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エンダーズ・シャドウ〈上〉 (ハヤカワ文庫SF) 文庫 – 2013/11/30

4.4 5つ星のうち4.4 71個の評価

商品の説明

内容(「MARC」データベースより)

エンダーの戦いを、その影の存在であるビーンの視点で描く『エンダーのゲーム』姉妹篇。

登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ 早川書房 (2013/11/30)
  • 発売日 ‏ : ‎ 2013/11/30
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 文庫 ‏ : ‎ 372ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4150113300
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4150113308
  • カスタマーレビュー:
    4.4 5つ星のうち4.4 71個の評価

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オースン・スコット・カード
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カスタマーレビュー

星5つ中4.4つ
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71グローバルレーティング

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上位レビュー、対象国: 日本

2002年6月16日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
子供を(いや実は人間の成長を)書かせたら、この人に
勝る人はいない。
この作品は、エンダーのゲームというヒュウゴ・ネビュラ賞という
SF大賞のダブルクラウンに輝いた作品の、姉妹編。
カートさんといったらエンダーシリーズだが、その最初の作品
の主人公エンダーの側にいた少年の視点から描かれた小説です。
卑近な例では、冷静と情熱のあいだみたいな、視点の違いによる
作品ですね。作者は「視差小説」と読んでいます。
とはいっても、エンダー人気にあやかった二番煎じ作品なんか
ではありません。
このビーンという少年は、実はエンダーよりもはるかに優秀な
超天才少年だったことが明かされます。実は、バガー戦役の
最終総司令官候補は、ビーンとエンダーが争っていて、エンダー
はそれを知らなかったけれども、ビーンは、教官たちを出し抜いて
あらゆることを推理と行動で突き止めてしまいます。
・・・・こう書いたらエンダーファンは、「えっ!」て思う
でしょう。いやー絶対お勧めです。
なによりも、エンダーとは異なる形での「リーダーとは何か?」
という倫理的な問題で苦悩するビーンの姿は、すばらしい。
誰より優秀な頭脳を与えられたビーンが、そのずば抜けた悪魔的な
力を、「どのように使うべきなのか?」を悩みます。
彼は優れすぎているので、別に他人に共感する気は毛頭ありません。
力あるものが、力をどう使うべきか?というカートさんらしい
倫理的な問題設定が、とても気持ちよかったです。
25人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2000年11月15日に日本でレビュー済み
がこの本絶対興味あるとおもうけど、まだ "Ender's Game" を読んでない人にはこの本の意味が分かりにくいとおもいます。 Orson Scott Cardのエンダーズのシリーズが面白くて、人間関係について考えさせるけど、最初のエンダーズを読まないと、この本が面白くないとおもいます。 ただ、この本がわるいじゃなくて、 Ender's Gameのほうが分かりやすいし、もっとその世界を詳しく説明するから、 それ読んでください。 Ender's Gameを読んだら、Ender's Shadowが楽しい。 Bean - Ender's Shadowのmain character - の考え方とかものすごく面白い。 Ender's GameでBeanの性格あまり出ていなかったけど、Ender's ShadowでBeanが天才と分かってきます。 Cardが興味ある人には、Ender's Gameを最初読んでこの本を読んでください。
3人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2014年1月26日に日本でレビュー済み
 「エンダーのゲーム」での脇役だったビーン。
 未来の指揮官を育て上げるために設立されたバトルスクール。
 本書第一部では,そこに入校するまでの,ビーンの生きるか死ぬかの過酷なストリートチルドレン時代が描かれており,そのパートが非常に面白い。
 4歳にして生き残るために必要なことが何かを知るビーンには,そもそも名前すらなかった。生き残るために仲間を作る必要を感じ,同じストリートキッドであるポークに近づき,彼女から豆一粒の価値もない小さな子どもだという理由でビーンと呼ばれるようになる。

 その後,徴兵係シスターカーロッタにその才能を見いだされ,バトルスクールに入校することになりますが,ここからのパートを読むことで「エンダーのゲーム」をより深く理解することができます。

