こんな学校があったんだと気が付かせてくれる一冊です。
子供達が悩みながら生き生きしてる姿が見えるようです。
校長先生の考え次第でこんなに学校を変えられることを知らせてくれました。
できれば、全国の校長先生の教科書にしてはどうでしょうか!
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「ふつうの子」なんて、どこにもいない 単行本 – 2019/7/1
木村 泰子
(著)
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購入オプションとあわせ買い
◎朝日新聞の1面コラム『折々のことば』で紹介。
◎東京新聞、中日新聞に書評掲載。
映画『みんなの学校』で注目された大阪市立大空小学校の初代校長先生が伝える、子育ての本質。
多様性の時代といわれるいま、「ふつう」であることを強いられて、学校に行けなくなった子どもや、学校生活に息苦しさを感じて「生きにくい」と悩む子どもが大勢います。
そしてその後ろには、子育ての問題を抱え込んでいる親が大勢います。まわりから子どものことを「発達障害では」「問題児」「周りに迷惑をかける」と言われたら、どうすればいいのでしょうか。
「親だけで子どもを育てるなんて絶対ムリやで!」という著者が、45年の教員生活からみえた子どもの本来の姿、子どもの成長に本当に必要なものは何かを伝えます。
第1章 「ふつう」の子どもなんていない
・ 椅子に座れなくても机をガタガタさせてもちょっと「困っている」だけ。それが「ふつう」
・「発達障害」というレッテルをはがせば、一人ひとりの子どもが見えてくる。
・変だと思う校則は、守る必要なんてない。制服も体操服も着られなくても問題ない。
・学校は「牢屋」だと感じる感覚。子どもは本来、そんな自由な感性を持っている。
・障害は病気ではありません。周りが育てば障害はすべて個性に変わる。
・暴れる子。大人が信じて見守れば、クールダウンする方法を必ず自分で見つけだす。
・「困っている」子どもが「困らない」ようになる方法は、子どもが教えてくれる。
・学校で走り回る子どもが恥ずかしい?でも、その子は誰にも迷惑なんてかけてないよ。
第2章 子どもはみんな大人を見ている
・ 「いじめ」を教えたのは大人。子どもは大人の悪いところを真似しているだけ
・小学校の六年間は、「生きる力」の基礎が身につく時間。長い人生の中で大きな意味を持ってくる。
・「あの子がうるさくて邪魔や」そうやって排除する子こそが、本当は不幸な子ども。
・リーダーの役割が、自尊感情をぱんぱんにアップさせる。引き継がれるリーダーの条件とは。
・宿題をしないのは、そこに意味を見出してないから。遅刻や忘れ物をする子にも理由がある。
・「学年」という一年ごとのくくりで子どもの成長を見ない。長いスパンで、焦らず見守る。人生は長いんだから。
・文句の多い子は、自分の意見をたくさん持っている子ども。子どもの「文句」を「意見」に変える。
・腹が立っても子どもに怒鳴るのはやめようよ。そんなときこそ、人の力を活用する。
第3章 大人の自分がスイッチ変える
・わたしは親として100パーセント失格。自分の子育てで唯一良かったのは、「親の仕事」をしなかったこと。
・子どもは笑っている大人が大好き。周りの大人が笑っていれば、子どもも笑う。
・大事なのは、忘れ物をしない自分になることではなくて「否定しない自分」に変わること。
・「大人が子どもを教える」のではない。大人が学ぶ。自分が変わる。だから学校は楽しい。
・子育てのコツは、自分の子ではなく、ほかの子を見ること。それが自分の子にもかえってくる。
・幸せになるために、子供は学校に来る。大人がそっとそばにいるだけで、どんな子も一人ぼっちにならない。
・無理かもしれないと思ったときは、主語を「先生」や「親」から「子ども」に変えてみる。
・なにが「マル」で、なにが「ペケ」かを考えることは、自分を見つめるきっかけになる。
・うまくいかないときは、“人の力を活用"する。自分だけでなんとかできると思わない。
第4章 どう育てる? 十年後を生きる力
先生の「いうことをきく」ことよりも、自分で「なにが大事か」を考える力をつける。
・いまの大人は画一的な「過去の教育」を受けてきた。大昔の価値観で子どもを見ていませんか。
・子どもが生きていくのは日本社会ではなく「国際社会」。親がまず、閉じた発想から自由になる。
・100点を取ることや、東大に入ることを目標に子育てしても、多様な社会で通用する人間にはならない。
