経営者はもちろん、学生から定年退職している大人の方まで、誰もが読むべき本だと思います。論理的なことが正義になりつつある今日に、破壊的なイノベーションを起こすためには、論理を超えた直感が重要なんだという著者の確信を、さまざまな人たちの言葉や研究を引用して証明してくれています。
ぜひ、騙されたと思って一度手に取ってみてください。
無料のKindleアプリをダウンロードして、スマートフォン、タブレット、またはコンピューターで今すぐKindle本を読むことができます。Kindleデバイスは必要ありません。
ウェブ版Kindleなら、お使いのブラウザですぐにお読みいただけます。
携帯電話のカメラを使用する - 以下のコードをスキャンし、Kindleアプリをダウンロードしてください。
正しい判断は、最初の3秒で決まる 投資プロフェッショナルが実践する直感力を磨く習慣 単行本 – 2013/4/19
慎 泰俊
(著)
イチかバチかの決断を迫られるビジネスマンが、
「直感」をフル活用して社会で結果を残していくにはどうしたらいいのか。
投資家・NPO代表として活躍する著者が、企業の様々な事例をもとに、
最適なフレームワークを提案していく。
「直感」をフル活用して社会で結果を残していくにはどうしたらいいのか。
投資家・NPO代表として活躍する著者が、企業の様々な事例をもとに、
最適なフレームワークを提案していく。
- 本の長さ238ページ
- 言語日本語
- 出版社朝日新聞出版
- 発売日2013/4/19
- ISBN-104022510781
- ISBN-13978-4022510785
この商品をチェックした人はこんな商品もチェックしています
ページ 1 以下のうち 1 最初から観るページ 1 以下のうち 1
登録情報
- 出版社 : 朝日新聞出版 (2013/4/19)
- 発売日 : 2013/4/19
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 238ページ
- ISBN-10 : 4022510781
- ISBN-13 : 978-4022510785
- Amazon 売れ筋ランキング: - 464,300位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 1,566位オペレーションズ (本)
- - 11,288位ビジネス実用本
- - 30,087位投資・金融・会社経営 (本)
- カスタマーレビュー:
著者について
著者をフォローして、新作のアップデートや改善されたおすすめを入手してください。
著者の本をもっと発見したり、よく似た著者を見つけたり、著者のブログを読んだりしましょう
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
2023年6月12日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
2022年1月19日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
自分が投資において、直観的に感じた指値があって、それを変えてしまうと失敗することや、直観で買おうと思っていた銘柄を変えて大損した経験を分析したくて購入したのだが、何となく、その理由が分かった気がする。結局、自分なりに蓄積した「モノ」が自分に語り掛けるし、経験者の言葉に惑わされていることもあるんだろうということを理解すれば、詰まる所、自分の中に蓄積するべきものを増やしていくのが重要なのだろう。さすれば、筆者が指摘するように「古典」が大事なんだと。人間は変わるけど変わらない。そういう意味でも古典に立ち返ってみようと思わせてくれた。幸い、Amazonでは電子書籍でも古典が手に入るのだから。
2017年5月20日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
日々ビジネスに向き合っていると、論理や言語の限界を感じることが多くあります。
感覚的に正しいのですがまだロジックに落ちていない状態を他人に説明したり、共通認識をとるのに難しさを感じていたところ、知人からオススメされて読みました。
本書はもっと評価されるべき、というのが読後の感想です。
「ロジックの限界」や「経験からくる直感や信念」についてこれほど深く理解できる本は読んだことがありません。
ちょくちょく著者の承認欲求の強さを感じるところも多く、中盤はちょっと読むが辛かったのですが、
序盤の論旨の展開と後半の組織の話のすばらしさを思うとそこは対して問題ではなく、
過小評価の要因は他のレビューにもある通り、圧倒的にタイトルが悪いことだと思います。笑
日々の仕事において論理的は納得がいくが、自分の直感や信念との乖離を感じている方、
経営など複雑な問題解決を求められる方には必読の一冊です。
以下、参考になった点の抜粋です
