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月ぞ流るる 単行本 – 2023/11/21

4.1 5つ星のうち4.1 25個の評価

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購入オプションとあわせ買い

紫式部が生きた平安中期を描く、豪華絢爛宮中絵巻。

日本初の女性による女性のための歴史物語『栄花物語』の作者である朝児(赤染衛門)からみた宮廷はどんな姿をしていたのか?

宮中きっての和歌の名手と言われる朝児(あさこ)は夫を亡くしたばかり。五十も半ばを過ぎて夫の菩提を弔いながら余生を過ごそうとしていたが、ひょんなことから三条天皇の中宮妍子の女房として再び宮仕えをすることになる。

宮中では政権を掌握した藤原道長と、あくまで親政を目指す三条天皇との間には緊張が入っていた。道長の娘の妍子が、将来天皇となるべき男児を出産することが、二人の関係に調和をもたらす道だった。しかし、女児が生まれたことで、道長は三条天皇の排除を推し進めていくことになる。

朝児は、目の前で繰り広げられるきらびやかながらも残酷な政争に心を痛める。なぜ人は栄華を目指すのか。いま自身が目にしていることを歴史として書き記すことが自らの役目ではないのか。そこで描かれるのは歴史の勝者ばかりではない。悲しみと苦しみのなかで敗れ去った者の姿を描かねばならない。その思いの中で朝児は筆を取る。
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出版社より

澤田瞳子『月ぞ流るる』

登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ 文藝春秋 (2023/11/21)
  • 発売日 ‏ : ‎ 2023/11/21
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 単行本 ‏ : ‎ 448ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4163917780
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4163917788
  • 寸法 ‏ : ‎ 13.8 x 2.6 x 19.5 cm
  • カスタマーレビュー:
    4.1 5つ星のうち4.1 25個の評価

著者について

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澤田 瞳子
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上位レビュー、対象国: 日本

2024年2月7日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
名前しか知らない赤染右衛門が良く分かり著者の筆で活写されていてのめり込みました。相変わらず楽しめました!
5人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2024年4月21日に日本でレビュー済み
大河ドラマでは源倫子や紫式部の先生役・お姉さん役として優雅に描かれているが、老境に至り配偶者を見送って隠棲生活を送らんとしているところから物語が始まる。赤染衛門や、清少納言・紫式部後の世界という時代設定は興味深く、wikipediaなどで時代設定や人物を調べながら、想像を膨らますことができた。
栄花物語の誕生に至る過程がメインテーマになっているが、全体として単線的で予定調和的に人物の邂逅や会話が行われており、物語の作り込みには物足りなさを感じる。
3人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2023年12月26日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
赤染衛門の小説はなかなか無いので読みました。
オビに宮中絵巻とありますが、平安時代の優雅さはありません。
庶民の物語のようでした。
衣装の描写も無いので、これならば「栄花物語」を読んで、赤染衛門を想像している方が良かったかなと。
9人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2023年12月13日に日本でレビュー済み
正にその場にいるかのような現場感が凄い。
極上の平安ミステリー。
7人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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