・「出会う」「かかわる」「ふれあう」ことで生きる力が自然と身についてくる。
・「障害」を理由に子どもを分断したらインクルーシブな未来はつくっていけない。
・大人だってブレて当たり前。ブレに気づいてくれる人がそばにいてくれる環境をつくる。
・学校は校長のものではなく「地域」のもの。その思いが自分たちの子どもの学校をつくる。
◎東京新聞、中日新聞に書評掲載。
映画『みんなの学校』で注目された大阪市立大空小学校の初代校長先生が伝える、子育ての本質。
多様性の時代といわれるいま、「ふつう」であることを強いられて、学校に行けなくなった子どもや、学校生活に息苦しさを感じて「生きにくい」と悩む子どもが大勢います。
そしてその後ろには、子育ての問題を抱え込んでいる親が大勢います。まわりから子どものことを「発達障害では」「問題児」「周りに迷惑をかける」と言われたら、どうすればいいのでしょうか。
「親だけで子どもを育てるなんて絶対ムリやで!」という著者が、45年の教員生活からみえた子どもの本来の姿、子どもの成長に本当に必要なものは何かを伝えます。
第1章 「ふつう」の子どもなんていない
・ 椅子に座れなくても机をガタガタさせてもちょっと「困っている」だけ。それが「ふつう」
・「発達障害」というレッテルをはがせば、一人ひとりの子どもが見えてくる。
・変だと思う校則は、守る必要なんてない。制服も体操服も着られなくても問題ない。
・学校は「牢屋」だと感じる感覚。子どもは本来、そんな自由な感性を持っている。
・障害は病気ではありません。周りが育てば障害はすべて個性に変わる。
・暴れる子。大人が信じて見守れば、クールダウンする方法を必ず自分で見つけだす。
・「困っている」子どもが「困らない」ようになる方法は、子どもが教えてくれる。
・学校で走り回る子どもが恥ずかしい?でも、その子は誰にも迷惑なんてかけてないよ。
第2章 子どもはみんな大人を見ている
・ 「いじめ」を教えたのは大人。子どもは大人の悪いところを真似しているだけ
・小学校の六年間は、「生きる力」の基礎が身につく時間。長い人生の中で大きな意味を持ってくる。
・「あの子がうるさくて邪魔や」そうやって排除する子こそが、本当は不幸な子ども。
・リーダーの役割が、自尊感情をぱんぱんにアップさせる。引き継がれるリーダーの条件とは。
・宿題をしないのは、そこに意味を見出してないから。遅刻や忘れ物をする子にも理由がある。
・「学年」という一年ごとのくくりで子どもの成長を見ない。長いスパンで、焦らず見守る。人生は長いんだから。
・文句の多い子は、自分の意見をたくさん持っている子ども。子どもの「文句」を「意見」に変える。
・腹が立っても子どもに怒鳴るのはやめようよ。そんなときこそ、人の力を活用する。
第3章 大人の自分がスイッチ変える
・わたしは親として100パーセント失格。自分の子育てで唯一良かったのは、「親の仕事」をしなかったこと。
・子どもは笑っている大人が大好き。周りの大人が笑っていれば、子どもも笑う。
・大事なのは、忘れ物をしない自分になることではなくて「否定しない自分」に変わること。
・「大人が子どもを教える」のではない。大人が学ぶ。自分が変わる。だから学校は楽しい。
・子育てのコツは、自分の子ではなく、ほかの子を見ること。それが自分の子にもかえってくる。
・幸せになるために、子供は学校に来る。大人がそっとそばにいるだけで、どんな子も一人ぼっちにならない。
・無理かもしれないと思ったときは、主語を「先生」や「親」から「子ども」に変えてみる。
・なにが「マル」で、なにが「ペケ」かを考えることは、自分を見つめるきっかけになる。
・うまくいかないときは、“人の力を活用"する。自分だけでなんとかできると思わない。
第4章 どう育てる? 十年後を生きる力
先生の「いうことをきく」ことよりも、自分で「なにが大事か」を考える力をつける。
・いまの大人は画一的な「過去の教育」を受けてきた。大昔の価値観で子どもを見ていませんか。
・子どもが生きていくのは日本社会ではなく「国際社会」。親がまず、閉じた発想から自由になる。
・100点を取ることや、東大に入ることを目標に子育てしても、多様な社会で通用する人間にはならない。
・「出会う」「かかわる」「ふれあう」ことで生きる力が自然と身についてくる。
・「障害」を理由に子どもを分断したらインクルーシブな未来はつくっていけない。
