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クララとお日さま (ハヤカワepi文庫 イ 1-10 epi109) 文庫 – 2023/7/19
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- 本の長さ496ページ
- 言語日本語
- 出版社早川書房
- 発売日2023/7/19
- 寸法10.6 x 1.8 x 15.7 cm
- ISBN-104151201092
- ISBN-13978-4151201097
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出版社より
カズオ・イシグロ/Kazuo Ishiguro
1954年11月8日長崎生まれ。
1960年、5歳のとき、海洋学者の父親の仕事の関係でイギリスに渡り、以降、日本とイギリスのふたつの文化を背景に育つ。
その後英国籍を取得した。ケント大学で英文学を、イーストアングリア大学大学院で創作を学ぶ。
1982年の長篇デビュー作『遠い山なみの光』で王立文学協会賞を、1986年発表の『浮世の画家』でウィットブレッド賞を受賞した。1989年発表の第三長篇『日の名残り』では、イギリス文学の最高峰ブッカー賞に輝いている。2017年にはノーベル文学賞を受賞。2018年に日本の旭日重光章を受章し、2019年には英王室よりナイトの爵位を授与された。
ほかの作品に、長篇『充たされざる者』(1995)、『わたしたちが孤児だったころ』(2000)、『わたしを離さないで』(2005)、『忘れられた巨人』(2015)、短篇集に『夜想曲集』(2009)、ノーベル文学賞受賞記念講演『特急二十世紀の夜と、いくつかの小さなブレークスルー』(2017)がある(以上、すべて早川書房刊)。
2021年発表の本書『クララとお日さま』は、6年ぶりの新作長篇でノーベル賞受賞第一作にあたる。
写真(禁転載) 2019(C)Hiroshi Hayakawa
日の名残り | わたしを離さないで | 忘れられた巨人 | 浮世の画家〔新版〕 | |
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カスタマーレビュー |
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価格 | ¥1,012¥1,012 | ¥1,078¥1,078 | ¥1,078¥1,078 | ¥990¥990 |
書籍紹介 | 短い旅に出た老執事が、美しい田園風景のなか古き佳き時代を回想する。長年仕えた卿への敬慕、執事の鑑だった亡父、女中頭への淡い想い、二つの大戦の間に邸内で催された重要な外交会議の数々……。遠い思い出は輝きながら胸のなかで生き続ける。失われゆく伝統的英国を描く。1989年、ブッカー賞受賞。 | 優秀な介護人キャシー・Hは「提供者」と呼ばれる人々の世話をしている。生まれ育った施設へールシャムの親友トミーやルースも「提供者」だった。キャシーは施設での奇妙な日々に思いをめぐらす。図画工作に力を入れた授業、毎週の健康診断、保護官と呼ばれる教師たちのぎこちない態度……。彼女の回想はヘールシャムの残酷な真実を明かしていく。2016年、TBSドラマ化。 | 老夫婦は、遠い地で暮らす息子に会うため、長年暮らした村を後にする。若い戦士、鬼に襲われた少年、老騎士……さまざまな人々に出会いながら、雨が降る荒れ野を渡り、森を抜け、謎の霧に満ちた大地を旅するふたりを待つものとは――ブッカー賞作家の傑作長篇。 | 2019年、NHKドラマ化! 渡辺謙主演! 著者序文を収録した新版 。戦時中、日本精神を鼓舞する作風で名をなした画家の小野。弟子に囲まれ、尊敬を集める地位にあった彼だが、終戦を迎えたとたん周囲の目は冷たくなった。小野は過去を回想しながら、みずからの信念と新しい価値観のはざまで揺れる。1987年、ウィットブレッド賞受賞作。 |
登録情報
- 出版社 : 早川書房 (2023/7/19)
- 発売日 : 2023/7/19
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 496ページ
- ISBN-10 : 4151201092
- ISBN-13 : 978-4151201097
- 寸法 : 10.6 x 1.8 x 15.7 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 10,380位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
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著者について
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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本書では、語り部の「わたし」を人間ではなくAF(AI機能を備えた子ども向けの友だちロボット)と設定することで、語られる状況は、あくまでAFの認識の範囲に限定し、あえて詳しく説明されないことに説得性を持たせ、読者の想像に委ねる場面がいくつかあるため、多少戸惑いを覚えます。
たとえば「3本の煙突から煙を吐き出すクーティングマシン」
AFが存在するような近未来社会において、そんな旧時代的な機械が町中に存在すると思えず、何か比喩的な表現がなされているのかと思いきや、工事に使用される機械として実際存在するようでもあり、どんな役目を果たす機械なのかは完全に読者ぞれぞれが想像するしかありません。
「わたし」の視界が時々「いくつかのボックスに分割される」現象についても「え?どういうこと?」と一番の戸惑いを感じました。
とは言うものの、そういった戸惑いも本書全体の質を落とすことはなく、カズオ・イシグロらしい雰囲気を持つ作品であることは間違いありません。
自身が期待されている役割を理解し、その役割を果たすために何をすればいいか常に考えて行動する。
そんなAFの考えや行動はとても健気で、多くの方が好感を持つでしょう。
あっという間に読み進めて気がつけば泣いてました。
私はできるだけ今のクララを大切にしたい。
多分にクララの人柄によるものです。
現在、じわじわと増えているロボットの存在ですが、氏はもっと未来を先取りしています。
根底にクララの哀しみがあり、作品に深みを与えていると思います。
早急に届き、嬉しかったです。
本編については申し分ない。
何か決定的な事件や謎が物語を牽引するわけではないが、どこか危うさつきまとう、ハラハラし通しの全編。過不足なしの完璧な描写はまるで映画を見ているようで、それが主人公AI、クララの目線であればなおさら意味が違ってくる。
そうしてあぶり出されるのはヒトの業についてか。
わたしはどうしても「学習すること」「相手を理解しようとすること」についてだと感じられてならなかった。全編を通して描かれているのはクララが場に適応するため観察し、取り入れ、解釈しなおしてゆくという学習成果の一部始終だ。経た最後、店長さんとの会話に、人はこうも純粋に学び、理解しようと努めることが出来るだろうかと。学ぶこと、相手を理解しようとする気持ちの尊さや純粋性の大切さを突き付けられたような気がしている。
本作も日常が生き生きと描かれています。
早く、クララに会ってみたいと思う一冊です。
人間の子供のや「友達」として作られた人型アンドロイド?の「クララ」が主人公だ。
人間の用な感情を持ちつつも、人間と違うのは「純粋さ」だ。
登場する人間達は、感情的で、そして気まぐれだったりする。
しかしクララは「病弱な少女」の友だちとして、ひたすらに彼女をことを考え、自らの危険をかえりみず、最善を尽くす。
人間達と、純粋なクララとの決定的な違いが、そこにある。
そして、決して両者が交わる事は無いのだ。
ラストの「人間の業」と「究極の愛」に、なんとも言えない気持ちになる。
そして、未だに人間同士で歪み合い、戦争という行為を繰り返していることに嘆息する。