関西館が存在することは知っていても国会図書館は関西人には馴染みの薄いものであるが国立図書館の必要性がよく分かった。また美濃部達吉氏他著名な方が利用されていたことは驚きであるとともに利用可能なところにあることを羨ましく思う。
本書の趣旨とは異なるが、オンラインでの利用に関しての参照情報があれば地方在住者にはありがたかった
プライム無料体験をお試しいただけます
プライム無料体験で、この注文から無料配送特典をご利用いただけます。
非会員 | プライム会員 | |
---|---|---|
通常配送 | ¥410 - ¥450* | 無料 |
お急ぎ便 | ¥510 - ¥550 | |
お届け日時指定便 | ¥510 - ¥650 |
*Amazon.co.jp発送商品の注文額 ¥3,500以上は非会員も無料
無料体験はいつでもキャンセルできます。30日のプライム無料体験をぜひお試しください。
¥1,012¥1,012 税込
発送元: Amazon.co.jp 販売者: Amazon.co.jp
¥1,012¥1,012 税込
発送元: Amazon.co.jp
販売者: Amazon.co.jp
¥614¥614 税込
配送料 ¥297 6月6日-8日にお届け
発送元: ブックサプライ北大阪DC 販売者: ブックサプライ北大阪DC
¥614¥614 税込
配送料 ¥297 6月6日-8日にお届け
発送元: ブックサプライ北大阪DC
販売者: ブックサプライ北大阪DC
無料のKindleアプリをダウンロードして、スマートフォン、タブレット、またはコンピューターで今すぐKindle本を読むことができます。Kindleデバイスは必要ありません。
ウェブ版Kindleなら、お使いのブラウザですぐにお読みいただけます。
携帯電話のカメラを使用する - 以下のコードをスキャンし、Kindleアプリをダウンロードしてください。
帝国図書館――近代日本の「知」の物語 (中公新書 2749) 新書 – 2023/4/20
長尾 宗典
(著)
{"desktop_buybox_group_1":[{"displayPrice":"¥1,012","priceAmount":1012.00,"currencySymbol":"¥","integerValue":"1,012","decimalSeparator":null,"fractionalValue":null,"symbolPosition":"left","hasSpace":false,"showFractionalPartIfEmpty":true,"offerListingId":"U%2F%2BJb0tiHTFSf32e1%2F5Qjy9fCgSeBOVlarZqZl2NXNbhwhsZGKnHzEwY0erPQE6mJzuHGJRp4S%2F2obh41J986wLyDNdSRf9eYK4E%2Bsgn4qyzI6IYr3AjmJ2hWq6YDBkebi1eB69SRG4%3D","locale":"ja-JP","buyingOptionType":"NEW","aapiBuyingOptionIndex":0}, {"displayPrice":"¥614","priceAmount":614.00,"currencySymbol":"¥","integerValue":"614","decimalSeparator":null,"fractionalValue":null,"symbolPosition":"left","hasSpace":false,"showFractionalPartIfEmpty":true,"offerListingId":"U%2F%2BJb0tiHTFSf32e1%2F5Qjy9fCgSeBOVl37lS1GzylWkhSQ2qOdZD30urXu9g6CY0bizc6rjHFaXWLGCm0xACWjuuIZzzzTZOiFBwsm68ZfBz%2BADM7Ixrbtj%2BDliHXpmJ%2Fhq4J4AFoSuifNk1tfCALzAUsTpXKBYVmJiOhsQkNMRPXohsPkEBOw%3D%3D","locale":"ja-JP","buyingOptionType":"USED","aapiBuyingOptionIndex":1}]}
