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愛をください (光文社文庫 つ 14-4) 文庫 – 2009/6/11
辻 仁成
(著)
- 本の長さ268ページ
- 言語日本語
- 出版社光文社
- 発売日2009/6/11
- ISBN-104334746004
- ISBN-13978-4334746001
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登録情報
- 出版社 : 光文社 (2009/6/11)
- 発売日 : 2009/6/11
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 268ページ
- ISBN-10 : 4334746004
- ISBN-13 : 978-4334746001
- Amazon 売れ筋ランキング: - 517,945位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
著者について
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東京生まれ。
89年「ピアニシモ」ですばる文学賞を受賞し、作家デビュー。97年「海峡の光」で第116回芥川賞、99年「白仏」の仏翻訳語版「Le Bouddlha blan」で、仏フェミナ賞・1999年外国小説賞を日本人としては初めて受賞。
文学以外の分野でも幅広く活動している。監督・脚本・音楽を手がけた映画「千年旅人」「ほとけ」「フィラメント」「ACACIA」でも注目を集め、メディアの垣根を越えたその多岐にわたる活躍は、今、もっとも注目されている。2003年より渡仏。現在はフランスを拠点に創作活動を続けている。
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2020年3月20日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
手紙のやりとりだけで、こんなに泣くとは、思っていませんでした。
2018年10月15日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
男女二人の手紙から展開する物語、最後の悲しい結末には心を
動かされた、作者の筆力ならではの登場人物の表情や表現は人
間愛を描いた素晴らしい作品である。
動かされた、作者の筆力ならではの登場人物の表情や表現は人
間愛を描いた素晴らしい作品である。
2018年11月2日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
辻さんらしい物語です。命や繋がりの大切さに気付く本です。それはいつもここに存在しています。
2017年12月28日に日本でレビュー済み
世田谷(下北沢)で保育士をしている遠野李理香は、児童養護施設で育った。
20歳を迎えようとしている時、長沢基次郎から手紙が届く。
基次郎は自身の正体を巧く隠して、文通を2年弱ほどのあいだ重ねることになるが、
実は李理香と血を分けた実の兄であった。
基次郎は「筋委縮性側索硬化症」に侵されており、余命幾ばくもないため、
兄ということは最後まで伏せて
(自分に兄がいたことには喜ぶと思うが、
すぐに亡くなってしまうことに再び絶望が彼女を襲うことを避けて)、
命の限りに手書きの手紙で妹を励まし続けた。
李理香は唯一、真実を話せる相手が出来たことに希望を抱いた。
「園児の父と不倫関係を持ち、処女を喪失したのは、幸せをかぎたかったからだった」など、
基次郎宛ての手紙で懺悔を繰り返しながらも、自身の人生を何とか肯定していく。
一時的にはクラブ勤めをしながらも、保育士の仕事に戻って、
そこで1つ年上の安藤正彦と交際を始めることになって、
幸せに向かって歩んでいくようになる。
そうした物語は、貿易会社に勤めていた李理香の父親である蓮井明彦と、
基次郎を引き取り母親となった長沢蕗乃の二人がキーマンとなり、展開を大きなものとさせる。
同書は2000年7~9月にフジテレビ系で放映された『愛をください』の原作であるが、
原作では「クラブで脚本家と出会った」とだけ記されていたところが
テレビ版ではそこが膨らまされており、
李理香が「蓮井朱夏」として歌手デビューを果たし、
そのデビュー曲「ZOO」が大ヒットするという脚色がなされている。
実際に、このCDは発売され、エコーズ版のドラマ主題歌と2曲同時ヒットとなり、
2枚で100万枚を売上げるという「メディア・ミックス戦略」のはしりのようなものを示した。
当時、辻仁成はこのヒットを「テレビからぼた餅」と表現していた。
ドラマを観てから本書を読むと、
李理香は菅野美穂、基次郎は江口洋介としてしかイメージできないほど、
キャスティングは見事にはまっていた。
ただ、次のドラマの主役も江口洋介であり、
基次郎の死で感動的にドラマが終了した直後で、
元気な江口洋介が映し出された時には、やや興ざめした方もいたのではないだろうか。
ドラマのタイトルも『涙をふいて』だったということにも…。