>直感と信念は経験によって形成される。よって仮説検証はそのフィールドの専門家にぶつけた方が速い。
人間の進歩は経験と言語化の絶え間ない繰り返し・相互作用によって達成される
>経験の有用性は質、量、領域の掛け算で決まる
だから既に存在する市場において何かをするときはエキスパートの話は参考になるが、新しい市場をつくるときはあまり参考にならない
>イノベーションは既存のものの組み合わせだが、どう組み合わせを見つけるのかは語られていない。
1つ1つの組み合わせをすべて試すのは現実的でない中で、答えを示してくれるのが直感や信念。
>直感と信念は両方とも仮説思考であるが、直感は〜であるという表現になり、信念は〜するという表現で表される
両者が同じであれば知行合一として、良く生きるということに繋がる
>個人の信念に基づく身体知や暗黙知の集合体が組織理念となる。これが浸透していればスタバのように競争優位の源泉になる。
一方組織理念の浸透は難しく、一番効くのは人事制度だがそれだけでばダメ。宗教や演劇のように組織内のすべての仕組みを理念に沿ってつくる必要がある。
感覚的に正しいのですがまだロジックに落ちていない状態を他人に説明したり、共通認識をとるのに難しさを感じていたところ、知人からオススメされて読みました。
本書はもっと評価されるべき、というのが読後の感想です。
「ロジックの限界」や「経験からくる直感や信念」についてこれほど深く理解できる本は読んだことがありません。
ちょくちょく著者の承認欲求の強さを感じるところも多く、中盤はちょっと読むが辛かったのですが、
序盤の論旨の展開と後半の組織の話のすばらしさを思うとそこは対して問題ではなく、
過小評価の要因は他のレビューにもある通り、圧倒的にタイトルが悪いことだと思います。笑
日々の仕事において論理的は納得がいくが、自分の直感や信念との乖離を感じている方、
経営など複雑な問題解決を求められる方には必読の一冊です。
以下、参考になった点の抜粋です
>直感と信念は経験によって形成される。よって仮説検証はそのフィールドの専門家にぶつけた方が速い。
人間の進歩は経験と言語化の絶え間ない繰り返し・相互作用によって達成される
>経験の有用性は質、量、領域の掛け算で決まる
だから既に存在する市場において何かをするときはエキスパートの話は参考になるが、新しい市場をつくるときはあまり参考にならない
>イノベーションは既存のものの組み合わせだが、どう組み合わせを見つけるのかは語られていない。
1つ1つの組み合わせをすべて試すのは現実的でない中で、答えを示してくれるのが直感や信念。
>直感と信念は両方とも仮説思考であるが、直感は〜であるという表現になり、信念は〜するという表現で表される
両者が同じであれば知行合一として、良く生きるということに繋がる
>個人の信念に基づく身体知や暗黙知の集合体が組織理念となる。これが浸透していればスタバのように競争優位の源泉になる。
一方組織理念の浸透は難しく、一番効くのは人事制度だがそれだけでばダメ。宗教や演劇のように組織内のすべての仕組みを理念に沿ってつくる必要がある。
2013年11月2日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
豊富な経験と読書の軌跡が本書から味わえます。
その人を知るには、その人の本棚を見たらよいということが言われますが、著者の本棚の一部を見ているという感じでしょうか。
著者の言うように古典を読むことの価値はあると思います。
やみくもに読むと言うよりは、運命にいざなわれるが如く、人や出来事との出会いの中で本を開くということがより深く読書と出会うことができるのでしょう。本がまた本を導くこともあるかもしれません。
立花隆の「ぼくはこんな本を読んできた」も、本棚から人を知る本として面白いです。
本書は著者の現在を書き残し、将来へ踏み出す決意表明の本だと読みました。
題名は内容ではなく、手に取ってもらうための方便だと思います。
というわけで、星3つです。
その人を知るには、その人の本棚を見たらよいということが言われますが、著者の本棚の一部を見ているという感じでしょうか。
著者の言うように古典を読むことの価値はあると思います。
やみくもに読むと言うよりは、運命にいざなわれるが如く、人や出来事との出会いの中で本を開くということがより深く読書と出会うことができるのでしょう。本がまた本を導くこともあるかもしれません。
立花隆の「ぼくはこんな本を読んできた」も、本棚から人を知る本として面白いです。
本書は著者の現在を書き残し、将来へ踏み出す決意表明の本だと読みました。
題名は内容ではなく、手に取ってもらうための方便だと思います。
というわけで、星3つです。
2013年7月20日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
何か感覚の話かと誤解してしまうタイトルだが、この本の考察は極めて深淵で、本質をついている。
