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ザ・コールデスト・ウインター 朝鮮戦争 上 (文春文庫 ハ 29-1) 文庫 – 2012/8/3

4.2 5つ星のうち4.2 80個の評価

ハルバースタムが10年の歳月をかけて取材執筆、最後の作品にして最高傑作!
1950年、北朝鮮軍の南進により勃発した朝鮮戦争。反共の名の下に、参戦を決定したアメリカだったが、それは過酷極まりない戦争への突入だった。スターリン、金日成、トルーマン、マッカーサー、毛沢東――時の指導者たちが抱いた野望と誤算、彼らに翻弄され凍土に消えた兵士たちの血の肉声。
「Die for a tie」(引き分けるために死ぬのだ)――中国参戦はない、戦争はクリスマスまでに終わる、というマッカーサーの誤算が引き起こした消耗戦。 この凄惨な戦争の始まりから終結までを、膨大な資料と生還した兵士たちのインタビューで詳述、その歴史的意義を新たな視点から照射した傑作ノンフィクション!
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登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ 文藝春秋 (2012/8/3)
  • 発売日 ‏ : ‎ 2012/8/3
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 文庫 ‏ : ‎ 621ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4167651823
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4167651824
  • 寸法 ‏ : ‎ 2.3 x 10.5 x 15.3 cm
  • カスタマーレビュー:
    4.2 5つ星のうち4.2 80個の評価

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デービッド・ハルバスタム
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上位レビュー、対象国: 日本

2024年2月5日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
単行本でよかった。携帯便利です。
2019年12月12日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
ドキュメンタリーというよりは多少の脚色、偏向のある
ノンフィクション小説として楽しめた。
朝鮮戦争を構成するテーマひとつひとつを深堀していく形でペーシが進む。
兵士、下士官、将軍、文官、大統領と朝鮮戦争にに関わる米軍関係者については
あらゆる階級の人々の立ち回り方を知ることができる。

解説は少ないが、描写が多いという印象がある。
私にとっては理解より発見のほうが多かった。

最も印象深かったのは、中国共産党の略奪の巧みさである。
米国の国民党への援助が共産党に回ってそれを利用して
国民党を台湾に追い出したという記載に驚いた。
また、朝鮮半島では放置された米軍の兵器が、米軍に対して
使用され苦しめられている。物量作戦攻略法として
日本軍が太平洋でこの戦法を取ればあるいは・・・と思わされた。
このような中国共産党軍の戦い方は、現在の経済発展の仕方に似ている。

ただ、ペーシ数は結構な量あるのだが、書いていないことも多い。
日本については仕方ないかもしれないが、マッカーサーがいる
場所としての描写しかない。韓国についても、李承晩については
多少記述があるが、韓国軍の動きはよくわからない。
航空機の記述も少ない。朝鮮戦争の最も異常な点である、
いまだに終戦されない点にもほぼほぼ触れずに終わっている。
2000年代にに書かれたものかどうかを疑ってしまった。