また、このドラマの舞台は、辻仁成が高校時代を過ごした函館であり、
ドラマのロケーションの一部も函館で行われた。
そのロケ地を巡るツアーをしたファンも私を含めて当時、多々いた。
願わくばDVDでもう一度観返したいドラマであるが、
未だVHSでしか発売されていないのが残念である。
20歳を迎えようとしている時、長沢基次郎から手紙が届く。
基次郎は自身の正体を巧く隠して、文通を2年弱ほどのあいだ重ねることになるが、
実は李理香と血を分けた実の兄であった。
基次郎は「筋委縮性側索硬化症」に侵されており、余命幾ばくもないため、
兄ということは最後まで伏せて
(自分に兄がいたことには喜ぶと思うが、
すぐに亡くなってしまうことに再び絶望が彼女を襲うことを避けて)、
命の限りに手書きの手紙で妹を励まし続けた。
李理香は唯一、真実を話せる相手が出来たことに希望を抱いた。
「園児の父と不倫関係を持ち、処女を喪失したのは、幸せをかぎたかったからだった」など、
基次郎宛ての手紙で懺悔を繰り返しながらも、自身の人生を何とか肯定していく。
一時的にはクラブ勤めをしながらも、保育士の仕事に戻って、
そこで1つ年上の安藤正彦と交際を始めることになって、
幸せに向かって歩んでいくようになる。
そうした物語は、貿易会社に勤めていた李理香の父親である蓮井明彦と、
基次郎を引き取り母親となった長沢蕗乃の二人がキーマンとなり、展開を大きなものとさせる。
同書は2000年7~9月にフジテレビ系で放映された『愛をください』の原作であるが、
原作では「クラブで脚本家と出会った」とだけ記されていたところが
テレビ版ではそこが膨らまされており、
李理香が「蓮井朱夏」として歌手デビューを果たし、
そのデビュー曲「ZOO」が大ヒットするという脚色がなされている。
実際に、このCDは発売され、エコーズ版のドラマ主題歌と2曲同時ヒットとなり、
2枚で100万枚を売上げるという「メディア・ミックス戦略」のはしりのようなものを示した。
当時、辻仁成はこのヒットを「テレビからぼた餅」と表現していた。
ドラマを観てから本書を読むと、
李理香は菅野美穂、基次郎は江口洋介としてしかイメージできないほど、
キャスティングは見事にはまっていた。
ただ、次のドラマの主役も江口洋介であり、
基次郎の死で感動的にドラマが終了した直後で、
元気な江口洋介が映し出された時には、やや興ざめした方もいたのではないだろうか。
ドラマのタイトルも『涙をふいて』だったということにも…。
また、このドラマの舞台は、辻仁成が高校時代を過ごした函館であり、
ドラマのロケーションの一部も函館で行われた。
そのロケ地を巡るツアーをしたファンも私を含めて当時、多々いた。
願わくばDVDでもう一度観返したいドラマであるが、
未だVHSでしか発売されていないのが残念である。
2004年10月24日に日本でレビュー済み
その手紙のやり取りだけで、小説は進んでいく。
基本的に、お互いのことを思い、励ます内容なので、
読んできて心が気持ちよくなる。
この作品で感じるもの・・・
人の幸福を分けてもらっても幸福にはならない。
ただ、他人の幸福の匂いをかいでいるだけ・・・。
自分の幸福は、自分の足元にあり、自ら気づき、作り出すもの・・・
でも、人は、人が幸福を手にするお手伝いをすることができると思う。
それが愛なんだと感じた。
基本的に、お互いのことを思い、励ます内容なので、
読んできて心が気持ちよくなる。
この作品で感じるもの・・・
人の幸福を分けてもらっても幸福にはならない。
ただ、他人の幸福の匂いをかいでいるだけ・・・。
自分の幸福は、自分の足元にあり、自ら気づき、作り出すもの・・・
でも、人は、人が幸福を手にするお手伝いをすることができると思う。
それが愛なんだと感じた。
2022年4月4日に日本でレビュー済み
ネタバレは描きたくないので、
人との繋がり、
気持ちのやり取り、
思いやり優しさが沢山詰まった辻さんらしい小説で、
読み終わって本をギュっと抱きしめたくなる、お話です。
人との繋がり、
気持ちのやり取り、
思いやり優しさが沢山詰まった辻さんらしい小説で、
読み終わって本をギュっと抱きしめたくなる、お話です。
2015年11月24日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
最後まで淡々と読み進め、最後でびっくり。最後まではなんとなく進むのが遅い気がしました...子育て中で時間に追われているからか。
2010年2月1日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
アマゾンのカスタマーレビューを読んで購入しました。物語は男女二人の手紙のやり取りだけで展開します。
物語の後半に悲しい結末が用意されていて、読んでいて心を動かされました。
人が人を思いやる気持ちに感動しました。この本が原作となってドラマ化されたそうですが、そのドラマを鑑賞してみたいと思いました。
オススメの一冊です。
物語の後半に悲しい結末が用意されていて、読んでいて心を動かされました。
人が人を思いやる気持ちに感動しました。この本が原作となってドラマ化されたそうですが、そのドラマを鑑賞してみたいと思いました。
オススメの一冊です。