購入オプションとあわせ買い
近代国家への道を歩み出した明治日本。国家の「知」を支えるべく国立の図書館、帝国図書館が作られた。しかし、その道のりは多難であった。「東洋一」を目指すも、慢性的に予算が不足し、書庫は狭隘で資料を満足に保管できなかった。戦時には資料の疎開にも苦しんだ。そのような帝国図書館に、人々はどのような思いを抱いて通ったのか。本書は、その前身の書籍館から、一九四九年に国立国会図書館へ統合されるまでの八〇年の歴史を活写する。
- 本の長さ304ページ
- 言語日本語
- 出版社中央公論新社
- 発売日2023/4/20
- 寸法1.5 x 10.9 x 17.3 cm
- ISBN-104121027493
- ISBN-13978-4121027498
よく一緒に購入されている商品
対象商品: 帝国図書館――近代日本の「知」の物語 (中公新書 2749)
¥1,012¥1,012
最短で6月3日 月曜日のお届け予定です
在庫あり。
¥902¥902
最短で6月3日 月曜日のお届け予定です
残り9点(入荷予定あり)
¥1,034¥1,034
最短で6月3日 月曜日のお届け予定です
在庫あり。
総額:
当社の価格を見るには、これら商品をカートに追加してください。
ポイントの合計:
pt
もう一度お試しください
追加されました
一緒に購入する商品を選択してください。
この商品をチェックした人はこんな商品もチェックしています
ページ 1 以下のうち 1 最初から観るページ 1 以下のうち 1
商品の説明
著者について
長尾宗典
1979年群馬県生まれ.筑波大学第一学群人文学類卒業.筑波大学大学院博士課程人文社会科学研究科歴史・人類学専攻単位取得退学.博士(文学).国立国会図書館司書,城西国際大学国際人文学部准教授を経て,2023年より筑波大学人文社会系准教授.専門は日本近代史,思想史,メディア史.著書に『〈憧憬〉の明治精神史』(ぺりかん社,2016年),共著に『近代日本の思想をさぐる』(中野目徹編,吉川弘文館,2018年),『官僚制の思想史』(中野目徹編,吉川弘文館,2020年)などがある
1979年群馬県生まれ.筑波大学第一学群人文学類卒業.筑波大学大学院博士課程人文社会科学研究科歴史・人類学専攻単位取得退学.博士(文学).国立国会図書館司書,城西国際大学国際人文学部准教授を経て,2023年より筑波大学人文社会系准教授.専門は日本近代史,思想史,メディア史.著書に『〈憧憬〉の明治精神史』(ぺりかん社,2016年),共著に『近代日本の思想をさぐる』(中野目徹編,吉川弘文館,2018年),『官僚制の思想史』(中野目徹編,吉川弘文館,2020年)などがある
登録情報
- 出版社 : 中央公論新社 (2023/4/20)
- 発売日 : 2023/4/20
- 言語 : 日本語
- 新書 : 304ページ
- ISBN-10 : 4121027493
- ISBN-13 : 978-4121027498
- 寸法 : 1.5 x 10.9 x 17.3 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 248,344位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
2024年3月5日に日本でレビュー済み
帝国図書館においても、図書館に納入された資料を恒常的に廃棄していたことを改めてこの本で思い知らされ、暗澹とした気持ちになりました。現在でも、記録を作成しない、改変する、捨てるなどの行為が常習的になされている世の中です。図書館の存在意義をもう一度考え直してみたいものです。
2023年7月24日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
帝国図書館が生まれ、戦後新設された国立国会図書館へ移管されて、その使命を終えるまでの80年間の歴史を事細かに綴った労作である。
淡々と事実を辿りながら、話を進めて行く著者の姿勢は、感動のエピソード集を期待する読者には退屈かもしれない。だが、抑えた筆致で事実を求める事で明らかになる当事者の思いの強さは代えがたいものがある。
