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意味がない無意味 単行本 – 2018/10/26

千葉雅也 (著)
4.7 5つ星のうち4.7 18個の評価
すべての形式と版を表示
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頭を空っぽにしなければ、行為できない。『動きすぎてはいけない』『勉強の哲学』の哲学者が「身体と行為」の本質を問う待望の論集!



目次

はじめに

意味がない無意味──あるいは自明性の過剰

I 身体
思考停止についての試論──フランシス・ベーコンについて
ズレと元々──田幡浩一「one way or another」展に寄せて
パラマウンド──森村泰昌の鼻
不気味でない建築のために

II 儀礼
世界の非理由、あるいは儀礼性──メイヤスー『有限性の後で』から出発して
あなたにギャル男を愛していないとは言わせない──倒錯の強い定義
さしあたり採用された洋食器によって──金子國義への追悼
四分三十三秒のパラダイス

III 他者
美術史にブラックライトを当てること──クリスチャン・ラッセンのブルー
思弁的実在論と無解釈的なもの
アンチ・エビデンス──九〇年代的ストリートの終焉と柑橘系の匂い
動きすぎてはいけない──ジル・ドゥルーズと節約

IV 言語
言語、形骸、倒錯──松浦寿輝『明治の表象空間』
批判から遠く離れて──二〇一〇年代のツイッター
緊張したゆるみを持つ言説のために
此性を持つ無──メイヤスーから九鬼周造へ

V 分身
独身者のソォダ水──長野まゆみについて
タナトスのラーメン──きじょっぱいということ
別名で保存する──『海辺のカフカ』をめぐって供される作品外

VI 性
マラブーによるヘーゲルの整形手術──デリダ以後の問題圏へ
エチカですらなく──中島隆博『『荘子』──鶏となって時を告げよ』
単純素朴な暴力について
力の放課後──プロレス試論
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  1. 本の長さ
    296ページ
  2. 言語
    日本語
  3. 出版社
    河出書房新社
  4. 発売日
    2018/10/26
  5. 寸法
    14 x 2.7 x 20 cm
  6. ISBN-10
    4309248926
  7. ISBN-13
    978-4309248929
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商品の説明

著者について

1978年生まれ。哲学/表象文化論。フランス現代哲学の研究と、美術・文学・ファッションなどの批評を連関させて行う。著書に『動きすぎてはいけない』『別のしかたで』『勉強の哲学』などがある。

登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ 河出書房新社 (2018/10/26)
  • 発売日 ‏ : ‎ 2018/10/26
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 単行本 ‏ : ‎ 296ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4309248926
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4309248929
  • 寸法 ‏ : ‎ 14 x 2.7 x 20 cm
  • カスタマーレビュー:
    4.7 5つ星のうち4.7 18個の評価

著者について

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千葉 雅也

千葉 雅也

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1978年栃木県生まれ。東京大学教養学部卒業。パリ第10大学および高等師範学校を経て、東京大学大学院総合文化研究科超域文化科学専攻表象文化論コース博士課程修了。博士（学術）。哲学／表象文化論を専攻。フランス現代思想の研究と、美術・文学・ファッションなどの批評を連関させて行う。現在は、立命館大学大学院先端総合学術研究科教授。

『動きすぎてはいけない——ジル・ドゥルーズと生成変化の哲学』は博士論文を元にしたもの。紀伊國屋書店じんぶん大賞2013、表象文化論学会第五回学会賞。

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装丁もいい！
5 星
装丁もいい！
読むパラグラフ、読むパラグラフ、千葉節(ぶし)の炸裂で、心行くまで堪能できました。断章の配置の順番も配慮が行き届いています。最後の「力の放課後ーープロレス試論」は、じーんとくる終わり方。やんちゃでおてんばな子供という贅沢な時空に回帰しよう、野放図なプロレスラー＝子供になり直そう。そう締めくくられている。そうだよね、とじーんとくる。哲学論集なのに、じーんとくる。
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上位レビュー、対象国： 日本

