトイレ跡や、携帯トイレ自体も見つからない様に遠くへ投げられている。それを「考える会」などが共同で山に登って発見し、カウントしたりする。山体崩壊とふん尿問題が本当に深刻なのです。

皆さんは京都や奈良の観光地へ行って、捨て放題にして帰るだろうか。山ではそれは平気な様なのです。それを拾い、呼び掛け、修復し続ける自治体。登山者をよく思わないのは道理かと。自治体がそんなに声を大にしての行動に出ないのも、そもそも山のある地域の人はそんなに山には登らないのです。人生で1度登るかどうか、それが土地の人の本当の有りようだと思う。だから実は地元の人こそ山がそんな状況、山へ来る人がそんなマナーだとは知らない。大抵、違う都道府県民が登りに来る。それも事実ではないか。

道迷いの何割かは、踏み跡が出来ているから行ってしまうのもあるだろう。しかし、本書にも一言も載らないが、人が尿意、便意をもよおして山を分け入って出来る踏み跡がある。これまた大抵、人のお腹は似たもので、登山開始からこれくらいの時間で便意が我慢出来ない「便意限界」が訪れる。登山道の右に左に、ふん便をする為に分け入る。トイレブースではないから、そこへティッシュと物が遺される。紙だけの場合は尿意だろう。世界の山のドキュメントDVDでも、登る偉業については賞賛と共に映像と話はあるが、必ずある筈のふん便をどうしたかについては私は見た記憶が殆んどない。その辺で大らかに自由にしている映像まである。これまた登れたらいい、山ヤの非難して良い点だと思う。韓国の山はもっと酷いとも聞く。しかし我々日本人も、その「した事」「しなかった事」の代償は必ず来る。本書の遭難等々の事故も、そんな回り回った視野の無さが発端ではないか。酷い常識の山登りの人々を見て受ける印象はそっちの方面しかない。ストックの先にゴムがなく、アイスピックの様に左右の登山道を突き崩しながら登る自分の姿は分からない。登り降りで必死だから。そうして植物が育つ為の土が人が行き来する毎に失われる。そんな時は説明して手持ちのゴムキャップをビニールテープで巻いてあげて、登山道の拡張にも気を配って貰っていた。

私のいた地域では高校で、全校登山を数年に1度していた。1年生から3年生まで全員で登る。山や自然に精通している高校生などいないので、事前に「山の歩き方」などを1人に1枚渡る様にプリントして学校へ持参する。先生にも読んで貰えるように、主旨も説明し、内容も確認して貰い。お願い事ではあるが、元々が自分達の毎日見ている山なので、その貴重な自然も、それが守られるからその恩恵である(伏流水がある為に)水産資源も豊富、良質に保たれる循環も説明書きに加える。何がなんでもピークに立たないと登山ではない、ような目線ではなく、例え5合目で終わっても十分山に親しんだ事になるし、健脚で体力が有り余る生徒だけが山頂まで行けばいいと記す。山の為にも、生徒の身体の為にも。終わって山も身体もまだ健康である事が望ましい登山だと思うと記す。

すると、無理して登る愚も犯さず、5合目まで、7合目、8合目までで終わる生徒が大半で、健康を害さない範囲、2度と御免だという感想にならない程度で降りる登山になる。山に慣れない自分、山をよくは知らない自分を大事にする。トイレ問題もある。女子生徒には女子だけの身体機能問題もある。山登りには無数に答えがある事をそうやって、自分とよく問答して決め、経験で積む。そんな全校登山をしていました。本書にも「登りたい山ではなく、登れる山へ」と柔らかく諭す言葉がありました。まずは、その山と未来のこと、その山の地域のことを考慮する、その次に自分のしたい事がある、それ位のスタンスでいたら、きっと今より良質な登山になるに違いないと思っています。
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