飯田氏が、原子力ムラの問題点に関して
詳細に解説・批判をされています。
政治・官僚の動きに関する記載には、反原発という
著者のバイアスがかなりかかっているでしょうから
本当に正確なのかはわかりませんが、
原子力政策の流れと整合性がとれたものだと思います。
自分が目新しく感じたものには、山口県上関原発計画
の問題点に関しての数ページの記載です。
中国電力の構造的問題と上関町の問題点が
わかりやすかったと思います。
祝島のホームページを見ると更に理解が深まります。
2章:佐藤栄佐久元福島県知事の文章は
はじめて読みましたが、気骨のある政治家とお見受けしました。
収賄容疑での逮捕は、検察の例の得意技のせいでしょう。
双葉町が町長の給料も払えないくらいの財政難だった事を
指摘されていますが、原発誘致はシャブ漬けと同じ
効用を示すことの良い例でしょう。
3〜4章が河野代議士のブログを
編集したものだけになっているのが少々残念なところですが、
今まで見ていなかったので、
こんなにマトモな事を書いていたんだと驚きました。
出版後の関連ブログもウオッチしようと思います。
送電と発電の分離に至るような政策を
是非実現していただきたいと思います。
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「原子力ムラ」を超えて ポスト福島のエネルギー政策 (NHKブックス) 単行本(ソフトカバー) – 2011/7/26
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日本の確かなエネルギー政策は
この本から始まる
福島第一原発事故によって明るみに出た、もんじゅ事故以来続く日本の原子力政策の杜撰さ。その背後に見え隠れする政官学業からなる「原子力ムラ」の虚妄を暴く。エネルギーとしての原子力の無効性を、福島というトポス、政治の現場、研究の最前線から明らかにする。供給が不安定で当座しのぎでしかない天然ガスに頼ろうなどという虚妄を排し、自然エネルギーにまつわる数々のウソ・デマ・迷信・誤解を解きほぐし、今後あるべきエネルギー政策の本質を明らかにする期待の書。
この本から始まる
福島第一原発事故によって明るみに出た、もんじゅ事故以来続く日本の原子力政策の杜撰さ。その背後に見え隠れする政官学業からなる「原子力ムラ」の虚妄を暴く。エネルギーとしての原子力の無効性を、福島というトポス、政治の現場、研究の最前線から明らかにする。供給が不安定で当座しのぎでしかない天然ガスに頼ろうなどという虚妄を排し、自然エネルギーにまつわる数々のウソ・デマ・迷信・誤解を解きほぐし、今後あるべきエネルギー政策の本質を明らかにする期待の書。
- 本の長さ256ページ
- 言語日本語
- 出版社NHK出版
- 発売日2011/7/26
- ISBN-104140911816
- ISBN-13978-4140911815
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登録情報
- 出版社 : NHK出版 (2011/7/26)
- 発売日 : 2011/7/26
- 言語 : 日本語
- 単行本(ソフトカバー) : 256ページ
- ISBN-10 : 4140911816
- ISBN-13 : 978-4140911815
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2011年9月13日に日本でレビュー済み
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2011年12月21日に日本でレビュー済み
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利権哲学と無責任を旗頭に、被爆国日本をおとしめたのが「原子力ムラ」の皆さんでした。政治家も役人も経済界も学者さんも、果ては司法に携わる人までが、このムラの住人です。今こそ責任をとり、少なくとも辞職、百歩譲っても福島への詫び行脚をすべきですが…このムラの住民は本書を読んでも理解できないのでしょう。しかし、実にわかりやすく未来のエネルギーの在り方を、本書は伝えています。データの確実さも瞠目すべきです。一読し、原子力発電についてその是非を我が身に問う意味で、本書は極めて価値高い内容を誇っています。
2011年8月20日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
3人の筆者のうち、河野太郎氏は自民党の現衆議院議員、佐藤栄佐久氏は自民党の元参議院議員、福島県知事を5期18年つとめた方、飯田哲也氏は大学で原子核工学科を卒業し、東大先端研博士課程を終え、大手鉄鋼メーカー、電力関連研究所、スウエーデン留学を経て、現在、環境エネルギー政策研究所長を務める方である。原発そのものが抱える問題、原発を震災国日本で使うことの問題、さらに政界、官界、財界、学会、メディアを包含した閉鎖的な原子力ムラ(原子力利権集団)の実態が実によくわかる。一人でも多くの方にぜひ読んでいただきたい本である。
2020年10月30日に日本でレビュー済み
私は、2002年2月12日、「福島県エネルギー政策検討会」第13回検討会で、「原子力政策について」と題して講演しました。その内容とハプニングについては著作集に記しました。講演後の質疑応答の際、佐藤栄佐久知事がゲスト講演者の私に失礼な言動があったため、きびしくたしなめました。会場にいた約100名のひとたちが固まってしまいました。以下はその時の発言要旨です。主催者にとって不都合な真実であるため、講演議事録から削除されています。