くーさん
5つ星のうち5.0 マリブ―
2023年8月9日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
ヘーゲルの脱構築。可逆性、訂正可能性の哲学。
役に立った
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lovewarie
5つ星のうち5.0 装丁もいい！
2023年8月3日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
読むパラグラフ、読むパラグラフ、千葉節(ぶし)の炸裂で、心行くまで堪能できました。断章の配置の順番も配慮が行き届いています。
最後の「力の放課後ーープロレス試論」は、じーんとくる終わり方。
やんちゃでおてんばな子供という贅沢な時空に回帰しよう、野放図なプロレスラー＝子供になり直そう。そう締めくくられている。
そうだよね、とじーんとくる。哲学論集なのに、じーんとくる。
カスタマー画像
lovewarie
5つ星のうち5.0 装丁もいい！
2023年8月3日に日本でレビュー済み
読むパラグラフ、読むパラグラフ、千葉節(ぶし)の炸裂で、心行くまで堪能できました。断章の配置の順番も配慮が行き届いています。
最後の「力の放課後ーープロレス試論」は、じーんとくる終わり方。
やんちゃでおてんばな子供という贅沢な時空に回帰しよう、野放図なプロレスラー＝子供になり直そう。そう締めくくられている。
そうだよね、とじーんとくる。哲学論集なのに、じーんとくる。
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Amazonカスタマー
5つ星のうち5.0 素晴らしいです。
2019年5月10日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
素晴らしいです。繰り返し味読したいという気持ちに駆られる本です。
7人のお客様がこれが役に立ったと考えています
役に立った
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目を閉じて
5つ星のうち5.0 短文に鋭い切り込みが光る
2018年11月11日に日本でレビュー済み
「意味がある無意味」と「意味がない無意味」をポストモダンの各思想においてファルスからポストトゥルースまで対比的に踏まえながら、アンデルセンの「絵のない絵本」のように、寓話性と具体性を合わせ持った、千葉雅也さんの語りが聞ける一冊です。ファルスとポテンシャルの問題をオブジェクト指向哲学にぶつけたり、なかなか刺激的で意欲的ラインナップです。千葉雅也さんのサインがハガキになっていますが、肩ひじ張らずに深みにはまれる、かつ、錯綜した現代思想のクリアな俯瞰マップにもなっています。いい意味で期待を裏切られない意外な切り口が腑に落ちる、ポスト・ポストモダンな一冊です。
41人のお客様がこれが役に立ったと考えています
役に立った
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青木れいか
5つ星のうち1.0 哲学では無くエッセイ
2019年1月15日に日本でレビュー済み
フーコーやドゥルーズの形而上学についての甚だしい誤解と不理解から演繹された、そもそもの問いの打ち立てでさえもがとっくに議論され経由された地点に対してその議論の事実事態を知らないので平然とさも新たな提案であるかの様に語られる(もし嘗てどうした問いの打ち立てとして議論されて来たのかを知っていれば決してその様には言えない様な、既により深く掘り下げられても居る問いへの議論が無惨にも、つまり本質的にその問いがどうして問題となるのかが理解されて居ないが故に哲学的研究とは決してなりえていないものによって頁が埋めている)、詰まる所哲学についての本とも思想書であると言えないものが何であるかと言えばそれは『エッセイ』である、と。
こうした哲学書を装った哲学が１つの学問として研究して来たものを「剽窃」した、ハッキリと言ってしまばドゥルーズ等に対して恥知らずと言っても良い紋切りだらけの『エッセイ』に引っかかる事の無い人間が１人でも多く増えてくれれば良いと思いこのレビューを投稿します、しかしこのエッセイは本当に酷い…せめて無意味に断定的な口調を効果として用いる事をやめることは出来なかったのでしょうか?不愉快ですよね…内容以前の事にもなってしまいますけれど(･_･;)
78人のお客様がこれが役に立ったと考えています
役に立った
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鵲
5つ星のうち1.0 本を読むこと自体が無意味な本
2019年3月2日に日本でレビュー済み
意味がない無意味とは純粋現実態で神らしい。確かに本のタイトル通り何の意味もない定義である。多義性や考えることは行為をストップさせるらしいので複雑な知的お遊びをしている作者は何も行動していないのである。同時に何も考えていない。考えてるだけで何もしない人は多いが作者のように何もしないで何も考えていない人もいるものである。
36人のお客様がこれが役に立ったと考えています
役に立った
 レポート