・大人だってブレて当たり前。ブレに気づいてくれる人がそばにいてくれる環境をつくる。
・学校は校長のものではなく「地域」のもの。その思いが自分たちの子どもの学校をつくる。
- 本の長さ175ページ
- 言語日本語
- 出版社家の光協会
- 発売日2019/7/1
- 寸法13 x 1.6 x 18.3 cm
- ISBN-104259566245
- ISBN-13978-4259566241
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商品の説明
著者について
◎木村泰子(きむら・やすこ)
大阪市立大空小学校初代校長。大阪府生まれ。
「みんながつくるみんなの学校」を合言葉に、すべての子どもを多方面から見つめ、「すべての子どもの学習権を保障する学校をつくる」ことに情熱を注ぐ。2014年に大空小学校の1年間を追ったドキュメンタリー映画「みんなの学校」が公開され、大きな反響を呼ぶ。現在も全国各地の教育現場などで自主上映されている。15年春、45年の教職歴をもって退職。現在は、各地の講演会に呼ばれ、全国を飛び回っている。
大阪市立大空小学校初代校長。大阪府生まれ。
「みんながつくるみんなの学校」を合言葉に、すべての子どもを多方面から見つめ、「すべての子どもの学習権を保障する学校をつくる」ことに情熱を注ぐ。2014年に大空小学校の1年間を追ったドキュメンタリー映画「みんなの学校」が公開され、大きな反響を呼ぶ。現在も全国各地の教育現場などで自主上映されている。15年春、45年の教職歴をもって退職。現在は、各地の講演会に呼ばれ、全国を飛び回っている。
登録情報
- 出版社 : 家の光協会; New版 (2019/7/1)
- 発売日 : 2019/7/1
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 175ページ
- ISBN-10 : 4259566245
- ISBN-13 : 978-4259566241
- 寸法 : 13 x 1.6 x 18.3 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 14,980位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
著者について
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2021年2月13日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
大人の枠にはめるように、はまらない子を排除するそんな教育現場を気持ちよくバッサリと切ってくれる素敵な本でした。
2020年9月12日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
多様性を認め様々な人が参加する,そんな社会ができることが当たり前である。その社会をおおぞら学級で具現化したのが著者です。
でも,この社会が変わらない限り,この社会に適応した子どもを育てていかなければならないのではないかと言うジレンマと闘っている自分がいます。
でも,この社会が変わらない限り,この社会に適応した子どもを育てていかなければならないのではないかと言うジレンマと闘っている自分がいます。
2019年7月23日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
以前みんなの学校のテレビを見て木村先生の事を知りました。
ふつうの子ってどんなこ?といつも思っていたので、共感できるところがたくさんありました。
読みやすい内容で一気に読みました。
ふつうの子ってどんなこ?といつも思っていたので、共感できるところがたくさんありました。
読みやすい内容で一気に読みました。
2019年12月28日に日本でレビュー済み
発達障害として認定されなくても、自分の子どもがちょっと気になるという人は少なくないのではないでしょうか。
でも、そこを親が気にして、子ども達に直すことを押し付けても、何も解決しないし、多くの場合それが子どもの生きる力・意思を奪ってしまう。
じゃあどうするのか。
そんな時に子どもにどう声をかけるのかという事例がたくさん詰まっています。
例えば、私がすごいな! と思ったのは下記のような章。(実際には数ページ分を要約しています)
忘れ物の癖の直らない高校生に対して、