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「この検討会では素人が科学論やエネルギー政策を勉強している。初歩的な勉強のレベルだ。原発から離れた福島市の県庁で業務しているひとたちには原発の本当の怖さの意味が理解できないだろう。本当の意味を理解するには福島第一原発の隣に県庁を建設し、そこで毎日業務することだ。私は原研材料試験炉の炉心核計算業務を8年間にわたり原子炉建屋隣接の管理棟居室で担当していた。原研安全性試験研究センターの居室から東海第二原発が眼下に見えていた。原子炉のすぐ近くで毎日業務して初めて、人間や技術の信頼性、さらに、組織のメカニズムが理解できるようになる。安全性や危険性も理解できるようになる。みなさんは何も理解できていない。いまの知事の発言に接し、福島県は、首都圏ではなく、東北地方だと痛感した。」 彼らが本当のことを理解できたのは2011年3月11日でした。もっと早く気づくべきでした。彼らは意識が低く、レベルが低い。
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その何年後だったか、福島県議会で「プルサーマルについて」と題する講演をしました。講演の途中で、会場の自民党右派議員から、「東大の先生は安全で何の問題もないと言っていた」と、私の講演内容を揶揄するようなヤジがありました。以下はその時の発言要旨(福島県議会は講演記録を保存しているはず)です。この件についても著作集に記しました。「その東大の先生は、JCO臨界事故が起こる前に、日本の安全規制の欠陥や改善すべきことがあると指摘していましたか?何の問題もなく、日本の原子力は、安全だと言っていたのではありませんか?スリーマイルやチェルノブイリや東海村という地名には、特に悪い意味が込められていたわけではありませんでしたが、ある日突然、宿命を背負わされるのです。みなさんが放射能の海に溺れながら、こんなはずではなかったと後悔しても、すでに、遅いのです。」 彼らは、いま、福島の現状をどのように受け止めているのでしょうか?
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「この検討会では素人が科学論やエネルギー政策を勉強している。初歩的な勉強のレベルだ。原発から離れた福島市の県庁で業務しているひとたちには原発の本当の怖さの意味が理解できないだろう。本当の意味を理解するには福島第一原発の隣に県庁を建設し、そこで毎日業務することだ。私は原研材料試験炉の炉心核計算業務を8年間にわたり原子炉建屋隣接の管理棟居室で担当していた。原研安全性試験研究センターの居室から東海第二原発が眼下に見えていた。原子炉のすぐ近くで毎日業務して初めて、人間や技術の信頼性、さらに、組織のメカニズムが理解できるようになる。安全性や危険性も理解できるようになる。みなさんは何も理解できていない。いまの知事の発言に接し、福島県は、首都圏ではなく、東北地方だと痛感した。」 彼らが本当のことを理解できたのは2011年3月11日でした。もっと早く気づくべきでした。彼らは意識が低く、レベルが低い。
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その何年後だったか、福島県議会で「プルサーマルについて」と題する講演をしました。講演の途中で、会場の自民党右派議員から、「東大の先生は安全で何の問題もないと言っていた」と、私の講演内容を揶揄するようなヤジがありました。以下はその時の発言要旨(福島県議会は講演記録を保存しているはず)です。この件についても著作集に記しました。「その東大の先生は、JCO臨界事故が起こる前に、日本の安全規制の欠陥や改善すべきことがあると指摘していましたか?何の問題もなく、日本の原子力は、安全だと言っていたのではありませんか?スリーマイルやチェルノブイリや東海村という地名には、特に悪い意味が込められていたわけではありませんでしたが、ある日突然、宿命を背負わされるのです。みなさんが放射能の海に溺れながら、こんなはずではなかったと後悔しても、すでに、遅いのです。」 彼らは、いま、福島の現状をどのように受け止めているのでしょうか?
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2011年8月8日に日本でレビュー済み
飯田哲也さんの原子力ムラの体験、裏に回れば、張りぼての、映画のセットのような、原子力施設の実態、
緊急時の対応について、アメリカのマニュアルの丸写し、そうしたものを権威づけていたムラが何十年も続いて、
国民の見えないところで、国策を作ってきたのか、とひたすら唖然とします。
佐藤栄佐久さん、河野太郎さんの、政府、官僚への激越な批判もびっくりしました。
佐藤さん、河野さんは、本物の政治家ですね。
こうした人たちがいても、フクシマを防げなかったとは。
過去の反省がこれからの一歩になることを教えてくれる一書です。
緊急時の対応について、アメリカのマニュアルの丸写し、そうしたものを権威づけていたムラが何十年も続いて、
国民の見えないところで、国策を作ってきたのか、とひたすら唖然とします。
佐藤栄佐久さん、河野太郎さんの、政府、官僚への激越な批判もびっくりしました。
佐藤さん、河野さんは、本物の政治家ですね。
こうした人たちがいても、フクシマを防げなかったとは。
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2011年9月20日に日本でレビュー済み
長年原子力行政に対しての取り組みを内部から外部から行っていた著者達のリアルな原子力発電批判本です。日本の原子力発言がいかにいい加減で危ういバランスの上で運営され、福島の事故は必然であったことを訴えます。論調が批判対象を必要以上に罵倒していて、少々読みにくい部分もありますが、原子力発電について知る貴重な1冊となるでしょう。