実は企業価値がプラスなのは、何か客観的に解明されない価値が存在するからに他ならない。仮にその企業の価値の源泉がすべて客観的に解明されれば、他社に模倣され、もはや企業価値はなくなってしまう。そのため、厳密に解明されるような客観的な企業診断はそもそも企業価値を反映しておらず、無価値なのである。では、どうやってその価値を見いだすか?本書は経験と深淵な思想に基づく直感に基づく評価が、当該企業価値や当該企業の将来を実は最も反映することを示している。実に実践的だが、真実をついている。如何に企業価値を客観的に評価するかを目指すものの、それが逆説的に永久にかなわない学者の立場としては、実践的にもその価値を探る方法を解説している本書は、実に羨ましい著書とも言える。
実は企業価値がプラスなのは、何か客観的に解明されない価値が存在するからに他ならない。仮にその企業の価値の源泉がすべて客観的に解明されれば、他社に模倣され、もはや企業価値はなくなってしまう。そのため、厳密に解明されるような客観的な企業診断はそもそも企業価値を反映しておらず、無価値なのである。では、どうやってその価値を見いだすか?本書は経験と深淵な思想に基づく直感に基づく評価が、当該企業価値や当該企業の将来を実は最も反映することを示している。実に実践的だが、真実をついている。如何に企業価値を客観的に評価するかを目指すものの、それが逆説的に永久にかなわない学者の立場としては、実践的にもその価値を探る方法を解説している本書は、実に羨ましい著書とも言える。
2013年5月19日に日本でレビュー済み
ファイナンスのプロによる、人間の思考に関する考察です。著者は、モルガン・スタンレー・キャピタルを経て、現在は国内有数のPE(プライベート・エクイティー)に勤務する、キレキレの人材です。
PEの激務にも関わらず、課外活動としてNPOを立ち上げ、他様々な社会貢献活動の実績をして、Global Shapers、Asia Young Leaders、Leaders of Tomorrowなどにも選出されています。最近の少し尖った若手であれば、彼の名前を意識していない人は少ないと思います。
書籍のタイトルは、日本では出版社が決めることが多いため、本書のタイトルは「アレ」な感じです。ですが、この本が深堀していく以下7つの疑問へのアプローチは、著者がこれまでどれほど真剣に自らの人生と向き合ってきたのかが伝わる、圧倒的なものです。
1.なぜアイディアは時間が経ってからやってくるのか
2.なせあなたのアイディアを分かってくれる人と分かってくれない人がいるのか
3.なぜ賢い人間でさえも経験者には騙されてしまうのか
4.なぜ濃い経験をした人ほど判断力に優れているのか
5.そもそも直感や信念は鍛えられるのか
6.なぜ組織理念は必要なのか
7.なぜ大企業になると新しい発想が出にくくなるのか
時間があれば、せめて本書の「おわりに」だけでも読んでいただきたいです。そこから、少しだけ著者の言葉を引用しておきます。
・本当の論理、世界を前に進める論理は、おそらく、目に見える論理を飛び越えたところに存在しているのだと思います。真理にたどり着き、世界を前に進めるためには、私たちは時に勇気をもって飛躍しなければいけません。それがたとえ、一部の「賢い人々」から笑われることになったとしても。体験に根づいた直感と信念があってこそ、世界は前に進みます。「できるかどうかじゃない、やるんだよ」と、それができない100の理由をなぎ倒しながら前進する人々こそ世界を進歩させるのだと、私は強く主張したいのです。(p235)
これだけの本が1,300円で手に入る現代という時代に感謝したいです。
PEの激務にも関わらず、課外活動としてNPOを立ち上げ、他様々な社会貢献活動の実績をして、Global Shapers、Asia Young Leaders、Leaders of Tomorrowなどにも選出されています。最近の少し尖った若手であれば、彼の名前を意識していない人は少ないと思います。
書籍のタイトルは、日本では出版社が決めることが多いため、本書のタイトルは「アレ」な感じです。ですが、この本が深堀していく以下7つの疑問へのアプローチは、著者がこれまでどれほど真剣に自らの人生と向き合ってきたのかが伝わる、圧倒的なものです。
1.なぜアイディアは時間が経ってからやってくるのか
2.なせあなたのアイディアを分かってくれる人と分かってくれない人がいるのか
3.なぜ賢い人間でさえも経験者には騙されてしまうのか
4.なぜ濃い経験をした人ほど判断力に優れているのか
5.そもそも直感や信念は鍛えられるのか
6.なぜ組織理念は必要なのか
7.なぜ大企業になると新しい発想が出にくくなるのか
時間があれば、せめて本書の「おわりに」だけでも読んでいただきたいです。そこから、少しだけ著者の言葉を引用しておきます。
