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宇宙の扉をノックする 単行本 – 2013/11/26

4.2 5つ星のうち4.2 72個の評価

ヒッグスの発見は
新しい宇宙像解明の幕開けに過ぎない

ベストセラー『ワープする宇宙』でセンセーションを巻き起こした著者が、LHC(大型ハドロン衝突加速器)をはじめとする世紀の実験の成果とともに、物理学の根本からエキサイティングな最前線へと読者を誘う。超対称性、余剰次元、ダークマター――いま、宇宙の始まりと未来の謎が、劇的に解明されつつある。
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商品の説明

著者について

Lisa Radall(リサ・ランドール)
理論物理学者。ハーバード大学物理学教授として素粒子物理学および宇宙論を研究する。プリンストン大学物理学部、マサチューセッツ工科大学およびハーバード大学で理論物理学者として終身在職権をもつ初の女性教授となる。1999年にサンドラム博士とともに発表した「warped extra dimensions(ワープした余剰次元)」により、物理学会で一躍注目を集め、今日もっとも業績の引用が多く影響力のある理論物理学者のひとりとなる。ディスカバー誌、エコノミスト誌、ニューズウィーク誌、サイエンティフィック・アメリカン誌ほかトップランクの科学誌でその業績がとりあげられ、タイム誌の「もっとも影響力のある100人」およびローリング・ストーン誌の「変革の使者100人」に選ばれたほか、初の著作『ワープする宇宙~5次元時空の謎を解く』(NHK出版)はニューヨーク・タイムズ紙で2005年注目の1冊に選ばれている。米国科学アカデミー、アメリカ哲学会、アメリカ芸術科学アカデミーのメンバー。宇宙の問題について考えていないときは、ロッククライミングやスキーを楽しみ、芸術と科学の橋渡しに貢献している。彼女が脚本を手がけたオペラ Hypermusic Prologueは2009年にパリのポンピドゥーセンターで初演された。2007年の来日時にはNHK BS特集『リサ・ランドール 異次元への招待』でも特集された。その他の著書に小編 Higgs Discovery: The Power of Empty Spaceがあり、これは邦訳「ヒッグスの発見」として電子版『ワープする宇宙』(NHK出版)に特別収載されている。

登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ NHK出版 (2013/11/26)
  • 発売日 ‏ : ‎ 2013/11/26
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 単行本 ‏ : ‎ 616ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 414081621X
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4140816219
  • 寸法 ‏ : ‎ 13.8 x 3.8 x 19.5 cm
  • カスタマーレビュー:
    4.2 5つ星のうち4.2 72個の評価

著者について

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リサ・ランドール
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カスタマーレビュー