「それはあなたの長所です。
あなたは自分が忘れ物をするという自覚を持っている。
直そうと思って直るなら、もう直っているはず。
直らなくてもこうやって生きてきた。
ということは、忘れ物はあなたの人生にとって、たいした問題ではない。
忘れ物をしたって十分生きていけるいう長所なんです」
そしてこんな時には
「次にどうする?」
と声をかけるだけ。
忘れ物をしてもいい。それよりも、そこからどうするのかを考えられる子どもになってほしい。
悩んでなくても、子どもが生まれるまでの時間読んでみるとか、
子どものできないことに悩んだ時に読むと楽になるかもしれません。
でも、中々声に出して言ってみないと、上手なタイミングで上手には子どもに返せないくらいのパラダイムシフト感あります。
でも、そこを親が気にして、子ども達に直すことを押し付けても、何も解決しないし、多くの場合それが子どもの生きる力・意思を奪ってしまう。
じゃあどうするのか。
そんな時に子どもにどう声をかけるのかという事例がたくさん詰まっています。
例えば、私がすごいな! と思ったのは下記のような章。(実際には数ページ分を要約しています)
忘れ物の癖の直らない高校生に対して、
「それはあなたの長所です。
あなたは自分が忘れ物をするという自覚を持っている。
直そうと思って直るなら、もう直っているはず。
直らなくてもこうやって生きてきた。
ということは、忘れ物はあなたの人生にとって、たいした問題ではない。
忘れ物をしたって十分生きていけるいう長所なんです」
そしてこんな時には
「次にどうする?」
と声をかけるだけ。
忘れ物をしてもいい。それよりも、そこからどうするのかを考えられる子どもになってほしい。
悩んでなくても、子どもが生まれるまでの時間読んでみるとか、
子どものできないことに悩んだ時に読むと楽になるかもしれません。
でも、中々声に出して言ってみないと、上手なタイミングで上手には子どもに返せないくらいのパラダイムシフト感あります。
2020年1月19日に日本でレビュー済み
本書は、大阪の公立小学校で9年間校長先生をされた著者が、発達障害等の症状で特別支援を必要とする生徒を他の生徒と同じ環境で学ぶことで互いに成長した経験を1冊の本にまとめている。
校長先生の著書だと、上から目線でこうあるべきというポリシーが羅列しそうなイメージがある。
しかし、本書は上から目線は一切なく、読み始めた時は「ここまで、下から目線でいいの?」と戸惑うほどの子ども目線である。
まず、著者は「ふつう」という言葉を問題提起している。
私もよく使う言葉だが、読んでいるうちに「ふつう」という言葉が抽象的で人により異なり、他者を排除する口実になる可能性があることに気づく。
仕事柄、私も同様の症状の方と接する機会がある。
本書を読んでいるうちに、仕事や身近にいる親戚を連想した。
私の場合、初めは「ふつう」のことができないので戸惑った。
次に、何度も注意しても改善しないことにイライラした。
最後に、それも個性の一つだと思い、他者に迷惑をかけなければいいかと考え方が変わった。
本書では、子ども目線で物事を捉えることの大切さを説いている。
その方法として、主語を「子ども」にするだけで見えてくる世界が全く異なる。
いじめや差別は大人の考えで、それが子どもに伝わり、実践しているだけ。
また、「文句」は自分の考えを持っている証であり、「文句」を「意見」に変えるだけで子どもと大人の双方が成長する。
また、著者は自らの子どもへの教育体験や校長先生としての失敗談を包み隠さず本書で明かしている。
これにより、著者がスペシャルな存在ではないことがわかり、本書に書かれている主張の理解力と共感力が増加する。
本書は、教育関係者や親だけでなく、全ての人に読んでほしい一冊である。
本書を読むことで「ふつう」を自問し、「ふつう」のストライクゾーンが広くなることでより良い社会が形成されるのではないかと考える。
校長先生の著書だと、上から目線でこうあるべきというポリシーが羅列しそうなイメージがある。
しかし、本書は上から目線は一切なく、読み始めた時は「ここまで、下から目線でいいの?」と戸惑うほどの子ども目線である。
まず、著者は「ふつう」という言葉を問題提起している。
私もよく使う言葉だが、読んでいるうちに「ふつう」という言葉が抽象的で人により異なり、他者を排除する口実になる可能性があることに気づく。
仕事柄、私も同様の症状の方と接する機会がある。
本書を読んでいるうちに、仕事や身近にいる親戚を連想した。