 ビーンは,身体の小ささからエンダー同様上級生たちの攻撃の対象にされるが,ビーンには何をどうすればいいのか分かっている。
「なにごとによらず,感情的になるのは無意味だ。大切なのはすべてを知識として蓄え,状況を分析し,行動の方針を決めて,しかるのち大胆に動くことだ。知識,分析,選択,そして実行。」
 ビーンが入校した際には,エンダーはすでにバトルスクール内での有名人になっており,いつエンダーとビーンが出会うのかと初めての対面シーンをワクワクしながら読み進めても,上巻のラスト数ページに至るまで,二人が直接会うことはありません。実に巧い引っ張り方です。 

 ビーンはエンダー以上の成績をとるほど頭脳優秀で,物事を分析し,その裏にある真実を推測することができることから,逆にバトルスクールの大人たちから警戒されています。
 エンダーでさえ最後まで気づかなかったゲームの本当の意味さえ,ビーンは気づいてしまうのです。
 なぜ子どもでなければならないのか。なぜゲームなのかを。

 本書のラストはとてもいい。
 著者の文体は読みやすく,芯が通った著者の考え方がしっかり文章に表れており,単なるSF小説の域を超える奥のある作品となっています。
 それだけに続編の「シャドウ・オブ・ヘゲモン」等が絶版になっていることが残念でならない。
 エンダーのゲームの続編「死者の代弁者」も同様プレミア価格となりとても手が出ない状況です。
 ハヤカワ文庫さん,エンダーのゲームが映画化された今こそシリーズを復刊させる時です。

2015年5月追記
ついに死者の代弁者が新訳で再刊されました。
こちらも傑作です!
 
13人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2015年6月14日に日本でレビュー済み
「エンダーのゲーム」については言うまでもない傑作SFですが、その真実はここに語られています。
詳しいことを書くと、他の方のレビューと合わせてネタバレしますので、強い推薦お言葉だけ残します。
勘違いされないように、大人の方にも強いメッセージを残すこと請け合いいます。
広い年齢層に向けた普遍的な傑作です。
2人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2002年4月24日に日本でレビュー済み
「エンダーのゲーム」の姉妹編.エンダーのバトル・スクール時代の副官であった孤児ビーンの出生から帰郷までを,「ゲーム」の出来事と絡めてビーンの視点から綴った異色作.ビーンがバトル・スクールに至るまでの道程にかなりのページが割かれている.スクールでの活躍の合間に,ビーンを見出した修道女が彼の生い立ちを探り当て,ついに彼が超人類であることまでも突き止める過程がミステリー味を加えている.「ゲーム」では脇役のビーンが実はエンダーに匹敵する活躍をしていた,という打ち明け話的な作品.エンダーがひたすら善良であるがために苦悩するのに対して,超人ビーンはそれほど悩まないので感情移入しにくいが,作品としてはそつなく面白く仕上がっている.
8人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2002年10月8日に日本でレビュー済み
米国在住暦20年につき、この本も含めて欧米の作家によるものは原書で読みます。完璧なネイティブではありませんが、サイエンス・フィクション暦25年、大の本好きです。SF大好き、英語も上達したい、という方がいらしたら、原書と翻訳本との併読などを通じて是非スコットカード氏の文章を参照されることをお勧めします。
氏は Characters and Viewpoint (Elements of Fiction Writing) や How to write Science Fiction & Fantasy の文章読本の類も著しており、自他ともに認める名文家。エンダー・シリーズでも、下手な作家が書くと過度にセンチメンタルになりそうな場面を、短い文章で抑えて、これがまた堪らなくいいんですよね。
7人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2017年12月23日に日本でレビュー済み
仕方ないけど結末知ってる分、わくわく感に欠ける。知らない人は読まないだろうし。
2000年12月28日に日本でレビュー済み
Children of Mind(日本語訳は近刊)で一度は完結したかに見えたシリーズだったが、著者は新たな金鉱を掘り当てたようだ。前作エンダーのゲームを別の視点から描いたこの作品は、掛け値なしにおもしろい!! 超天才ビーンが今後どんな活躍をしていくのか楽しみだ。 既に続編Shadow of the Hegemonも書かれている。バガー戦役後の世界は動乱と陰謀に満ちていて、わくわくさせられそうだ。
3人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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