プライム無料体験をお試しいただけます
プライム無料体験で、この注文から無料配送特典をご利用いただけます。
非会員 | プライム会員 | |
---|---|---|
通常配送 | ¥410 - ¥450* | 無料 |
お急ぎ便 | ¥510 - ¥550 | |
お届け日時指定便 | ¥510 - ¥650 |
*Amazon.co.jp発送商品の注文額 ¥3,500以上は非会員も無料
無料体験はいつでもキャンセルできます。30日のプライム無料体験をぜひお試しください。
無料のKindleアプリをダウンロードして、スマートフォン、タブレット、またはコンピューターで今すぐKindle本を読むことができます。Kindleデバイスは必要ありません。
ウェブ版Kindleなら、お使いのブラウザですぐにお読みいただけます。
携帯電話のカメラを使用する - 以下のコードをスキャンし、Kindleアプリをダウンロードしてください。
三体0【ゼロ】 球状閃電 単行本 – 2022/12/21
購入オプションとあわせ買い
世界的ベストセラー『三体』連載開始の前年に出た前日譚。三部作でお馴染みの天才物理学者・丁儀が颯爽と登場し、“球状閃電”の謎に挑む。丁儀がたどりついた、現代物理学を根底から揺るがす大発見とは? 《三体》シリーズ幻の"エピソード0(ゼロ)"、ついに刊行。
- 本の長さ440ページ
- 言語日本語
- 出版社早川書房
- 発売日2022/12/21
- 寸法13.7 x 3.2 x 19.4 cm
- ISBN-104152101946
- ISBN-13978-4152101945
よく一緒に購入されている商品
この著者の人気タイトル
出版社より
《三体》三部作は、ここから始まった!
14歳の誕生日に出会った謎の自然現象"球電"にとり憑かれた陳(チェン)は、
兵器を熱愛する女性将校林雲(リン・ユン)とともに球電の真実を追い求めるが――
《三体》にもつながる驚天動地の大発見を描く本格SF巨篇。
商品の説明
著者について
登録情報
- 出版社 : 早川書房 (2022/12/21)
- 発売日 : 2022/12/21
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 440ページ
- ISBN-10 : 4152101946
- ISBN-13 : 978-4152101945
- 寸法 : 13.7 x 3.2 x 19.4 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 17,123位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 12位中国文学
- カスタマーレビュー:
著者について
SF翻訳家、書評家、アンソロジスト。
1961年2月2日、高知県高知市生まれ。高知市立追手前小学校、土佐中・高等学校を経て、京都大学文学部文学研究科卒(英語アメリカ文学専攻)。
1986年、マリオン・ジマー・ブラッドリー『惑星救出計画』でSF翻訳者デビュー。訳書は、バリントン・J・ベイリー『時間衝突』『ロボットの魂』(以上、創元SF文庫)、P・K・ディック『ザップ・ガン』、コニー・ウィリス『ドゥームズデイ・ブック』『航路』など約100冊。共訳書に劉慈欣『三体』三部作、『円』『球状閃電』『超新星紀元』、『カート・ヴォネガット全短篇』全4巻(以上、早川書房)など。
編訳書に、シオドア・スタージョン『不思議のひと触れ』『輝く断片』(河出文庫)、コニー・ウィリス『最後のウィネベーゴ』(河出書房新社)、『マーブル・アーチの風』、(早川書房)など。
スタージョン「ニュースの時間です」、テッド・チャン「商人と錬金術師の門」、劉慈欣「流浪地球」(共訳)の翻訳により、第36回、第40回、第54回星雲賞海外短編部門を受賞。ベイリー『時間衝突』、劉慈欣『三体』『三体Ⅱ 黒暗森林』で星雲賞海外長編部門受賞。
〈小説奇想天外〉の翻訳SF時評「海外SF問題相談室」を皮切りに、各紙誌にコラム・書評を連載。〈本の雑誌〉新刊SF時評は1990年から(二度の中断をはさみ)継続中。
2004年3月に豊崎由美との共著『文学賞メッタ斬り!』を刊行。
2008年からアンソロジストとしても活動。創元SF文庫『年刊日本SF傑作選』(日下三蔵と共編)とその後継の『ベストSF』(竹書房文庫)、『不思議の扉』(角川文庫)の各シリーズや、『ゼロ年代日本SFベスト集成』全2巻、『時間SF傑作選 ここがウィネトカなら、きみはジュディ』などのSFアンソロジーを編纂。責任編集の河出文庫『NOVA 書き下ろし日本SFコレクション』全10巻で、第34回日本SF大賞特別賞、第45回星雲賞自由部門受賞。
著書に『20世紀SF1000』、『新編 SF翻訳講座』、『50代からのアイドル入門』、『現代SF観光局』など。
1995年4月に開設したウェブサイト(http://www.asahi-net.or.jp/~KX3M-AB/)の日記は、その一部が、『狂乱西葛西日記20世紀remix SF&ミステリ業界ワルモノ交遊録』にまとめられている。
ツイッターのアカウント(@nzm)は、http://twitter.com/nzm/
日本推理作家協会、本格ミステリ作家クラブ、日本SF作家クラブ会員。「ゲンロン 大森望 SF創作講座」主任講師。
著者の本をもっと発見したり、よく似た著者を見つけたり、著者のブログを読んだりしましょう
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
しかし球電の現象や仕組みは非常に面白い。作者は良くこんな設定を思いつくな、という感じです。物理の知識が少しでもあればより楽しめます。
前半、読むのに忍耐が要ります。
なので、初めて劉慈欣作品を読む方は、「三体」及び、短編集からどうぞ。
興味を持ったら、本作品をぜひ。半ばぐらいから、炸裂しますよ劉慈欣節!
