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戦禍に生きた演劇人たち 演出家・八田元夫と「桜隊」の悲劇 単行本 – 2017/7/7
堀川 惠子
(著)
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いま最も注目されるノンフィクション作家・堀川惠子の最新作。本作でも博物館の倉庫に眠っていた遺品の発掘により、戦前戦中戦後の演劇史を書き換える。広島で被爆した劇団員たち。難を逃れた演出家は、投下四日後に現地へ赴き、仲間たちの安否に奔走する。その目に映った惨状を膨大なメモに残していた。名優・丸山定夫、女優・園井惠子、劇作家・三好十郎、演出家・八田元夫―築地小劇場からはじまった新劇と昭和の演劇史。
いま最も注目されるノンフィクション作家・堀川惠子の最新作。本作でも博物館の倉庫に眠っていた遺品の発掘により、戦前戦中戦後の演劇史を書き換える。
8月6日、内務省から派遣されていた移動劇団「桜隊」の9人が被爆し、5人は爆心地そばの宿舎で即死、4人は広島では一命をとりとめたが、2週間後には全員避難先で死亡した。昭和演劇史でも有名な桜隊の受難である。
劇団の座長の丸山定夫は、戦前に一世を風靡した名優であった。築地小劇場で腕を磨き、映画、ラジオと引っ張りだこだったが、舞台の魅力が捨てがたく、戦時中にもかかわらず新劇団を立ち上げ、統制された中でも活動を続けた。内務省に命じられた疎開先に広島を選んだことが運命の分かれ道となった。
映画より先の昭和17年、文学座で客演した『富島松五郎伝』(映画では、「無法松の一生」)で、杉村春子を相手に演劇史上に残る名演を残した。
丸山には、弾圧の嵐が吹く演劇界で二人の盟友がいた。劇作家の三好十郎、演出家の八田元夫である。治安維持法により一年も勾留された八田。検閲を乗り越え、当局が許すギリギリの線で脚本を書き続けるく三好。三人は命を賭けて日本の演劇を守ろうとした。
今回、早稲田演劇博物館に所蔵されていた未整理の八田の遺品は、メモ魔といわれた演出家が、仕事、生活そして8月6日の被爆を聞き、仲間の救出のため広島で行った活動の詳細を残していた。その資料による8月10日からの2週間の被災地描写は、これまでの原爆を描いたどんな作品をも圧倒する。
いま最も注目されるノンフィクション作家・堀川惠子の最新作。本作でも博物館の倉庫に眠っていた遺品の発掘により、戦前戦中戦後の演劇史を書き換える。
8月6日、内務省から派遣されていた移動劇団「桜隊」の9人が被爆し、5人は爆心地そばの宿舎で即死、4人は広島では一命をとりとめたが、2週間後には全員避難先で死亡した。昭和演劇史でも有名な桜隊の受難である。
劇団の座長の丸山定夫は、戦前に一世を風靡した名優であった。築地小劇場で腕を磨き、映画、ラジオと引っ張りだこだったが、舞台の魅力が捨てがたく、戦時中にもかかわらず新劇団を立ち上げ、統制された中でも活動を続けた。内務省に命じられた疎開先に広島を選んだことが運命の分かれ道となった。
映画より先の昭和17年、文学座で客演した『富島松五郎伝』(映画では、「無法松の一生」)で、杉村春子を相手に演劇史上に残る名演を残した。
丸山には、弾圧の嵐が吹く演劇界で二人の盟友がいた。劇作家の三好十郎、演出家の八田元夫である。治安維持法により一年も勾留された八田。検閲を乗り越え、当局が許すギリギリの線で脚本を書き続けるく三好。三人は命を賭けて日本の演劇を守ろうとした。
今回、早稲田演劇博物館に所蔵されていた未整理の八田の遺品は、メモ魔といわれた演出家が、仕事、生活そして8月6日の被爆を聞き、仲間の救出のため広島で行った活動の詳細を残していた。その資料による8月10日からの2週間の被災地描写は、これまでの原爆を描いたどんな作品をも圧倒する。
- 本の長さ370ページ
- 言語日本語
- 出版社講談社
- 発売日2017/7/7
- 寸法14.1 x 2.5 x 19.5 cm
- ISBN-104062207028
- ISBN-13978-4062207027
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商品の説明
著者について
堀川 惠子
1969年広島生まれ。ジャーナリスト。
広島テレビ放送で報道記者、ディレクター。2004年退社後、フリーとして番組制作に取り組むとともに、ノンフィクション作品を発表している。
『死刑の基準 「永山裁判」が遺したもの』で第32回講談社ノンフィクション賞、『裁かれた命 死刑囚から届いた手紙』で第10回新潮ドキュメント賞、『永山則夫 封印された鑑定記録』で第4回いける本大賞(いずれも講談社文庫)、『教誨師』(講談社)で第1回城山三郎賞、『原爆供養塔 忘れられた遺骨の70年』(文藝春秋)で、第15回石橋湛山記念早稲田ジャーナリズム大賞草の根民主主義部門の大賞、第47回大宅壮一ノンフィクション賞、日本記者クラブ賞・特別賞の各賞を受賞した。
1969年広島生まれ。ジャーナリスト。
広島テレビ放送で報道記者、ディレクター。2004年退社後、フリーとして番組制作に取り組むとともに、ノンフィクション作品を発表している。
『死刑の基準 「永山裁判」が遺したもの』で第32回講談社ノンフィクション賞、『裁かれた命 死刑囚から届いた手紙』で第10回新潮ドキュメント賞、『永山則夫 封印された鑑定記録』で第4回いける本大賞(いずれも講談社文庫)、『教誨師』(講談社)で第1回城山三郎賞、『原爆供養塔 忘れられた遺骨の70年』(文藝春秋)で、第15回石橋湛山記念早稲田ジャーナリズム大賞草の根民主主義部門の大賞、第47回大宅壮一ノンフィクション賞、日本記者クラブ賞・特別賞の各賞を受賞した。
登録情報
- 出版社 : 講談社 (2017/7/7)
- 発売日 : 2017/7/7
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 370ページ
- ISBN-10 : 4062207028
- ISBN-13 : 978-4062207027
- 寸法 : 14.1 x 2.5 x 19.5 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 563,933位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 93,605位ノンフィクション (本)
- - 147,189位文学・評論 (本)
- カスタマーレビュー:
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2022年9月28日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
演出家・八田元夫と名優・丸山完夫の交わりを織り込みながら、戦前の新劇の実態と治安維持法の取り締まりの厳しさなど、演劇界の実態を描いている。
八田元夫の人生を変える舞台、岩下俊作著「富島松五郎伝」(後に「無法松の一生」に改題)で出会った俳優と、一組の夫婦の物語が併記される。治安維持法で様々な弾圧を受けながら、何とか舞台を続けていた劇団が、終戦直前移動劇団として、地方に疎開する。広島に疎開した「桜隊」が、その地に投下された原爆により全員が犠牲となる悲劇も詳細に語られる。広島出身の著者だけにその描写が細かい。
資料と証言に基づいた、細かな取材を得意とする堀川惠子の真骨頂である。
八田元夫の人生を変える舞台、岩下俊作著「富島松五郎伝」(後に「無法松の一生」に改題)で出会った俳優と、一組の夫婦の物語が併記される。治安維持法で様々な弾圧を受けながら、何とか舞台を続けていた劇団が、終戦直前移動劇団として、地方に疎開する。広島に疎開した「桜隊」が、その地に投下された原爆により全員が犠牲となる悲劇も詳細に語られる。広島出身の著者だけにその描写が細かい。
資料と証言に基づいた、細かな取材を得意とする堀川惠子の真骨頂である。
2022年5月16日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
戦時中は国民のほとんどが生きていくのに苦労していたが、リベラルの人たちは特に苦労したのでしょうね。
2018年2月5日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
演出家とは何をする人なのだろうか。脚本には演劇の柱であるセリフや大まかな舞台設定ぐらいしか書いていない。舞台で上演するには、これを、台詞の読み方、表情、全身のふるまい、複数の役者の動きなどで、肉をつけ、皮を貼らなくてはならない。演出についてはまったく無知なわたしが勝手に想像するとこんなことになる。
この本には、タイトル通り、「戦禍に生きた」ある演出家とある劇団員たちの苦難が描かれている。
1929年4月。共産党関係者の一斉検挙。五千人にのぼる逮捕者。
1930年代に入ると、中野重治、沢村貞子ら、演劇人も検挙されていく。
「ほんの八年前、『無辜の民は標的にしない』と国会で堂々と答弁した小川平吉の治安維持法は、あらゆる場面で牙を剥いた」(p.90)。共謀罪が成立した現在、これが繰り返されない保証はない。
逮捕されるだけではない。軍神に祭り上げられた新劇俳優もいる。戦争で殺されて、はじめて、名優とされた。
八田元夫も一年間、巣鴨の拘置所に放り込まれていた。
釈放後も活動を制限されていたが、名優・丸山定夫、園井恵子、そして、若手の森下彰子、高山象三らを擁した苦楽座(のちに「桜隊」)の影の演出家となり、広島入り。
1945年8月、一時的に東京に戻る。8月10日、広島に戻る。森下ら劇団員五人は8月6日に炎にのまれ死亡。生き残った丸山を遠方の避難所でなんとか探し当て、できるだけ寄り添い、看病を続けるが、17日に野辺送り。その足で神戸に行き、親戚宅でベッドに伏せていた園井と高山と再会し、寝ずの看病をするが、ふたりも黒い血を流し、20日、21日と相次いで死亡。
「仲間たちの最期を看取り、その骨を拾うことが、桜隊の演出家としての最後の仕事であったとすれば、その運命は過酷過ぎた」(p.314)。
けれども、八田の仕事は続く。演劇研究所を立ち上げ、活動を続けながら、基地反対運動などのデモには、やがて癌を患うことになる体をひきずり参加し、声を張り上げた。
「平和と言われる時代にあっても、無関心にその時代の行列に並ぶのではなく、自分が正しいと思うことに向かって、意志を示し続けなくてはならない。それは演劇であってもいいし、デモでもいい。とにかく傍観者にならないことが自分たちに課せられた義務なのだと、晩年の八田は若い俳優に繰り返した」(p.347)。
1976年、死亡。心不全とされたが、臓器には癌があったと言う。8月10日に広島に戻り、劇団員の消息や遺骨を求めて歩き回ったのだった。
ときどき先輩が観においでと誘ってくれる劇団がある。そこの演出家のふじたあさやさんは、八田の戦後の劇はほとんど観ているという。かおりを受け継いでいることだろう。
この本には、タイトル通り、「戦禍に生きた」ある演出家とある劇団員たちの苦難が描かれている。
1929年4月。共産党関係者の一斉検挙。五千人にのぼる逮捕者。
1930年代に入ると、中野重治、沢村貞子ら、演劇人も検挙されていく。
「ほんの八年前、『無辜の民は標的にしない』と国会で堂々と答弁した小川平吉の治安維持法は、あらゆる場面で牙を剥いた」(p.90)。共謀罪が成立した現在、これが繰り返されない保証はない。
逮捕されるだけではない。軍神に祭り上げられた新劇俳優もいる。戦争で殺されて、はじめて、名優とされた。
八田元夫も一年間、巣鴨の拘置所に放り込まれていた。
釈放後も活動を制限されていたが、名優・丸山定夫、園井恵子、そして、若手の森下彰子、高山象三らを擁した苦楽座(のちに「桜隊」)の影の演出家となり、広島入り。
1945年8月、一時的に東京に戻る。8月10日、広島に戻る。森下ら劇団員五人は8月6日に炎にのまれ死亡。生き残った丸山を遠方の避難所でなんとか探し当て、できるだけ寄り添い、看病を続けるが、17日に野辺送り。その足で神戸に行き、親戚宅でベッドに伏せていた園井と高山と再会し、寝ずの看病をするが、ふたりも黒い血を流し、20日、21日と相次いで死亡。
「仲間たちの最期を看取り、その骨を拾うことが、桜隊の演出家としての最後の仕事であったとすれば、その運命は過酷過ぎた」(p.314)。
けれども、八田の仕事は続く。演劇研究所を立ち上げ、活動を続けながら、基地反対運動などのデモには、やがて癌を患うことになる体をひきずり参加し、声を張り上げた。
「平和と言われる時代にあっても、無関心にその時代の行列に並ぶのではなく、自分が正しいと思うことに向かって、意志を示し続けなくてはならない。それは演劇であってもいいし、デモでもいい。とにかく傍観者にならないことが自分たちに課せられた義務なのだと、晩年の八田は若い俳優に繰り返した」(p.347)。
1976年、死亡。心不全とされたが、臓器には癌があったと言う。8月10日に広島に戻り、劇団員の消息や遺骨を求めて歩き回ったのだった。
ときどき先輩が観においでと誘ってくれる劇団がある。そこの演出家のふじたあさやさんは、八田の戦後の劇はほとんど観ているという。かおりを受け継いでいることだろう。
2020年1月6日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
大著ゆえ気後れしてなかなか手に取れなかったので単行本化はありがたく、一気読みしました。
資料に対する熱意、関わった方々への敬愛に溢れ、舞台を作る側、受け取る側ともに、人生に演劇を与えらえたことの喜びと幸せを改めて噛みしめることができると思います。
資料に対する熱意、関わった方々への敬愛に溢れ、舞台を作る側、受け取る側ともに、人生に演劇を与えらえたことの喜びと幸せを改めて噛みしめることができると思います。
2019年11月29日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
国策による移動演劇隊として広島に送られ、爆心地から700mという距離で被爆した桜隊。堀川さんは、桜隊の演出家だった八田元男の膨大な遺品や関係者への聞き取りを元に、関東大震災後花開いた演劇界が日本の軍国化と共にいかに壊滅状態にされ、微かな希望を移動演劇隊への参加に求めるしかなくなったか、そして戦後己の戦争責任を考えざるを得なかったかを丁寧に描き出していく。一人一人の苦難の人生を追う根気のいる作業といい、まとめ上げる文章力といい見事としか言いようがない。やはり堀川さんはノンフィクションライターとして群を抜いている。
2023年4月7日に日本でレビュー済み
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4月7日春の雨に濡れた封筒で届きました。
中身の本も水を含み、シワがよってました。残念。
面倒なので返品交換はしませんが、やはり、本はAmazonさんでは買わない方がよいことをあらためて痛感させられました。
中身の本も水を含み、シワがよってました。残念。
面倒なので返品交換はしませんが、やはり、本はAmazonさんでは買わない方がよいことをあらためて痛感させられました。
2017年10月28日に日本でレビュー済み
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本書を読了、我慢できずに「青春18きっぷ」を使い広島を訪問してきました。迫真の被爆直後の描写は忘れられません。一読をおすすめします。