欧米列強=当時の「一等国」は、何れも立派な図書館を持っている。アジアの後進国の位置を脱する為には、負けないような図書館が必要であると言う理屈で、予算の獲得を目指すも、出て来るものは雀の涙。苦闘の歴史が続く。
「1952年10月31日に上野図書館にて開館八十周年記念の式典が催された。(中略)。「金森徳次郎国立国会図書館長は「過去八十年の歳月を顧みるとき、累積してその効果を考えると随分大きなものがある。主観的な意味において発達のあとは不満足だ。しかし客観的な意味においては日本の文化に巨歩を印したことを誰でも認めるであろう」と述べた」(本書254頁)。
まさにその通りであると思う。
淡々と事実を辿りながら、話を進めて行く著者の姿勢は、感動のエピソード集を期待する読者には退屈かもしれない。だが、抑えた筆致で事実を求める事で明らかになる当事者の思いの強さは代えがたいものがある。
欧米列強=当時の「一等国」は、何れも立派な図書館を持っている。アジアの後進国の位置を脱する為には、負けないような図書館が必要であると言う理屈で、予算の獲得を目指すも、出て来るものは雀の涙。苦闘の歴史が続く。
「1952年10月31日に上野図書館にて開館八十周年記念の式典が催された。(中略)。「金森徳次郎国立国会図書館長は「過去八十年の歳月を顧みるとき、累積してその効果を考えると随分大きなものがある。主観的な意味において発達のあとは不満足だ。しかし客観的な意味においては日本の文化に巨歩を印したことを誰でも認めるであろう」と述べた」(本書254頁)。
まさにその通りであると思う。
2023年5月13日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
4月刊行の歴史もの中公新書4冊の中では一番地味な内容の本だろう。2番目に読み始めたのに、読了は最後になってしまった。
難解または退屈だったからではない。早く次の頁を読みたいと思わせるだけのインパクトには乏しいが、中途挫折しないできっと最後まで読めるという安心感がある。それで遅くなってしまった。
内容は、1872年に書籍館として誕生し、1877年に東京府書籍館となり、1880年に東京書籍館となり、1885年に湯島から上野に引っ越し、1897年に帝国図書館となり、1906年(明治39年)に「東洋一の図書館」を目指して、新築新館の開館となり、1930年(昭和5年)に増築され、戦火を生き延びたが、1947年に国立図書館となり、1949年に国立国会図書館に統合されてその歴史を終えた「帝国図書館」の、前身から終焉までの77年の歴史である。
視点は2つ。①日本近代史の流れの中の図書館史。文化史、メディア史。②近代日本の読書の社会史。読者史。
目次
序章 近代日本と図書館、第一章 多難なる船出、第二章 湯島から上野へ、第三章帝国図書館誕生、第四章「東洋一の図書館」の理想と現実、第五章 逆境のなかの図書館、第六章 帝国図書館の黄昏、終章 国立国会図書館へ。
私的感想
○74年前に歴史を終えた一つの図書館の歴史が、全280頁の一冊の新書本になるのはすごい。
○序章から第四章までの168頁が明治時代なので、約5分の3が明治の話である。
大正時代は25頁、昭和戦前戦中は41頁、戦後が29頁。「帝国図書館」の激動期、興隆期は明治時代で、大正期はあまり事件、イベントのない安定期のようである。
○帝国図書館(前身も含めて)が、国等の政治的事情、文化発展志向、教育改革、読者国民の増加等により、ジグザグしながらも発展していくのが興味深い。メディア史であるが、出版産業はほとんど出てこないのも面白い。
○本書は個性のたいへん異なる初代田中稲城、2代目松本喜一、3代目岡田温という3人の館長の列伝と読むこともできる。激動興隆の明治時代を管理者改革者として指揮奮闘した田中稲城もすごいが、図書館無経験者で、孤立状態で2代目館長に就任し、その年に大震災に襲われながらもどうにか乗り切り、図書館の民主化、国際化、社会化を進めていく松本喜一もすごい人である。
○読者代表的に、樋口一葉、山本五十六、和辻哲郎、宮本百合子、吉屋信子等の著名人がぽつぽつ登場するのも楽しい。
難解または退屈だったからではない。早く次の頁を読みたいと思わせるだけのインパクトには乏しいが、中途挫折しないできっと最後まで読めるという安心感がある。それで遅くなってしまった。