驚愕、感動、慟哭の雨あられ!
ラストときたら、まあ、ロマンチック! ファンタスティック!
聞くところによれば、劉先生、栗原小巻さんのファンだとか。
超絶美しい小巻さまを思い浮かべながら、あのラストシーンを、
書かれたのでしょうか。
次回作は、天の川伝説を基にしたハードSFなんかいいなあ。
どんな背景を持つものなのか知りたくて読んでみたが、途中か
らどうでも良くなった。後半特にラストに向かう最終の流れが
ストーリー的に面白い。というか素敵な展開。
「三体」は天体としての宇宙の話だが、こちらは、量子として
の宇宙の話かも。量子化した対象の住まう世界の話が「三体」
シリーズの後、物語として展開されるのか?とか想像してしま
う。この作品ではそこは仄めかし以上の触れ方はされてないが。
この作品は、事象的には「三体」シリーズとは連続しないパラ
レル次元の話と思われるが、量子化した対象の住まう世界に物
語をさらに発展させた、別次元の続編が「三体」シリーズとも
絡めて書かれたら面白いと思った。
早く映画化してほしい。
林雲はもちろん、シン・仮面ライダーに出ていたあの浜辺美波さんである!!
といっても、内容が三体に続いていくわけではない。
『三体』の主要登場人物の一人である丁儀が、本書においても主要な登場人物となっているだけである。
(以下はネタバレを含む)
本書は宇宙や他の惑星に話が広がるのではなく、地球上で完結する。
謎の自然現象であるバレーボールほどの大きさの球電と何か。
丁儀は、それを解明する物理学者として登場するのである。
他に、14歳の誕生日の祝いの最中に、両親が球電に接触したことにより死亡した若い雷研究者と、さらに中国軍の最高指揮官の娘で武器開発を担当する軍人の少女のような登場人物も。
そして、丁儀の研究により球電は実はマクロ電子であることが解明される。
マクロ電子が電荷を帯びると、特定の物質に対してその電荷を放出する。
その性質を活用すると、球電は新しい兵器となり得るのである。
しかも本書では21世紀初頭に、中国がアメリカを含む複数の国と戦争状態に陥るという設定となっている。
マクロ電子があるならマクロ陽子もあるはずだというように、話は展開していき、マクロ陽子を2つぶつければ核融合が生じて、さらに強力な兵器となるという仮説と実験がもくろまれる。
まあ、そんなストーリーなのだが、なかなかも面白いのは、マクロ電子は素粒子であるからこそ、量子効果を生むという設定である。
そこから、球電にかかわる主人公たちは、量子の重ね合わせ状態に陥り、死んだはずなのに生きて登場したりする(シュレーディンガーの猫ならぬ、人間状態)。
そして、人間模様の描き方は、『三体』と同様になかなかに面白い。
ただ、『三体』が圧倒的な時空のスケールのハードSFであることに比べれば、本書のスケールははるかに小さいとも言える。
まあ、『三体』を読んだ人は、これも読んでおくのもいいかもしれない。
実は、ぼくはすでに『三体X』も注文しているのだからして(笑)。
文句なしです。
しかしこの三体ゼロは三体に直接関係するストーリーではありません。
あとがきにもあるように、三体の前に書かれた同著者の作品を、前日譚と言えるし三体の名前をつけて日本で出そう!という話のもとで三体ゼロに改題して出版されたものです。
ですので、三体シリーズを読み終えて、さぁ次に三体ゼロを読むぞ!と意気込んで読んだ私はなんだか拍子抜けしてしまいました。
宇宙の話はほぼありません。
三体の余韻に浸りたい人はしばらく時間を置いてから本作を読むと良いと思います。