・本当の論理、世界を前に進める論理は、おそらく、目に見える論理を飛び越えたところに存在しているのだと思います。真理にたどり着き、世界を前に進めるためには、私たちは時に勇気をもって飛躍しなければいけません。それがたとえ、一部の「賢い人々」から笑われることになったとしても。体験に根づいた直感と信念があってこそ、世界は前に進みます。「できるかどうかじゃない、やるんだよ」と、それができない100の理由をなぎ倒しながら前進する人々こそ世界を進歩させるのだと、私は強く主張したいのです。(p235)
これだけの本が1,300円で手に入る現代という時代に感謝したいです。
2014年7月19日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
キャッチーなタイトルとは裏腹の哲学書(ビジネス書でもない)。一瞬で正しい決断をするには、というテーマへの筆者なりの思索の全てが詰まっている。文中引用箇所が多いのが気にはなる。願わくば、数十年後、筆者が同じテーマで書いたエッセイが読んでみたい。私が大好きな塩野七生のエッセイのような、味わい深いエッセイになっているはず。
2013年5月11日に日本でレビュー済み
タイトルは一見、安っぽい自己啓発本を思わせるが、実際には極めて深い。投資プロフェッショナルとして多忙な日々を過ごしながら、NPOの立場で児童養護施設の支援プログラムを作るなど実践を積み重ねてきた筆者が体得した、信念を貫くということの意味、それがもたらす直感についての貴重な証言だ。主な読者ターゲットはビジネスパーソンかもしれないが、もっと幅広く、人生を歩む上での指南を与えてくれる。
「仕事を通じて論理的に考えることを教え込まれている人であればあるほど、論理的に正しいことを話しているときに得も言われぬ安心感を覚えるだろう。私もその一人だ。しかし、それだけでは十分ではないのだ。私たちは時として、自分の経験を信じて、飛躍する勇気を持たなければならない。『論理的で賢い』人々から、時には冷笑を浴びることがあっても、自分のまだ言葉にもできない思いを信じ続ける勇気を」
「ともすると天才のひらめきは、その人の才能の産物であるかのように片づけられてしまいがちだが、おそらくそうではない。天才とは、見方を変えると、常人には真似できないような気の遠くなるような時間と集中力を、たった一つのことに注ぎ込むことができる人々のことだ」
もちろん、ビジネスなどの現場でプロジェクトを切り開いていく人々にとっての、具体的なアドバイスも盛り沢山だ。もやっとした思い、アイデアを「言語化」することで世界は前に進むという指摘。そこで紹介されるホンダの開発プロジェクトの例。
古今東西の哲学書からビジネス書、文学まで、膨大な量の読書からくる引用が、慎さん自身の実践と呼応して、文章の深みを増している点も魅力だ。博覧強記を単なる知識ではなく、血肉へと昇華させている筆者の文章は、知的でありながら暖かい。
筆者は「おわりに」で、「21世紀における世界銀行の代わりとなる民間金融機関」をつくるため、これから起業すると宣言している。それを成し遂げた後でなく、どうしても今、書きたかった本だという。後で書くのでは、「まだ定かになっていないもの、周囲から当初は受け入れられないかもしれないもの、初期においては不完全なものこそが世界を変えるのだ」という本書のテーマからしておかしいからだと。
「仕事を通じて論理的に考えることを教え込まれている人であればあるほど、論理的に正しいことを話しているときに得も言われぬ安心感を覚えるだろう。私もその一人だ。しかし、それだけでは十分ではないのだ。私たちは時として、自分の経験を信じて、飛躍する勇気を持たなければならない。『論理的で賢い』人々から、時には冷笑を浴びることがあっても、自分のまだ言葉にもできない思いを信じ続ける勇気を」
「ともすると天才のひらめきは、その人の才能の産物であるかのように片づけられてしまいがちだが、おそらくそうではない。天才とは、見方を変えると、常人には真似できないような気の遠くなるような時間と集中力を、たった一つのことに注ぎ込むことができる人々のことだ」
もちろん、ビジネスなどの現場でプロジェクトを切り開いていく人々にとっての、具体的なアドバイスも盛り沢山だ。もやっとした思い、アイデアを「言語化」することで世界は前に進むという指摘。そこで紹介されるホンダの開発プロジェクトの例。
古今東西の哲学書からビジネス書、文学まで、膨大な量の読書からくる引用が、慎さん自身の実践と呼応して、文章の深みを増している点も魅力だ。博覧強記を単なる知識ではなく、血肉へと昇華させている筆者の文章は、知的でありながら暖かい。
筆者は「おわりに」で、「21世紀における世界銀行の代わりとなる民間金融機関」をつくるため、これから起業すると宣言している。それを成し遂げた後でなく、どうしても今、書きたかった本だという。後で書くのでは、「まだ定かになっていないもの、周囲から当初は受け入れられないかもしれないもの、初期においては不完全なものこそが世界を変えるのだ」という本書のテーマからしておかしいからだと。