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ウクライナ戦争をどう終わらせるか 「和平調停」の限界と可能性 (岩波新書 新赤版 1961) 新書 – 2023/2/21

4.1 5つ星のうち4.1 30個の評価

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ロシアによるウクライナ侵攻開始から1年。核兵器の使用も懸念される非道で残酷な戦争を終結させる方法はあるのか。周辺国や大国をはじめとする国際社会、そして日本が果たすべき役割とは何か。隣国での現地調査を踏まえ、ベトナム、アフガニスタン、イラクなど第二次世界大戦後の各地の戦争・内戦を振り返りつつ模索する。
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著者について

東 大作(ヒガシ ダイサク)
1969年生まれ.NHK ディレクターとして「イラク復興 国連の苦闘」(世界国連記者協会銀賞)などを企画制作.退職後,カナダ・ブリティッシュコロンビア大学で博士号取得(国際関係論).
国連アフガニスタン支援ミッション和解・再統合チームリーダー,東京大学准教授,国連日本政府代表部公使参事官などを経て,上智大学グローバル教育センター教授.
著書 『平和構築──アフガン,東ティモールの現場から』(岩波新書,2009年)
   『内戦と和平──現代戦争をどう終わらせるか』(中公新書,2020年)
   Inclusivity in Mediation and Peacebuilding(Edward Elgar, 2022) ほか

登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ 岩波書店 (2023/2/21)
  • 発売日 ‏ : ‎ 2023/2/21
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 新書 ‏ : ‎ 212ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4004319617
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4004319610
  • 寸法 ‏ : ‎ 0.9 x 10.7 x 17.3 cm
  • カスタマーレビュー:
    4.1 5つ星のうち4.1 30個の評価

著者について

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東 大作
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上位レビュー、対象国: 日本

2023年11月8日に日本でレビュー済み
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この本を読んでいる時に,中東でハマスとイスラエルの戦争が始まりました。ウクライナとロシアの戦争だけでも物価の高騰や,いわゆる「西側」「東側」さらには「グローバルサウス」と呼ばれる「極」があって,それぞれの思惑で動き世の中を難しくさせ,息苦しさを感じているのに,ますます強くそれを感じる世の中になってきた。解決の糸口は当分摘まめそうにもありませんね。人間の思考はこのまま退化していくのでしょうか。
2023年8月9日に日本でレビュー済み
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ウクライナとロシアの双方が満足する停戦や終戦は難しい。どこで妥協できるかについては、著者の考察や判断に近い考えが妥当な気がします。但し、例え戦争が停戦・終結したとしても、ウクライナ側のロシアに対する恨みは永遠に残るでしょう。また、プーチンの戦争犯罪に対する断罪はプーチンが亡くなっても長期に渡って続けられる事になるでしょう。第二次世界大戦後のドイツがそうであったように。
2人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2023年4月28日に日本でレビュー済み
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著者はウクライナ戦争を「どう終わらせるのか」について、戦争開始時の昨年2月24日ラインまでロシアを押し戻し、クリミアやドンバス地方の一部は交渉の中で解決を図るとする調停案を繰り返し示している。
しかし、現時点でロシアがウクライナ東部4州を占領し、自国の一部と宣言している以上、2月24日ラインまでロシアを押し戻すためには、ウクライナは反転攻勢の戦闘を続け、米欧日はそれを支援し続けなければならないだろう。すなわち、即時停戦ではなくウクライナが反撃戦争に勝利する必要があるということだ。
著者の言う「和平調停」はその後にはじめて可能になる。

ウクライナのNATO加盟問題については、フィンランドやスウェーデンが中立政策を捨ててNATO加盟を表明し、すでにNATOに加盟しているポーランドやバルト三国が反ロシアの姿勢を強めている現在、ウクライナがNATOに加盟しないとする意味はロシアにとって大きくないし(元々侵略の口実だったと思う)、逆に、侵略されたウクライナにとっては加盟は死活問題といえる。
著者は「ロシアとの共存など未来永劫図れない」という意見に対して、第2次大戦中の侵略国家であるドイツや日本とも戦後は共存してきたではないかという。しかし、これはナチスドイツと大日本帝国が無条件降伏して、国家体制が大きく変更されてはじめて可能となったことだ。したがって、平和共存のためには、少なくとも侵略戦争を始め、現在も無差別空爆等の戦争犯罪を続けているプーチン政権が根本的に変革される必要があるのではないか。
NATO対ロシアではなく、NATOにロシアを取り込んで軍事同盟を集団安全保障体制に変革することがめざされるべきである(ソ連崩壊直後にはそうなる可能性はあった)。