私の場合、初めは「ふつう」のことができないので戸惑った。
次に、何度も注意しても改善しないことにイライラした。
最後に、それも個性の一つだと思い、他者に迷惑をかけなければいいかと考え方が変わった。
本書では、子ども目線で物事を捉えることの大切さを説いている。
その方法として、主語を「子ども」にするだけで見えてくる世界が全く異なる。
いじめや差別は大人の考えで、それが子どもに伝わり、実践しているだけ。
また、「文句」は自分の考えを持っている証であり、「文句」を「意見」に変えるだけで子どもと大人の双方が成長する。
また、著者は自らの子どもへの教育体験や校長先生としての失敗談を包み隠さず本書で明かしている。
これにより、著者がスペシャルな存在ではないことがわかり、本書に書かれている主張の理解力と共感力が増加する。
本書は、教育関係者や親だけでなく、全ての人に読んでほしい一冊である。
本書を読むことで「ふつう」を自問し、「ふつう」のストライクゾーンが広くなることでより良い社会が形成されるのではないかと考える。
2020年8月31日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
他の本日の引用で、興味あり、購入しました。
2020年1月4日に日本でレビュー済み
本書を読んで、今の幼稚園に入れて本当に良かったと思いました。
ウチの子はとても文句が多い子なのですが、本書の中で文句の多い子は自分の意見をたくさん持っている子どもだよという文章があり、それにとても背中を押されました。
うちが選んだ幼稚園は、比較的しつけが厳しくない所。
この本のような考え方で先生が子どもと接してくれているんだなと思いました。
受験をやめた家に近い幼稚園は、見学に行くと、幼児がちゃんと自分で着替える事ができるし、聞き分けもみんな良い。でも、先生がジャイアンみたいで、厳しいんですね。近所の通わせているお母さんがこの子幼稚園緊張するみたいなんだよねーと言っているのを聞いて、萎縮しそうだなと。幼児は、恐怖で従ってるだけなんだと思います。
それって脳を萎縮させますし、脳科学的にも良くない。
(脳科学の本が好きで読んでいて、脳の仕組みを理解して子育てをしたいなと思っています。)
木村先生の大空小学校では学級崩壊ですか?と部外者に聞かれるような状況のようですが、子どもを自由にさせてあげるというのはとても疲れる事なのですが、子どもを伸ばすのにとても大切な事だと思っています。
ので、聞き分けを良くするというのは常々大人の都合なのでは?と思ってしまいます。
近視眼的ですが、今、大人になって小学校の時にいい子だねと言われていた女の子、男の子、あまり活躍してないなと思います。なんか問題児みたいな子の方が、イキイキしているなとも同窓会で感じます。
参考にとてもなった一冊でした。
社会がこの木村先生のように未完成の子どもを大きく育てる視点を持ってくれたら良いなと思います。
ウチの子はとても文句が多い子なのですが、本書の中で文句の多い子は自分の意見をたくさん持っている子どもだよという文章があり、それにとても背中を押されました。
うちが選んだ幼稚園は、比較的しつけが厳しくない所。
この本のような考え方で先生が子どもと接してくれているんだなと思いました。
受験をやめた家に近い幼稚園は、見学に行くと、幼児がちゃんと自分で着替える事ができるし、聞き分けもみんな良い。でも、先生がジャイアンみたいで、厳しいんですね。近所の通わせているお母さんがこの子幼稚園緊張するみたいなんだよねーと言っているのを聞いて、萎縮しそうだなと。幼児は、恐怖で従ってるだけなんだと思います。
それって脳を萎縮させますし、脳科学的にも良くない。
(脳科学の本が好きで読んでいて、脳の仕組みを理解して子育てをしたいなと思っています。)
木村先生の大空小学校では学級崩壊ですか?と部外者に聞かれるような状況のようですが、子どもを自由にさせてあげるというのはとても疲れる事なのですが、子どもを伸ばすのにとても大切な事だと思っています。
ので、聞き分けを良くするというのは常々大人の都合なのでは?と思ってしまいます。
近視眼的ですが、今、大人になって小学校の時にいい子だねと言われていた女の子、男の子、あまり活躍してないなと思います。なんか問題児みたいな子の方が、イキイキしているなとも同窓会で感じます。
参考にとてもなった一冊でした。
社会がこの木村先生のように未完成の子どもを大きく育てる視点を持ってくれたら良いなと思います。