内容は、1872年に書籍館として誕生し、1877年に東京府書籍館となり、1880年に東京書籍館となり、1885年に湯島から上野に引っ越し、1897年に帝国図書館となり、1906年(明治39年)に「東洋一の図書館」を目指して、新築新館の開館となり、1930年(昭和5年)に増築され、戦火を生き延びたが、1947年に国立図書館となり、1949年に国立国会図書館に統合されてその歴史を終えた「帝国図書館」の、前身から終焉までの77年の歴史である。
視点は2つ。①日本近代史の流れの中の図書館史。文化史、メディア史。②近代日本の読書の社会史。読者史。
目次
序章 近代日本と図書館、第一章 多難なる船出、第二章 湯島から上野へ、第三章帝国図書館誕生、第四章「東洋一の図書館」の理想と現実、第五章 逆境のなかの図書館、第六章 帝国図書館の黄昏、終章 国立国会図書館へ。
私的感想
○74年前に歴史を終えた一つの図書館の歴史が、全280頁の一冊の新書本になるのはすごい。
○序章から第四章までの168頁が明治時代なので、約5分の3が明治の話である。
大正時代は25頁、昭和戦前戦中は41頁、戦後が29頁。「帝国図書館」の激動期、興隆期は明治時代で、大正期はあまり事件、イベントのない安定期のようである。
○帝国図書館(前身も含めて)が、国等の政治的事情、文化発展志向、教育改革、読者国民の増加等により、ジグザグしながらも発展していくのが興味深い。メディア史であるが、出版産業はほとんど出てこないのも面白い。
○本書は個性のたいへん異なる初代田中稲城、2代目松本喜一、3代目岡田温という3人の館長の列伝と読むこともできる。激動興隆の明治時代を管理者改革者として指揮奮闘した田中稲城もすごいが、図書館無経験者で、孤立状態で2代目館長に就任し、その年に大震災に襲われながらもどうにか乗り切り、図書館の民主化、国際化、社会化を進めていく松本喜一もすごい人である。
○読者代表的に、樋口一葉、山本五十六、和辻哲郎、宮本百合子、吉屋信子等の著名人がぽつぽつ登場するのも楽しい。
2023年5月13日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
実に丁寧かつ冷静あるいは謙虚にまとめられた労作。いままで雑駁なイメージでしかなかった帝国図書館の姿が具体像を帯びるようになった。
決して淡々とした記述ではなく、静かな躍動感がある筆致で読み進むに従い、ページを繰るのが惜しまれた。帝国図書館をモチーフにした小説を読んだ方にもおすすめしたい。
決して淡々とした記述ではなく、静かな躍動感がある筆致で読み進むに従い、ページを繰るのが惜しまれた。帝国図書館をモチーフにした小説を読んだ方にもおすすめしたい。
2024年1月13日に日本でレビュー済み
著者は、国立国会図書館から大学の教員へ転じた近代日本史の研究者。
司書時代に帝国図書館の歴史文書を整理する仕事をしたのが、本書のきっかけになったという。
明治初期から第二次大戦後まで、帝国図書館の歴史が精緻にたどられている。これまでまとまって読めるものはなかっただけに、たいへん貴重だ。なおかつ、通説の修正も随所で試みられており、信頼度が高い。
かなり複雑な道のりをたどって、戦後の国立国会図書館へつながっていくのだが、その経緯がきっちりと理解できた。
それにしても、こんなに何度も閉館・廃止の危機に陥っていたとは。国の機関でなくなったり、納本制度が上手く機能しなかったり、収納スペースが足りなくて本を廃棄していたり。帝国図書館の苦難の歴史を知ることができる。
司書時代に帝国図書館の歴史文書を整理する仕事をしたのが、本書のきっかけになったという。
明治初期から第二次大戦後まで、帝国図書館の歴史が精緻にたどられている。これまでまとまって読めるものはなかっただけに、たいへん貴重だ。なおかつ、通説の修正も随所で試みられており、信頼度が高い。
かなり複雑な道のりをたどって、戦後の国立国会図書館へつながっていくのだが、その経緯がきっちりと理解できた。
それにしても、こんなに何度も閉館・廃止の危機に陥っていたとは。国の機関でなくなったり、納本制度が上手く機能しなかったり、収納スペースが足りなくて本を廃棄していたり。帝国図書館の苦難の歴史を知ることができる。