星5つ中4.2つ
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72グローバルレーティング

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上位レビュー、対象国: 日本

2016年6月30日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
宇宙論が、なかなか理解できなかったが、著者が説明をわかりやすくしてくれている。
8人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2015年3月30日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
いくら読んでも終わらない、いつまでも楽しめるところがたいへんよいです。、もちろん作者には定評があり、内容は十分に濃密。数式は一切なく、素人向けに書いてありますが、ある程度宇宙論や素粒子物理学の入門書(新書など)を読んでからのほうがよろしいかと思います。
宇宙論好き・物理好きの読書好きのひとには、こたえられません。ぜひおすすめ。たっぷり楽しめます。
こういう本には電子書籍がぴったりです。分厚い本を持ち運ばなくてよいので。
12人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2015年5月4日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
超弦理論では、次元数を11次元として理論を立てている。
異次元の世界を理解したくて、宇宙の扉をノックするという本を読んでいる。
指導的教科書として勧める。
6人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2017年10月30日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
 人類は、「電磁力」を制御する方法を手に入れ、生活環境を一変させた。更に「重力」を制御する方法を手に入れ、簡単に大重量物の移動や運搬が可能になることを期待している。米国は、核兵器、中性子爆弾、レーザー兵器に続いて、重力制御兵器に応用するため資金を注いでいた。しかし、積極推進していたクリントンからブッシュへ政権交代した2001年以降、戦争、紛争、カトリーナ災害、リーマン破綻、メキシコ湾原油流出事故など深刻な経済負担が連続し、欧州CERN/LHCのエネルギーを超える衝突型加速器テバトロンの開発投資を見送った。本書の前半に、政治判断の不満と受け取れる内容が長々と綴られている。
 本書のタイトルに込められた意味の背景には、二大理論を繋ぐ「重力の余剰次元」理論がある。
①「Knoking」とは、CERN / LHC超大型高エネルギー加速器による陽子衝突(量子論) 
②「Heaven’s Door」とは、宇宙の重力・暗黒物質・暗黒エネルギーの謎を解明する糸口(相対性理論)
 著者たちは、極端に大きなスケール差がある①と②の階層性問題を解決するため、「重力だけが余剰次元」という斬新なアイデアを、量子論(電磁力・重力)及び相対性理論(宇宙・重力)から逸脱しない範囲で数学的に求めた解から見出した。CERN / LHCが、この理論を裏付けるデータを検出すれば、「質量」の発生を説明するヒッグス機構に続いて、「重力」階層性問題の説明でノーベル賞授与に相当する偉大な理論と認められるだろう。開発費を凍結した米国加速器を見限った著者たちは、CERN / LHCへ大きな期待を寄せていることが伺える。また、実験検証できない純粋理論である弦理論やM理論と一線を画し、実験検証可能な理論に絞り込んだところに、あまり尊敬できない科学者欲を感じる。
 ◯「質量」の発生機構  =ヒッグス機構  ⇒ 実験検証可能 ⇒ 2013年ノーベル賞授与
 ◯「重力」の階層性問題 =余剰次元    ⇒ 実験検証可能 ⇒ ノーベル賞を期待
 ◯ 自然界の統一理論  =弦理論 M理論 ⇒ 不可(空想論)⇒ ノーベル賞?
 本書全体に渡って、基礎科学者である著者の優越感から来る偏った基礎科学優位主義に抵抗を感じた。「人類の生活環境を大きく改善できたのは、全て基礎科学者のおかげである。」という考え方には共感できない。素粒子物理研究を、何事にも優先する崇高な仕事と本書で主張したかったのだろう、また、米国の開発費凍結に対する不満の現れと同情はするものの、一昔前の電磁気・原子力・半導体・超電導の基礎科学と違って、素粒子理論物理学が我々の役に立つ新しい生活製品を生み出すとは思えない。量子暗号のような応用研究はあるが、通常、一介の庶民が考案したアイデアに「儲け」が期待できる時、初めて数学や物理のテクニックを利用し、更に「儲け」を増やすだけのことで、宇宙の根源を探るスケールの非現実感と比べる由もない。
12人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2014年5月13日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
私は高校物理さえろくに勉強しなかった者だが、この分野の話は面白そうなので、分からないなりに何冊か読んできた。この本も、専門的な話はチンプンカンプンである。しかし、それでも感動した。この種の本で感動したのは初めてだ。訳者の言葉を借りれば、「つねに前を見据える著者の強いまなざし」が、本当に読む者を引きずりこんしまう。著者の冷静でありながら熱の塊のような期待に一体化させられてしまう。私でも納得できるような書き方がしてあるし、決して我田引水に陥らず、あくまでも公正な書き方がしてある。これはすごいことだと思う。そして、この著者が、極めてまっとうな人間性を持った人であることにも感動した。社会や人生に対する姿勢を示す本としても価値があると思う。
35人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2022年4月16日に日本でレビュー済み
本のメインを構成するLHCの詳細な話は物理が苦手な私には内容が厳しかったが、わからない所を読み飛ばしても、読みごたえのある本である。特に、科学と宗教について著者が述べている前半の内容や、創造性に何が大切か述べている点は、研究者でなくても参考になるものがある。難しい内容ではあるものの、分かりやすく伝える表現が随所に感じられ、著者は本当に頭が良いのだろうと思った。科学と宗教に関して科学者が記述する本として興味ある方は、個人的にはカール・セーガンもお薦めです。
1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2013年12月19日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
文章(翻訳を含む)がとてもわかりやすく、読みやすかった。
また、物理学、量子力学の歴史を俯瞰することができたのも良かった
17人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2014年2月26日に日本でレビュー済み
本書は、一言でいえば「スケールの科学」のエッセイである。
我々の身近なサイズの物理現象の解明から始まった科学が、非常に小さな素粒子の世界へ、また非常に大きな宇宙の世界へとスケールを広げていった過程を、数式を使わずに解説している。

分厚い本だが、内容は理解しやすい。
素粒子やダークマターといった専門的な物理要素の解説はていねいで分かりやすく、最先端の物理学を身近で親しみやすいものとして感じ取ることができる。
翻訳も非常にこなれており、翻訳本にありがちな文体の不自然さも無かった。

本書は6章構成となっている。
第1部では、本書のキーワードとなる「スケール」の考え方を紹介している。非常に小さな世界や非常に大きな世界といった極端なスケールでは我々の常識が当てはまらないことを示し、古典的なニュートン力学、量子力学、相対性理論がどういうスケールの範囲で有効であるかを説明している。
第2部から第4部は、小さなスケールの探求方法と探求結果の解説である。身近なスケールから始まり、原子のスケール、そして素粒子のスケールへと下っていく。特に、2013年にヒッグス粒子の存在を確認した大型ハドロン衝突型加速器(LHC)の詳細と、それを用いた素粒子の確認方法の説明は、類書にないほど詳しい。
第5部は、大きなスケール、特に宇宙のダークマターとダークエネルギーについて、素粒子物理学を用いるとどのような予測ができるかをまとめている。
第6部では、本書の締めくくりとして、今後の科学を進歩させていくのは、大きなビジョンと小さなディテールを持ち合わせた、先入観にとらわれない独創的な探求であると説いている。

本書は、最先端の科学の優れた入門書である。
特に、素粒子物理学の概観を理解するには、この上ない良書であると思う。
33人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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