筆者は英国在住で、日本と英国での職業生活について書いている。本書はフィクションで小説との位置付けである。但し、かなりリアルで、私は登場人物の名前は変えたのだろうが、実話に近いと想像している。
表現が知的かつ想像的である。例えば美人のことを、「ボッチチェリが日本人のヴィーナスを描いたら」と表現している。
いくつかの教訓も含んでいる。例えば「失礼は金になる」。言われてみればその通りだと思う。客には「よく売れている」というと効果的と述べている(これは行動経済学の本にも書かれている)。
日本のクリーニング工場での仕事の説明が具体的で、興味深く読んだ。夜間作業員は時給が高く、誰とも話さなくてよかったとのことである。また、クラシック音楽や聖書の朗読が流れていたそうである。私も少しやってみたいと思った。
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私労働小説 ザ・シット・ジョブ 単行本 – 2023/10/26
ブレイディ みかこ
(著)
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購入オプションとあわせ買い
「自分を愛するってことは、絶えざる闘いなんだよ」。魂の階級闘争の軌跡!
「あたしのシットはあたしが決める」
ベビーシッター、工場の夜間作業員にホステス、社食のまかない、HIV病棟のボランティア等。「底辺託児所」の保育士となるまでに経た数々の「他者のケアをする仕事」を軸に描く、著者初の自伝的小説にして労働文学の新境地。
「自分を愛するってことは、絶えざる闘いなんだよ」
シット・ジョブ(くそみたいに報われない仕事)。店員、作業員、配達員にケアワーカーなどの「当事者」が自分たちの仕事を自虐的に指す言葉だ。
他者のケアを担う者ほど低く扱われる現代社会。自分自身が人間として低い者になっていく感覚があると、人は自分を愛せなくなってしまう。人はパンだけで生きるものではない。だが、薔薇よりもパンなのだ。
数多のシット・ジョブを経験してきた著者が、ソウルを時に燃やし、時に傷つけ、時に再生させた「私労働」の日々、魂の階級闘争を稀代の筆力で綴った連作短編集。
■声を出さずに泣く階級の子どもがいる。
■水商売では年齢と美醜で判断されて、失礼な言葉や態度を許容することでお金を貰う。失礼を売り、失礼を買う。失礼は金になるのだ。
■何かを感じたり、ムカついたりする主体性のある存在として認識しない者は、相手の賃金だけでなく、人間としての主体性さえ搾取している。
■革命とは転覆ではなく、これまでとは逆方向に回転させることなのかもしれない。
【目次】
第一話 一九八五年の夏、あたしたちはハタチだった
第二話 ぼったくられブルース
第三話 売って、洗って、回す
第四話 スタッフ・ルーム
第五話 ソウルによくない仕事
第六話 パンとケアと薔薇
あとがき
※本書は「小説 野性時代」2021年4月号、22年1月・5月・9月号、23年1月・5月号に掲載された作品を書籍化したものです
「あたしのシットはあたしが決める」
ベビーシッター、工場の夜間作業員にホステス、社食のまかない、HIV病棟のボランティア等。「底辺託児所」の保育士となるまでに経た数々の「他者のケアをする仕事」を軸に描く、著者初の自伝的小説にして労働文学の新境地。
「自分を愛するってことは、絶えざる闘いなんだよ」
シット・ジョブ(くそみたいに報われない仕事)。店員、作業員、配達員にケアワーカーなどの「当事者」が自分たちの仕事を自虐的に指す言葉だ。
他者のケアを担う者ほど低く扱われる現代社会。自分自身が人間として低い者になっていく感覚があると、人は自分を愛せなくなってしまう。人はパンだけで生きるものではない。だが、薔薇よりもパンなのだ。
数多のシット・ジョブを経験してきた著者が、ソウルを時に燃やし、時に傷つけ、時に再生させた「私労働」の日々、魂の階級闘争を稀代の筆力で綴った連作短編集。
■声を出さずに泣く階級の子どもがいる。
■水商売では年齢と美醜で判断されて、失礼な言葉や態度を許容することでお金を貰う。失礼を売り、失礼を買う。失礼は金になるのだ。
■何かを感じたり、ムカついたりする主体性のある存在として認識しない者は、相手の賃金だけでなく、人間としての主体性さえ搾取している。
■革命とは転覆ではなく、これまでとは逆方向に回転させることなのかもしれない。
【目次】
第一話 一九八五年の夏、あたしたちはハタチだった
第二話 ぼったくられブルース
第三話 売って、洗って、回す
第四話 スタッフ・ルーム
第五話 ソウルによくない仕事
第六話 パンとケアと薔薇
あとがき
※本書は「小説 野性時代」2021年4月号、22年1月・5月・9月号、23年1月・5月号に掲載された作品を書籍化したものです
- 本の長さ256ページ
- 言語日本語
- 出版社KADOKAWA
- 発売日2023/10/26
- 寸法13 x 1.8 x 18.8 cm
- ISBN-104041117151
- ISBN-13978-4041117156
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対象商品: 私労働小説 ザ・シット・ジョブ
