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赦す人: 団鬼六伝 (新潮文庫 お 67-3) 文庫 – 2015/5/28
大崎 善生
(著)
昭和6年。文士と親しく交流する女優の母と相場師の父との間に鬼六は生れた。純文学を志すが挫折、酒場経営で夜逃げ、一転教師を経て、やがてSM作家として莫大な稼ぎを得る。だが、映画製作や雑誌の発行に乗り出し破産。周囲は怪しげな輩が取巻いていた……。栄光と転落を繰返す人生は、無限の優しさと赦しに貫かれ、晩年に罹患した病にさえも泰然としていた。波瀾万丈の一代記。
- 本の長さ570ページ
- 言語日本語
- 出版社新潮社
- 発売日2015/5/28
- 寸法10.7 x 1.6 x 15.2 cm
- ISBN-104101265739
- ISBN-13978-4101265735
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登録情報
- 出版社 : 新潮社; 文庫版 (2015/5/28)
- 発売日 : 2015/5/28
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 570ページ
- ISBN-10 : 4101265739
- ISBN-13 : 978-4101265735
- 寸法 : 10.7 x 1.6 x 15.2 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 370,449位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 6,271位新潮文庫
- - 59,060位ノンフィクション (本)
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2019年11月23日に日本でレビュー済み
大崎善生の小説とエッセイが好きだ。
その大崎の「聖の青春」からの流れで読み始めた。全編にわたって、半歩さがったところから対象をみつめるかんじがいい。
団鬼六(だんきろく)といえばSM小説作家。
SMとは、相手を縄で縛って蝋を垂らして鞭で打つやつ…。
私には、全く興味がない作家だった。
亡くなった時にはまだ子供だったこともあり、メディアを賑わせたという数々のエピソードも知らず、人間・団にも馴染みがない。(おにろくと読むのだと初めて知ったくらい)
結果、「旅路の果て」や「真剣士小池重明」を読んでみたいと思っているし、赦す人をNHKの朝ドラにしたら面白いと思っている。
職業が品行方正でないってところは致命的だけど、毎日15分で半年ダレないエピソード群、ユーモアがあって前向きな主人公というのは、けっこう合っていると思う。
その大崎の「聖の青春」からの流れで読み始めた。全編にわたって、半歩さがったところから対象をみつめるかんじがいい。
団鬼六(だんきろく)といえばSM小説作家。
SMとは、相手を縄で縛って蝋を垂らして鞭で打つやつ…。
私には、全く興味がない作家だった。
亡くなった時にはまだ子供だったこともあり、メディアを賑わせたという数々のエピソードも知らず、人間・団にも馴染みがない。(おにろくと読むのだと初めて知ったくらい)
結果、「旅路の果て」や「真剣士小池重明」を読んでみたいと思っているし、赦す人をNHKの朝ドラにしたら面白いと思っている。
職業が品行方正でないってところは致命的だけど、毎日15分で半年ダレないエピソード群、ユーモアがあって前向きな主人公というのは、けっこう合っていると思う。
2021年1月7日に日本でレビュー済み
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面白かったです
やはりスケールの大きい面白い生き方を覗き見ると、思考の幅が広がる感じがします
読むと前向きになれるし、元気になりますね
やはりスケールの大きい面白い生き方を覗き見ると、思考の幅が広がる感じがします
読むと前向きになれるし、元気になりますね
2020年4月20日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
自分のイメージとは違い、とても人間味のある人生だったのだと思いました。全てを許し、誰からも愛される人であり、それでいて孤高の作家のような不思議な存在を感じました。読んでよかったです。
2015年4月18日に日本でレビュー済み
表があって裏があるからこそ、人間は面白い。
『耐え難きを耐え、忍び難きを忍び』でなければ、只の人格破綻者であり、小説のモデルには相応しくなく、また、エロの神様に、見初められる訳がない。 破天荒な人生の贖罪として、大盤振る舞い(お金・愛・才能)。
人生修行というドラマの、監督、脚本、主演、全て、これ自分。
他のキャストは、生前自分が、分け御霊の成長の為に演出を依頼したこと。 よって、赦すこと、愛すること、分け与えることなく、上のステージには上がれない。
お金は、愛と感謝の結果。
『耐え難きを耐え、忍び難きを忍び』でなければ、只の人格破綻者であり、小説のモデルには相応しくなく、また、エロの神様に、見初められる訳がない。 破天荒な人生の贖罪として、大盤振る舞い(お金・愛・才能)。
人生修行というドラマの、監督、脚本、主演、全て、これ自分。
他のキャストは、生前自分が、分け御霊の成長の為に演出を依頼したこと。 よって、赦すこと、愛すること、分け与えることなく、上のステージには上がれない。
お金は、愛と感謝の結果。
2019年11月27日に日本でレビュー済み
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団鬼六の破天荒な人生と、著者が将棋雑誌編集長時代からの鬼六との関わりが良いバランスで語られ、痛快でちょっと泣ける傑作に仕上がっています。希代のSM作家だった団鬼六が実は純文学がスタートで、晩年再び純文学に回帰しつつあった所に引きつけられる所がありました。
2013年3月8日に日本でレビュー済み
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月刊誌に連載した作品をまとめた単行本ですが、修正作業などが十分でなく、重複が多い。また、団鬼六さんの著書、ことに「真剣師 小池重明」からの引用が多く、既読感が強い。よって、作品としての完成度は低い。新刊本として購入するほどの価値は???
2020年1月16日に日本でレビュー済み
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大崎さんの本は、今まで「将棋の子」しか読んでなかったのですが、やっぱり良い作家だったんだなって!改めて、感じて、何冊もこれから読むと思います!⭐