また、著者は「民主主義対専制主義」の図式にしないことを強調するが、疑問である。
ロシアにせよ北朝鮮にせよ、あるいは台湾の武力統一を否定しない中国にせよ、専制主義国家が平和な国際秩序を脅かしているのであり、民主主義国家が減少しポピュリズムや権威主義の勢力が増加していることに世界情勢の不安定化の要因はある。著者は「最低限の国際ルールを守る国」かどうかを対立軸とするというが、専制主義国家はいともたやすくこれを破ってしまう。現に、ロシアに対する制裁に同調しない国の多くは専制主義国家であり、これらの国々は「最低限の国際ルール」よりも自国の専制支配者の利益を優先しているといえる。
民主主義のルールと価値観を確認し広く共有していくことこそが、やはり国際法秩序にとって重要なのである。
7人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2023年4月6日に日本でレビュー済み
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ロシアとウクライナの戦争をどう終わらせるかを考えた評論。

今までの戦争の終わり方、和平調停の在り方、これまでの戦争の終わり方、経済制裁の有効性、戦争が終わってからの課題、難民支援、今の日本が何をすべきか、等を論考されております。

結論から言うと、もう起こってしまったものはしょうがないので、出来るだけ被害を最小限にして終わらせるにはどうすればいいかを、現実的に考えている様に思いました(多分:違ったらすいません)。

その上で、戦争が仮に終わったとしても、戦争中に起きた犯罪の処分や、経済制裁の効果、難民の支援の重要性を極めて具体的に模索しており、一庶民としても考えさせられる評論になっていると思いました。

個人的には軍備や軍事目的の支援はあまりしないで、庶民への配慮(食事、生活用品、冷暖房器具等)の支援や難民の受け入れで対応するのが、今の日本での役割で重視した方がいいかと思いました。

ただ、日本の国内でも様々な問題が発生しており、それらの解決も重要なので、他国の支援よりも自国の問題を解決してもらいたい、という見識もあると思うし、私も反論は出来ないので、そういう問題もありそうでなかなか難しいと思ったのも真実でした。

「自民党の絶望」という評論によると、今核戦争が起きると、日本の人口の6割が餓死するという推計があるそうで、ウクライナの戦争で核兵器が使われると、そういう問題もあるので、決してこの戦争が他人事ではないものではありますが、正直に申すと皮膚感覚として、危機感を抱いていなかったりもするので(すいません)反省しております。