記載のバランスが悪いため、上下を読了しても朝鮮戦争の
全貌を把握できていないという認識を私は持っている。
10人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2018年9月14日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
金正恩の核ミサイル実験で朝鮮半島危機が少し前まで現実のように語られていたが、あっと驚く米朝首脳会談で危機は遠のいたように見える。
しかし、元々北朝鮮に本気で戦争を遂行する国力などなく、他方、アメリカにしても、中東の油田地帯のイラクと異なり、はるばる遠い北朝鮮に遠征して多額の予算を費やし米兵の死傷者をだすだけの価値がないことは明らかだから、問題は戦争を回避する口実作りだけだっただろう。
このハルバースタムの労作を読むと、過去の朝鮮戦争自体がアメリカにとっては「忘れられた戦争」であり、思い出したくもないし、2度とやりたくない嫌な経験だったことがわかる。
東西冷戦時代は、朝鮮戦争は韓国と米軍が引き起こしたと北朝鮮側は主張していたが、今では北による侵略戦争であったことが通説となっている。しかも、この著作によると戦争は金日成の甘い見通しと野心で開始されたが、ソ連も中国もアメリカとの衝突には反対だった。そのためソ連は軍を派遣していないし、中国も北朝鮮軍の劣勢でしぶしぶ人民解放軍を派遣したが「義勇兵」などと称して、表向きは正規軍による参戦でないとの姿勢だったのである。
他方、マッカーサーも当初は戦争などないと甘く見ていたために出遅れて半島南端まで追い詰められ、ようやく仁川上陸作戦から反撃に出るが、本国の意向に反して北朝鮮全土を征服しようとして、北朝鮮の山岳地形と冬将軍による惨敗を喫し、38度線の停戦協定に至る。スタンドプレーと虚栄心が手痛いしっぺ返しを受けたわけである。
驚いたことに、日本軍との激戦に勝利した米軍の精鋭は日本占領後にほとんど入れ替わり、朝鮮戦争当時の日本占領軍は経験の少ない「張り子の虎」であり、しかも日本での天国のようなぬるま湯生活をしていたために、緒戦は実戦でほとんど役に立たなかったという。
このように、当時も今も、合理的に考えると北朝鮮で戦争を行うことは関係国は誰もが望んでいない。ただ、おかしな指導者や将軍の野心や虚栄心に振り回されないことが歴史の教訓といえる。
9人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2022年4月10日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
稀代の並ぶことなきジャーナリストでも、左翼思想の染まって悪逆非道な日帝の植民地時代の短い門切り型の描写がある。彼は、日本にも滞在し自動車業界の取材をしているから、偏向した日本の韓国併合の歴史や知識は取材できたはずだが、その点が残念だ。
また、現代の歴史観からすると、やや古臭いパターン化されたイデオロギーも鼻についた。総じて力作ではあるが、ビックネームの歴史的主役の描写ばかりが目立ち、本来の国際金融資本とか、メジャーたる石油資本や産軍共同体だの今では周知な背景や影響力の記述もないのは、やはり一昔前の感は否めない。
1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2015年9月9日に日本でレビュー済み
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著者のハルバースタムはこの書を脱稿して5日後に交通事故で亡くなった。彼はその5日間にこの作品が自分の今まで記した作品の中でベストであると知
人に語ったと言われる。あの「ベストアンドブライテスト」「覇者の奢り」など、数多くの著名な作品を残しているジャーナリストハルバースタムが取り組んだ生涯最後
の作品のテーマは朝鮮戦争。ベトナム戦争時代に知り合った米国軍佐官が語る朝鮮戦争の悲惨さを聞いたハルバースタムは、どうしてもこのテーマを書きたく
なったという。多くの関係者とのインタビューを通じて語られる朝鮮戦争の実態。第二次大戦とベトナム戦争の間に挟まれて米国人ですらどんどん印象が
薄くなっている朝鮮戦争。始める前は「望まざる戦争」であり、終わった後は「忘れられた戦争」と、一般の米国人の間に印象づけられるこの戦争で
米国人の若者約3万8千人が命を失っている。ハルバースタムはまだ存命している兵士や士官、将軍などへの緊密な聞きとりを通じて、米国、中国、北朝
鮮の関係者における、ある意味極めて愚かな「誤算」が大きな悲惨を生んだことをあぶり出す。米国国務長官アチソンの不用意な発言から、北朝鮮側
が米国の介入はないと信じ込み、ソ連の偶然の欠席による安保理事会での国連軍派遣決議、中国の介入はないと言い切ったマッカーサーの大きな誤
算。そして、そのような愚かな政治家たちや将軍の誤算や無能さから、「自分たちにはどうにもできない力によって恐ろしい状況に置かれ、信じられ
ないようなことをするよう要求された普通の人々の生き方」をハルバースタムはこの文庫にして上下1,300ページの作品の大きなテーマにしている。そして、
このような誤謬を米国は、その後ベトナムやイラクで繰り返すことを読者は知ることになる。その意味で、この作品は「ベストアンドブライテスト」と同じテーマを共
有しているとも言えるであろう。戦争が決して歴史的必然性だけで起こされるものではないことを、今一度理解させられる力作である。
15人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2015年5月15日に日本でレビュー済み
Amazonで購入

他の方が書かれていますが、翻訳があまりに原文に忠実になされている(と思われる)ため、前後を理解しながら読み進めるのが結構しんどいです。
それでも第2次世界大戦前夜からの世界情勢をアメリカの視点からまとめられているので勉強になります。
・日支事変が日本からの一方的な侵略行為に描かれており、また中国内で暴虐を働いた様に書かれている
・蒋介石の国民党軍を救った帝国陸軍中将の根本閣下の話が出てこない
の2点に不満です。
おまけとしては以前アメリカ人に(ロックバンドのシカゴの曲に出てくる)ハリー・トルーマンとはそんなに良い大統領だったのか、と質問した際に答えに窮していた理由がなんとなくわかりました。
17人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2018年1月21日に日本でレビュー済み
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時系列で書かれた戦記と違い、様々な局面を丹念な取材と資料を読み込みパズルを組み立てるように「忘れられた戦争」を再現していきます。米国国内ではいまや記憶のかなたに消えた戦争ですが、この戦争以後の米国のアジア・中近東の政策を見るとき、ボタンの掛け違いの第一歩がこの朝鮮戦争ではないかと言われています。もっと徹底した検証と反省が米国政権内に生じていれば現在のような無様な姿を世界にさらすことはなかったでしょう。それにしてもわけのわからないまま戦場に駆り出された両軍の兵士及びその戦況により右往左往させら殺される民衆はあわれです。
5人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2015年10月8日に日本でレビュー済み
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この本は「大日本帝国の敗戦後の結果、政治的な空白となった朝鮮半島、中国、台湾そしてソビエト連邦でどのような変化があったのか」 そして「その結果、現代の日本はどのようなスタンスを貫かなければならないのか?」が分かる本です。
地政学的な話も踏まえて、全てが現代の日本の政治スタンス・外交・国防・そして隣国を含む諸外国の評価やイメージなどが書かれています。

「現代の日本はどのような方向に進むべきなのか」を考えさせる良書だと思います。
13人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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