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ドリアン・グレイの肖像 (岩波文庫 赤 245-1) 文庫 – 2019/9/19
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19世紀末、ロンドン。画家のモデルをつとめるドリアンは、若さと美貌を映した自らの肖像画を見て、自分自身はいつまでも若々しく、年をとるのは絵のほうであってほしいと願う――。快楽に耽り悪行に手を染めながらも若さを保ちつづけるドリアンと、かれの魂そのままに次第に恐ろしい醜悪な姿に変貌する肖像画との対比を描く。新訳。
- 本の長さ509ページ
- 言語日本語
- 出版社岩波書店
- 発売日2019/9/19
- ISBN-104003224590
- ISBN-13978-4003224595
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対象商品: ドリアン・グレイの肖像 (岩波文庫 赤 245-1)
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登録情報
- 出版社 : 岩波書店 (2019/9/19)
- 発売日 : 2019/9/19
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 509ページ
- ISBN-10 : 4003224590
- ISBN-13 : 978-4003224595
- Amazon 売れ筋ランキング: - 41,545位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2019年10月13日に日本でレビュー済み
言われなくてもよいしょするよ。
これまで、岩波文庫には『ドリアン・グレイの画像』として、西村孝次訳で収録されていた。それでも、別によかったと思う。けれども、富士川義之訳は現代的で非常に読みやすくなった。
新潮文庫の福田恆存訳がそうで、ワイルドの文章はけばけばしい風がある。『サロメ』は傑作だとは全然思えない。むしろ、軽視されがちな『まじめが肝心』のほうが全然おもしろい。
主人公はたしかにドリアン・グレイだが、大方の読者はヘンリー卿に肩入れして読むことになるのではないか。ドリアンはワイルドの悪い部分のように思える。この小説が失敗作なのも主人公が大しておもしろい人物ではないからに違いない。
よく名前が聞かれるアルフレッド・ダグラスなんていうのも、ワイルドにとって汚点でしかなかった。作品と現実を混同する必要などまったくない。それに、バジルとドリアンの関係はむしろ少年愛の模倣であり、同性愛ではない。
それゆえ、雑誌版の無削除版はわたしにとって無用である。ちなみに、日本の少年はちっとも魅力的ではないため、西洋での少年愛の文化は理解しがたい。
と、ここまで書いてきて全然ドリアン・グレイをよいしょできていないことに気づいた。これでは作者は気持ちよくならないね。図書カードもおあずけか。
これまで、岩波文庫には『ドリアン・グレイの画像』として、西村孝次訳で収録されていた。それでも、別によかったと思う。けれども、富士川義之訳は現代的で非常に読みやすくなった。
新潮文庫の福田恆存訳がそうで、ワイルドの文章はけばけばしい風がある。『サロメ』は傑作だとは全然思えない。むしろ、軽視されがちな『まじめが肝心』のほうが全然おもしろい。
主人公はたしかにドリアン・グレイだが、大方の読者はヘンリー卿に肩入れして読むことになるのではないか。ドリアンはワイルドの悪い部分のように思える。この小説が失敗作なのも主人公が大しておもしろい人物ではないからに違いない。
よく名前が聞かれるアルフレッド・ダグラスなんていうのも、ワイルドにとって汚点でしかなかった。作品と現実を混同する必要などまったくない。それに、バジルとドリアンの関係はむしろ少年愛の模倣であり、同性愛ではない。
それゆえ、雑誌版の無削除版はわたしにとって無用である。ちなみに、日本の少年はちっとも魅力的ではないため、西洋での少年愛の文化は理解しがたい。
と、ここまで書いてきて全然ドリアン・グレイをよいしょできていないことに気づいた。これでは作者は気持ちよくならないね。図書カードもおあずけか。
2020年9月30日に日本でレビュー済み
"美は表面的なものにすぎぬというひとがある。あるいはそうかもしれない。だが、少なくとも思想ほど表面的ではないでしょう"1891年発刊の本書は、耽美的・退廃的・懐疑的な19世紀末文学の旗手とされた著者によるシンプルなれど唯一無比な輝きをはなつ悪徳についての寓話作品。
個人的には、若い時に手にとった時には耽美的な世界観、同性愛的な三角関係に興味が持ちにくかったのだけれど。あらためて向き合ってみました。
さて、そんな本書は物語としては割とシンプルで、類いなる美貌に恵まれた若者ドリアン・グレイ、ドリアンをモデルに肖像画を描く芸術家のバジル、そして2人の友人である快楽主義者のヘンリー卿の【3人のやりとりを中心に】純粋であったドリアン・グレイが『肖像画』の完成と【あることをきっかけにして】悪徳の道、破滅の道へと加速度的に踏み入れていくのを描いているのですが。
やはり印象に残るのはヘンリー卿の芸術や結婚、人生や英国社会に対しての【独特で偏見に満ちながらも】諧謔的、諷刺的な台詞回し(『三十五を超えているのに、ピンクのリボンが好きだというような女も信頼できない』等)それに対する、作中では"弟子"的な立場で影響を受け続ける(汚される)ドリアン・グレイとの【戯曲的なやりとり】でしょうか。どこかで機会があったら『思わず引用したくなる魅力的な言葉』を沢山見つけることができました。
また、作品と作者は『本来は切り離して捉えないといけない』のですが。やはりヘンリー卿、そして作品全体に漂う世界観には【完全な創作というより】著者自身の当時においては禁忌とされたホモセクシャル、そして美的価値観が【公然と示されている】ように感じられ、結果として、この作品をきっかけに知り合った十六歳年下の青年、アルフレッド・ダグラスとの恋愛や破滅についても、どうしても重ねて考えてしまいます。
耽美的、怪奇的な作品が好きな人へ。同性愛的な背徳感溢れる作品好きな方にもオススメ。
個人的には、若い時に手にとった時には耽美的な世界観、同性愛的な三角関係に興味が持ちにくかったのだけれど。あらためて向き合ってみました。
さて、そんな本書は物語としては割とシンプルで、類いなる美貌に恵まれた若者ドリアン・グレイ、ドリアンをモデルに肖像画を描く芸術家のバジル、そして2人の友人である快楽主義者のヘンリー卿の【3人のやりとりを中心に】純粋であったドリアン・グレイが『肖像画』の完成と【あることをきっかけにして】悪徳の道、破滅の道へと加速度的に踏み入れていくのを描いているのですが。
やはり印象に残るのはヘンリー卿の芸術や結婚、人生や英国社会に対しての【独特で偏見に満ちながらも】諧謔的、諷刺的な台詞回し(『三十五を超えているのに、ピンクのリボンが好きだというような女も信頼できない』等)それに対する、作中では"弟子"的な立場で影響を受け続ける(汚される)ドリアン・グレイとの【戯曲的なやりとり】でしょうか。どこかで機会があったら『思わず引用したくなる魅力的な言葉』を沢山見つけることができました。
また、作品と作者は『本来は切り離して捉えないといけない』のですが。やはりヘンリー卿、そして作品全体に漂う世界観には【完全な創作というより】著者自身の当時においては禁忌とされたホモセクシャル、そして美的価値観が【公然と示されている】ように感じられ、結果として、この作品をきっかけに知り合った十六歳年下の青年、アルフレッド・ダグラスとの恋愛や破滅についても、どうしても重ねて考えてしまいます。
耽美的、怪奇的な作品が好きな人へ。同性愛的な背徳感溢れる作品好きな方にもオススメ。
2022年7月18日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
原文と対比して読むことで英語の学習になるだけでなく、ワイルドの世界に対する理解も深まる。とても勉強になった。