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出版社より
商品の説明
著者について
●ブレイディ みかこ:ライター・コラムニスト。1965年福岡市生まれ。96年から英国ブライトン在住。日系企業勤務後、保育士資格を取得、「最底辺保育所」で働きながらライターに。2017年、『子どもたちの階級闘争』で第16回新潮ドキュメント賞受賞。18年、第2回大宅壮一メモリアル日本ノンフィクション大賞候補。19年、『ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー』で第73回毎日出版文化賞特別賞受賞、第2回Yahoo! ニュース|本屋大賞ノンフィクション本大賞受賞、第7回ブクログ大賞(エッセイ・ノンフィクション部門)受賞。著書多数。
登録情報
- 出版社 : KADOKAWA (2023/10/26)
- 発売日 : 2023/10/26
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 256ページ
- ISBN-10 : 4041117151
- ISBN-13 : 978-4041117156
- 寸法 : 13 x 1.8 x 18.8 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 134,715位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 12,992位文芸作品
- - 29,825位ノンフィクション (本)
- カスタマーレビュー:
著者について
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イメージ付きのレビュー
4 星
積極的に勧めたい本ではない
自身の読書体験として読んでおくといい本。けれど、お勧めしたり話題に出すのに躊躇する系統の本。つまりは、教養としての事実を吸収する分にはいいけれど色味が露呈する危険性がるということ。なぜかと言えば、ニュートラルな立場で書かれていないからで、ヘイトに対するヘイトがある。そもそもの話として、理想と現実の区別がないまま社会生活をする愚かさに思い至らなければ大人ではない。前提を明確に、事実を事実として享受することのできる分別と読解力のある方向けの本。
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2023年11月14日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
ブレイディみかこさんの短編集。
自伝ではないそうですが、自伝的内容だそうで、ホステス、住み込み保育士、クリーニングの仕事、厨房の仕事、ケア労働等体験のある仕事に関する内容になっております。
仕事がきついのに、対価が安いとシット・ジョブやブルシット・ジョブと呼ばれる様ですが、私も今派遣っぽい仕事で、給料は最低ラインの時給だったりで、作中に出てくるキャラクターにエンパシーやシンパシーを感じてしまします。蟹工船程ではないですが。
経済の学者の人によると、今現在人間のしている仕事は、いずれは殆どAIがやって、人間は給付金をもらって生活する、という予測をしている方もいらっしゃいますが、イマイチ想像しにくがったのですが、
コロナの緊急事態宣言で経済活動がストップ、政府が国民に給付金を払って生活するという体験をしたので、将来はそういう風になるのかなぁとか思いました。
個人的にはブルシット・ジョブでも仕事は仕事、として割り切ってやっておりますが、いずれはもうちょっと待遇のいい仕事や対価になる様に期待しております。
自伝ではないけど、自伝的な内容の作品で、J・G・バラード「太陽の帝国」やジョン・ル・カレ「パーフェクト・スパイ」という作品がありますが、そういう感じの短編集でした。
令和時代のプロレタリアート小説。ぜひご一読を。
自伝ではないそうですが、自伝的内容だそうで、ホステス、住み込み保育士、クリーニングの仕事、厨房の仕事、ケア労働等体験のある仕事に関する内容になっております。
仕事がきついのに、対価が安いとシット・ジョブやブルシット・ジョブと呼ばれる様ですが、私も今派遣っぽい仕事で、給料は最低ラインの時給だったりで、作中に出てくるキャラクターにエンパシーやシンパシーを感じてしまします。蟹工船程ではないですが。
経済の学者の人によると、今現在人間のしている仕事は、いずれは殆どAIがやって、人間は給付金をもらって生活する、という予測をしている方もいらっしゃいますが、イマイチ想像しにくがったのですが、
コロナの緊急事態宣言で経済活動がストップ、政府が国民に給付金を払って生活するという体験をしたので、将来はそういう風になるのかなぁとか思いました。
個人的にはブルシット・ジョブでも仕事は仕事、として割り切ってやっておりますが、いずれはもうちょっと待遇のいい仕事や対価になる様に期待しております。
自伝ではないけど、自伝的な内容の作品で、J・G・バラード「太陽の帝国」やジョン・ル・カレ「パーフェクト・スパイ」という作品がありますが、そういう感じの短編集でした。
令和時代のプロレタリアート小説。ぜひご一読を。
2024年2月4日に日本でレビュー済み
低賃金で重労働を強いられるシット・ジョブ、ブルシット・ジョブといわれる内容の仕事を集めた短編集です。蟹工船をもっと現代風にアレンジしたような内容となっています。
現代ではある程度自由意思で自身の職を選択し納得して従業できる時代だと思っていましたが、必ずしも全員がそうではないのだと知ることができました。
あくまでもフィクションとのことですが、作者の実体験に基づいた内容のようで非常にリアリティにあふれたものとなっており驚きとともに気づき、学びがありました。
個人的には決して共感できる内容ではない「対岸の火事」感覚でしたが、日々の暮らしの中では決して知ることのない心情を垣間見ることができ、大変興味深く読み進めることができました。
現代ではある程度自由意思で自身の職を選択し納得して従業できる時代だと思っていましたが、必ずしも全員がそうではないのだと知ることができました。
あくまでもフィクションとのことですが、作者の実体験に基づいた内容のようで非常にリアリティにあふれたものとなっており驚きとともに気づき、学びがありました。
個人的には決して共感できる内容ではない「対岸の火事」感覚でしたが、日々の暮らしの中では決して知ることのない心情を垣間見ることができ、大変興味深く読み進めることができました。
2023年12月16日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
友人がロンドンへ留学していた時にそこへ遊びに行き、労働者階級という言葉を頻回に耳にしたのて、気になっていた。仕事、労働、活動の概念が明確になった。
どの場面も鋭い視点からの考察で、力を持つ者の狡猾さが露骨に表されている。
どの場面も鋭い視点からの考察で、力を持つ者の狡猾さが露骨に表されている。
2023年12月23日に日本でレビュー済み
ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルーを読んで
著者の作品に関心がありました。
この私労働小説は短編集で、読みやすく、こんな仕事があるんだと
言う驚きもありますが、日本だとほとんどが、中流層とか言われていて
けど、イギリスでよく使われる労働者階級と言う分け方と
どんな人が属しているのか、とっても参考になりました。
また含蓄のある言葉が読み終わった後に、色々と心に
蘇ってきます。
著者の作品に関心がありました。
この私労働小説は短編集で、読みやすく、こんな仕事があるんだと
言う驚きもありますが、日本だとほとんどが、中流層とか言われていて
けど、イギリスでよく使われる労働者階級と言う分け方と
どんな人が属しているのか、とっても参考になりました。
また含蓄のある言葉が読み終わった後に、色々と心に
蘇ってきます。
2024年3月2日に日本でレビュー済み
自身の読書体験として読んでおくといい本。
けれど、お勧めしたり話題に出すのに躊躇する系統の本。
つまりは、教養としての事実を吸収する分にはいいけれど色味が露呈する危険性がるということ。
なぜかと言えば、ニュートラルな立場で書かれていないからで、ヘイトに対するヘイトがある。
そもそもの話として、理想と現実の区別がないまま社会生活をする愚かさに思い至らなければ大人ではない。
前提を明確に、事実を事実として享受することのできる分別と読解力のある方向けの本。
けれど、お勧めしたり話題に出すのに躊躇する系統の本。
つまりは、教養としての事実を吸収する分にはいいけれど色味が露呈する危険性がるということ。
なぜかと言えば、ニュートラルな立場で書かれていないからで、ヘイトに対するヘイトがある。
そもそもの話として、理想と現実の区別がないまま社会生活をする愚かさに思い至らなければ大人ではない。
前提を明確に、事実を事実として享受することのできる分別と読解力のある方向けの本。
自身の読書体験として読んでおくといい本。
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なぜかと言えば、ニュートラルな立場で書かれていないからで、ヘイトに対するヘイトがある。
そもそもの話として、理想と現実の区別がないまま社会生活をする愚かさに思い至らなければ大人ではない。
前提を明確に、事実を事実として享受することのできる分別と読解力のある方向けの本。
けれど、お勧めしたり話題に出すのに躊躇する系統の本。
つまりは、教養としての事実を吸収する分にはいいけれど色味が露呈する危険性がるということ。
なぜかと言えば、ニュートラルな立場で書かれていないからで、ヘイトに対するヘイトがある。
そもそもの話として、理想と現実の区別がないまま社会生活をする愚かさに思い至らなければ大人ではない。
前提を明確に、事実を事実として享受することのできる分別と読解力のある方向けの本。
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