戦争が起こってしまった際の解決策を具体的現実的に模索した評論。必読。

蛇足ですが、アフガンを支援されていた中村さんの活動に関する所に感銘をうけました。金を出して高度な灌漑設備を作るより、問題が発生した時、現地の人が調達可能な素材で灌漑設備を作るという支援をしていたそうで、海外への支援の在り方を現実的に実施していた偉大な方だったのだなと思いました。
3人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2023年2月26日に日本でレビュー済み
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①「ウクライナ戦争終結への課題を探りつつ」②「『ロシアのウクライナ侵攻』によって大きく変化してしまった世界において、日本がどのような役割を果たし、生き方をすべきか(p.v)」を示そうとする。
 ①について著者は「二月二四日ラインまでのロシア軍の撤退」「クリミア半島とドンバスの一部は別途、交渉」「ウクライナはNATOに加盟せず、新たにロシアも含めた安全保障の枠組みを作る(p.119)」の3点を、停戦や西側諸国による経済制裁の解除条件にすべきだとする。つまり「クリミア半島の奪還」等は棚上げするということだ。
 また、プーチン露大統領などの戦争犯罪については「まずは戦争を終結させ、その後、ロシアのウクライナの間に戦争犯罪に関する委員会を設置し、この戦争で起きた悲劇について事実を明確化し、必要に応じて個人レベルの謝罪や賠償を行い、二度とこのようなことが起きないように共通理解を深めていくことを模索する作業を続ける」というような対応も「現実的な方策(p.103)」として考えるべきとする。つまりICCなどによる国際的な裁判は難しいということだ。
 「正義」と「平和」のトレードオフというところだが、現実主義的には著者の言うことは妥当に思える。
 参考になった点。
1 戦争終結に向けての課題を、領土問題、戦争犯罪、ウクライナを取り巻く安全保障の枠組み作り、さらには戦時賠償・補償に整理していること。
2 「開戦当初バイデン米大統領が強調していた『民主主義国家』対『専制主義国家』という図式ではなく、むしろ『最低限の国際ルールを守る国』対『それを守らない国』という図式に持っていくことが賢明(p.178)」という指摘。なるほど中国や第三世界の専制主義国家を敵に回さないということは大事だ。
 不満な点。
1 上に紹介した条件での停戦を成立させるためには「紛争当事国であるウクライナとロシアに対して説得する影響力、いわゆる『レバレッジ』(p.66)」をもつ米国と中国が動かなければならないと書くに止まり、目標は明示されてもそこに至る方法については述べられていないこと。
2 1に関連して、中国について「中国に対して主張すべき点は主張し、必要な防衛力を整備し、警備活動も行いながら、合意できる点は合意し、軍事衝突になる事態を避けていくことが肝要である(p.157)」というような、ありふれた意見しか表明されていないこと。著者が東アジア政治の専門ではないからなのかもしれないけれど。
3 ②について「欧米の圧倒的関心と外交資源がウクライナ問題に費やされる中、日本が中東やアフリカなど第三世界における、一国で解決できないグローバルな課題のために主体的な役割を果たすこと(p.155)」を提唱していること。そのこと自体を否定するものではないが、本書のタイトルからするとこれはいささか的外れの印象を受ける。
13人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2023年6月4日に日本でレビュー済み
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多くの戦争現場対策に関わって来られた著者ならではの、力作労作だ。読みながら頷く箇所が多い。ところが、凡庸な評者は、政治家らの、その 策略・謀略・駆け引き・打算・妥協・面子・エゴ・・・などなどに、ほとほと頭が疲れ果ててしまってきた…。犠牲死傷破壊この上ない、ウクライナ(とロシア)の庶民大衆が、ただただ 気の毒でならない!! 「ウソ・偽り」が要らぬ混乱狂乱を有み、「殺し合い」が悲惨地獄を有んでいるのだ。もういい加減にしろ!!
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2023年3月1日に日本でレビュー済み
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題は『ウクライナ戦争をどう終わらせるか』であり、帯には大きく「国際社会、そして日本は何をすべきか?」である。
そうすると、国際社会そして日本は、ウクライナ戦争を良い形で終わらせるために、何をなすべきかというテーマの本のように思えるが、必ずもそうとはいえない。
というのは、「ウクライナ戦争をどう終らせるのか」つまり終結予測、和平調停、和平へのシナリオ等について書かれているのは主に前半の第1章から第5章までで、ここでは戦争当事国と国際社会、つまり、ウクライナ、ロシア、アメリカ、中国、トルコ、国連事務局、国際司法裁判所は出てくるが、日本はほとんど出てこない。
本書の後半部分は第6章「日本のウクライナ難民支援ー隣国モルドバでの活動」と第7章「今、日本は国際社会で何をすべきかー深刻化するグローバルな脅威と日本」からなり、こちらでは日本が頻出する。
第6章は前半はウクライナの隣国で貧国のモルドバでのモルドバ政府機関と日本人NGOのウクライナ支援活動、後半はウクライナ難民の体験記。
第7章は前半は対ロシア対中国の日本の防衛問題、中盤は世界の軍事紛争における調停国としての日本の役割、後半は日本がクリーンエネルギー大国となり、クリーンエネルギーを輸出し、途上国をクリーンエネルギーで支援していくという日本の目指すべき未来である。
結論は「グローバルな課題の解決のために地道に現場で汗を流し、同時に「グローバル・ファシリテーター」として味方を増やす外交を推進していくこと」が日本の今後の生き方である。(185頁)。
私的感想
○これまでのウクライナ戦争本、ウクライナ戦争特集との違いは、19世紀、20世紀、21世紀のウクライナ史、ウクライナ政治史をばっさり切り捨ててしまったことである。歴史は、世界の過去の軍事紛争の和平工作と終戦処理の歴史に限定され、あとは現在未来の問題に焦点が絞られている。そのため、ウクライナ戦争本としては、たいへん読みやすい。頁も200頁未満。
○本書の前半部分の「ウクライナ戦争をどう終らせるのか」は情勢解析、様々なシミュレーション、著者提案とも興味深かった。既出レビューに内容等が書かれているので、私は省略。
○本書の後半部分のうち、第6章の「日本のウクライナ難民支援ー隣国モルドバでの活動」は本書で一番興味深く、共感できた。モルドバ政府機関の活動も、日本政府の支援も、日本NGOの活躍も率直にすごいと思う。クリーンな部分が強調されているのかもしれないが、そこはまあいいだろう。モルドバという貧国の複雑な状況も比較的丁寧に書かれてはいる。
○第7章は、防衛力強化やグローバル資本主義の輸出みたいな話がチラチラ出てきてちょっと怖いが、著者の理論構造は理解できる。しかし、クリーンエネルギーの輸出以前に、日本のクリーンエネルギー化がいつできるのか・・。
3人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2023年4月22日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
ウクライナ戦争をどう終わらせるかという課題について、的確に答えている本があまり無いので参考になります。
1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート